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intel、Thunderbolt3をどこでも有効にするための対策を講じ、プロトコルをリリース

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インテルは、Thunderbolt 3でもたらされたイノベーションを誰もが利用できるようにするための道を進んでいます。

本日、Intelは、Intel Thunderboltプロトコル仕様をUSB Promoter Groupに提供し、他のチップメーカーがThunderbolt互換のシリコンを無償で製造できるようにしたことを発表しました。

さらに、USB Promoter Groupは、Thunderboltプロトコルに基づくUSB4仕様の保留中のリリースを発表しました。

基盤となるThunderboltとUSBプロトコルの統合により、USB Type-Cコネクタベースの製品間の互換性が向上し、人々の接続方法が簡単になります。

「Thunderboltプロトコル仕様をリリースすることは、今日の最もシンプルで汎用性の高いポートを誰もが利用できるようにするための重要なマイルストーンです。これは、Thunderbolt 3の今後のIntelプロセッサへの統合と相まって、業界と消費者にとってのメリットです」とIntelのクライアントコネクティビティ部門ゼネラルマネージャ、Jason Ziller氏は述べた。

 

以前、IntelはThunderbolt 3を将来のIntel CPUに統合し、Thunderboltプロトコル仕様を業界にリリースする計画を共有していました。

CES 2019に詳細に説明されているように、Intelの次期10nmプロセッサコードネーム「Ice Lake」がThunderbolt 3を統合する最初のものになるでしょう。

プロセッサ統合は、本日の発表と合わせてThunderboltの大規模主流採用を促進すると予想されます。

Thunderbolt 3の業界での採用が加速しています。

Thunderbolt 3はWindows 10、MacOS、Linuxで完全にサポートされています。

これらのポートを搭載したPCの容量は、毎年数千万の2倍に増え続けています。

そしてすべての最新のMacはThunderbolt 3ポートを持っています。

Thunderbolt 3では、400を超えるPC設計が可能になりました。

周辺機器の容量も、ドック、ディスプレイ、ストレージ、外付けグラフィックなど、さまざまな製品カテゴリから認定された450以上の認定機器で毎年2倍に増え続けています。

コマーシャルノートブックマネージメント担当バイスプレジデント、ビル・ゴーデン(Bill Gorden)は、次のように述べています。

「将来のオフィスに対するHPのビジョンを実現するには、シームレスな接続性、強力なパフォーマンス、そしてシンプルさが欠かせません。Thunderbolt 3は、IT部門が求める柔軟性と人々が愛する経験を提供する、新しいノートブックコンピュータとドックへの強力な追加機能です。」

Samsung ElectronicsのPC戦略マーケティング担当副社長、Mincheol Leeは、次のように述べています。 「我々は、より革新的なThunderbolt 3製品を市場に投入するための、Intelとの継続的な協力を楽しみにしています。」

Thunderboltは、複数の業界仕様を業界をリードする一連の製品機能に統合することによって、世界トップクラスのパフォーマンス、使いやすさ、および品質を実現します。

Thunderboltはエンドツーエンドのソリューションでサポートされているため、コンピュータープログラム、周辺機器、ケーブルメーカーは、すべてのThunderbolt接続製品に対して一貫した経験を保証することができます。

  • インテルは業界と協力して、製品機能、検証テスト、および厳密な認証要件を定義しています。
  • Microsoftと密接に連携して、プラグアンドプレイ、プラットフォームの電源管理、システムの充電、およびウェイクウェイク機能に最適化されたThunderbolt 3の組み込みWindows 10サポートを提供します。
  •  Intel CPUプラットフォームとペリフェラルリファレンスデザインの検証
  • 幅広い製品タイプおよび製造業者にわたる相互運用性を確実にするのを助けるための広範囲の徹底的なテスト
  • すべてのコンピュータ、周辺機器、ケーブルに必須のThunderbolt認証
  • Thunderboltケーブルメーカーのためのケーブル使用可能化およびケーブル品質監査

Intelをはじめとする業界のリーダーは、Thunderboltテクノロジを革新し続け、シリコンやケーブルからPCや周辺機器まで、最先端の接続ソリューションを提供しています。

ソース:techpowerup - Intel Takes Steps to Enable Thunderbolt 3 Everywhere, Releases Protocol

解説:

リークでもなんでもありませんが、Thunderbolt3が仕様を公開し、USB4.0がThunderbolt3になる見込みであるとのことです。

公式発表なので日本の大手メディアさんでもすでにニュースになっています。

intelが規格を無料で公開すれば当然このようについてくる企業はたくさんあります。

最近パッとしないニュースが続いていたintelですが、これがintelのという企業の本当の強さだと思います。

AMDもRyzenでかなりの挽回をしましたが、こうした業界の標準規格を引っ張っていけるのはやはりintelだけだと思います。

これで今までは一部のノートPCにしかついてなかったWindowsマシンにもThunderbolt3が付くことになります。

 

簡単に説明しておくと、ThunderboltはもともとMAC用の接続規格で、DisplayProtとPCI Expressが元になっています。

intelとappleが策定した規格なので、あまりWindows用としては積極的に搭載されていません。

一部のメーカー製ノートPCを中心として細々と搭載されているにすぎません。

ややこしいのはUSB Type-Cとコネクタ形状が同じということです。

Thunderbolt3のUSB Type-CコネクタはUSB3.1Gen1/Gen2を含みます

しかし、USB Type-Cは特に規定があるわけではないので、USB3.1Gen1/Gen2のみのこともあります。(Thunderbolt3対応が明確に記載されていない限り対応していない。また、Thunderbolt3のフルスピードである40Gbps(20Gbps全二重)を使うためには対応ケーブルが必要となります)

私は一度も見かけたことはありませんが、USB Type-Cはプロトコルの縛りが無いので、USB2.0のみ対応であっても別に規格違反でも何でもありません。

USB Type-Cにはこれらのデータリンク用のプロトコルとは別にUSB PDという給電用の企画もあり、最大100Wまで給電可能です。

これもUSB Type-Cであればすべてが対応しているわけではありませんので、スペックで明示されていなければ対応はしていないと考えてよいでしょう。

あまりに複雑すぎて文章で説明しただけでは理解できないかもしれません。

USB Type-Cケーブルの変換はUSB Type-Cメス-USB TypeA(普通のUSB)オスに変換するのは規格違反なのですが、普通に売っています。

これはType-Cに給電規格のPDが含まれていますが、Type-Aにはそうした定義はないため危険だからです。

しかし、現状では求める人がいるので存在しているという危ない状況になっています。

あまりに状況がカオスすぎて、ネット上でもUSB Type-Cはできるだけ使いたくないといってる人は結構見かけますし、私もあまり好きではないです。

 

ここにUSB4.0として普通にThunderbolt3が乗っかることになりました。

Thunderbolt3は現状でもUSB Type-Cケーブルを使って接続していますが、これが正式にUSB4.0になるということです。

USB Type-Cにはケーブルを単なるデータを流す土管として使うモードがついており、Thunderbolt3の場合はこのモード(Altモード)を使って接続しています。

 

我々ゲーマーにとってはどうなるのか?

ここに来るようなハードに狂っているゲームオタクならば、eGPU(GPUを外付けする仕組み)は当然ご存知のことと思いますが、このeGPUは知っての通りThunderbolt3を使って接続しています。

intelはIce Lake世代からThunderbolt3をチップセットの中に取り入れるようですので、次世代のintelプラットフォーム用のMini-ITXやNCU用にこのeGPUが一般的になるかもしれません。

そうなれば価格がドカンと下がって、こうした小型PCに外付けでミドルクラス程度のGPUをつけるのが一般的になるかもしれません。

また、ノートPCにもドックのような形で外付けGPUを提供する製品群が現れるかもしれません。

今のところは全くそうした予定は聞きませんが、中国の企業あたりはこうしたものをすでに製品化に向けて動いているかもしれません。

このため、Mini-ITXの1/4程度のサイズだったPico-ITXという規格が昔あったのですが、こうしたプラットフォームがeGPUを前提として復活するかもしれません。(したらいいなあ程度の話と思ってください。まあ、今はNCUもありますし、難しいかなとも思いますが・・・。)

ただし、Thunderbolt3自体は速いといってもあくまでも外付け用のシリアルバスとしてであり、PCI Expressの速度に直すとPCI Express Gen2X4と同等レベルのスピードであるに過ぎないことは理解しておくべきだと思います。

あくまでも、eGPUとはノートPCに無理やりGPUを接続する仕組みであり、GPUによっては本来の性能が引き出せない場合もありますので過剰な期待は禁物です。

ちゃんとしたPCI Expressの接続バスには速度的に全くかなわないです。

 

参考までにeGPUとは下のような製品のことです。

 

Thunderbolt3対応ケーブル。普通のUSB Type-Cケーブルより高いです。

 

こちらは普通のUSB Type-Cケーブル

 

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