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Seagate Iron Wolf 4TBレビュー

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新調したテスト機のパーツレビュー第三弾です。

今回はSeagate IronWolf 4TB ST40000VN008をレビューします。

SeagateのIronWolfといえば、Seagateの家庭向けNAS用HDDです。

性能はあまり高くないですが、NAS用ということで耐久性を重視したスペックとなっています。

当サイトの推奨HDDは以下のリンクから見られます。

推奨HDDモデル一覧

普通のBTOのオプションと違い、2年保証のモデルというのは一切入れてません。

HDDはあたりが悪いと壊れるときは壊れるものなので、できるだけ長く保証がついてるものがよいと思うからです。

あまり目立たないデバイスですが、容量当たりの単価が安いこともあってデータ保管用のストレージとして使われることが多く、故障したときの被害が一番大きいデバイスでしょう。

個人のデータというのは世界で一つだけのものですから、人によっては金額に代えられない価値を持つデータも多いでしょう。

一度でも大容量ストレージを飛ばしたことがある人はわたくしの言うことに同意されると思います。

最低でも三年はメーカーが保証してくれるテスト方法をクリアした品質じゃないと他人に勧める気にはなれないです。

また、HDDの技術革新というものはすでに終わっており、あとはSSDが大容量化するにつれて静かに閉じていくだけのデバイスです。

そのため故障して次のモデルに買い替えても全くスペックアップしてない可能性が高いです。

であれば、できる限り信頼性の高いデバイスを使うのが一番良いと思います。

ちなみに、可動部分のあるデバイスの故障率が上がるのは約5年が境界線といわれていますので、絶対に飛ばしたくないデータがある方は5年で機械的に交換していった方がいいです。

一般的にはSmart情報を見て、代替セクタが自然発生(不意の電源切断など以外)したら交換した方がよいでしょう。

ただし、代替セクタが自然発生するようになったら一気に壊れる可能性もあるので、絶対的な安全性を重視するなら5年で機械的に交換していった方が無難です。

このモデルだと3年保証ですので、5年で機械的に交換していくとすれば、2年間は無保証の状態で使うことになります。

資金に余裕のある人は、悪いことは言わないので5年保証のHDDを使った方がいいです。

例えば、私の買ったこのモデルだと容量が4TBですので、飛ぶと一気に最大4TBのデータが吹っ飛びます。

その被害たるやいちいち説明しなくてもだれでも想像がつくレベルでしょう。

スマホの写真データなどを保存されている人は思い出が一気に吹っ飛び、目を覆わんばかりの被害でしょう。

 

SSDとHDDはどっちが壊れやすい?

素朴な疑問を持たれる方もいると思いますが、これは絶対的にHDDの方が壊れやすいです。

HDDは高速回転する金属またはガラス製の円盤の磁気を微小なヘッドで読み取るという方式をとっています。

ヘッドとディスクの間はたばこの煙の分子1個分より隙間が小さく、ヘッドが動き始めるときにはジェット機に採用されている技術と同じものが使われています。

そのくらい微妙で繊細なデバイスです。

可動部分があるデバイスというのは半導体のみで構成されているデバイスより耐久性が劣ります。

SSDは一流メーカーの製品ならばほぼTBWの範囲内で5年保証ですが、HDDは5年保証モデルは高いです。

端的に言えばすべてコストに跳ね返ってくるので、一般論で壊れやすいのはHDDです。

 

こうしたことがわたくしが3年保証以上のモデルにこだわる理由です。

これはポリシーの一種なのでコスト至上主義で賛同できない人はできないでしょう。

それはそれでよいと思います。

どのくらいリスクを取るかはその人の自由だと思うからです。

 

ただ、HDDは使う人によっては「壊れても保証してもらえるのであればそれはそれでよい」と一概には言えないものなので、自分の使い方をよく考えて、なくなったらどうしても困るデータを持っている方はなるべく信頼性の高い(価格の高い)HDDを使うのが無難だと思います。

 

一部デバイスに関するポリシーの説明になってしまいましたが、Ironwolfのレビューを続けます。

代理店はおなじみSynnexです。

スペック

IronWolf WD Red
型番 ST4000VN008 WD40EFRX-RT2
容量 4TB 4TB
回転数 5900rpm 5400rpm
キャッシュ(MB) 64 64
最大転送速度(MB/s) 180 150
インターフェイス SATA3 6Gbps SATA3 6Gbps
MTBF 100万時間 100万時間
保証年数 3 3

スペックとライバルとの比較です。

ほぼ同様のスペックですが、速度はWD Redの方が遅いということになっています。

この辺はSSD事業を展開して、HDDはデータ専用と割り切っているWesternDigitalの余裕がにじんでいる部分です。

一方でSeagateはSSD事業に参入したばかりでHDDでの性能にもこだわらざるを得ないのでしょう。

価格に関しては、この記事を書いている現在のamazon価格で

Ironwolf ST4000VN008 \14,310

WD Red WD40EFRX-RT2 \15,638

とスペックのカタログ値がWD Redの方が低いにもかわからず1000円以上高くなっており、これがイコールSeagateとWesternDigitalの信頼性の差だといってもよいと思います。

ただし、オカルトになりますが、物のあたりが良い悪いという乱数の偏りが発生してわたくしのようにSeagateのほうがよいという人も少なからずいると思います。

おそらくはWesternDigitalの方がよいという人もいると思いますので、そういう方はWD Redを選ばれるとよいと思います。

 

BenchMark

恒例のCrystalDiskMarkで性能を測ってみました。

 

以前お借りしたマウスコンピューターさんのPCに内臓されていたSeagate ST1000DM010-2EP102のデータです。

容量1TB、7200rpmのBarraCudaです。

 

比較してみると、スペック上ではIronwolf ST4000VN008 の方がかなり低いにもかかわらず、ほぼ同様の値が出ています。

SSDにコピー、SSDからコピーすることを考えるとデータ用のHDDは割とシーケンシャルリード/ライトも使いますので、シーケンシャルリードの値がカタログスペックを超えてるのは素直に凄いと思います。

ランダムリード/ライトの値に至っては7200rpmのBarraCudaを超えており、ちょっと驚きました。

ただ、BarraCudaの方は1TBなので、若干不利かなという感じがします。

容量が小さいほうがディスクの密度が低い可能性が高く、転送速度が不利になる傾向があるからです。

 

ある意味、HDDにスペックを求めても仕方ないのでカタログスペックに達していればわたくしは特に不満はありません。

5900rpmのNAS用HDDでもこれだけの転送速度を誇りますので、実使用上の問題はないと考えて差し支えないでしょう。

4TBというのは容量と価格、PCに保存するデータ量のバランス的に考えて最も使いやすい容量だと思います。

7200rpmのモデルとはカタログ値上は大きな隔たりがあるように感じると思いますが、上のように特に問題になるような差ではありません。

HDDで速度を競ってもある意味仕方ないですので、やはりわたくしはメーカーが3年保証してくれるという信頼性を取りたいと思います。

 

※ここからは余談ですが、HDDを使い始めるときフォーマットすると思いますが、時間がかかってもきちんとフォーマットしましょう。

あれはディスクの表面検査を行っており、不良セクタがあると見つけてくれます。

問題があれば発見できますので、面倒でも必ず最初に使うときはクイックでない普通のフォーマットをしましょう。

私も今回のHDDを使い始めるときはきちんとフォーマットしました。

容量によっては数時間かかりますが、初期不良を見つけるためにも必須の作業ですので面倒くさがらずにやりましょう。

 

※ 2018/11/18追記 早速異音が発生しています。orz。まだ使い始めたばかりなのでどうするのか様子を見たいと思います。SMART情報はもちろん異常なし。RMAっすかねえ。

※ 2018/11/19追記 異音の正体は水冷ユニットの冷却ファンにケーブルが干渉している音でした。Seagateさん疑ってすいません。一生ついていきます(笑

 

今回紹介したHDD

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