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Super Talent FPI256MWR7 NVMe SSD 256GBレビュー

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他社製品のとの比較記事はこちらです。

 

概要

今日はSuper Talent FPI256MWR7のレビューを行います。

Super Talent公式HP

Super Talentはアメリカのメモリ企業です。

知らない人は怪しいメーカーと感じるかもしれませんが、一般消費者向けの製品ではなく、産業用製品も手掛けています。

日本では一般製品としての知名度は低いかもしれませんが、業歴の長いれっきとしたメモリ関連製品を作っているメーカーです。

本社はアメリカ、シリコンバレーにありますのでカリフォルニア州と言うことになります。

公式HPには以下のようにあります。

Super Talent は、米国と中国の両方に最新の ISO 9001 認定製造施設を持ち、20 以上の高度に自動化された表面実装 (SMT) 組立ラインを持っています。

ちゃんと自社Fabを持っているメモリ企業と言うことになります。

関連特許も多数持っているようで、非常に高い技術力が期待できるでしょう。

イメージから見るほど怪しい企業ではないことが分かっていただけるのではないでしょうか。

代理店はKingMAXと同じSACです。

Super Talent 日本代理店 - 株式会社SAC 製品紹介ページ

KingMAXと同じように産業系製品も出していますし、この代理店はなかなか目の付けどころが良いなと思います。

私は知名度の低い会社の製品(掘り出し物)を発掘するのが好きですから、会社のことは一通り調べるようにしています。

先進国に本拠地を置くということは厳しい国内基準や国際基準をクリアしているということであり、Super Talentは知名度の高い一流ブランドに準ずる信頼性があると考えてよいと思います。

 

 

レビュー品の紹介

 

それでは実際の製品を見てみましょう。

シリーズM.2 PCIe NVMe EXシリーズ
型番FPI128MWR7FPI256MWR7FPI512MWR7FPI1TBMWR7
JANコード0841106110688084110611065708411061106330841106110541
容量128GB256GB512GB1TB
製品サイズ22.0 x 80.0 x 3.8mm22.0 x 80.0 x 3.8mm22.0 x 80.0 x 3.8mm22.0 x 80.0 x 3.8mm
製品重量6.5g6.5g6.5g6.5g
梱包サイズ69 x 128 x 17.2mm69 x 128 x 17.2mm69 x 128 x 17.2mm69 x 128 x 17.2mm
梱包重量24.6g24.6g24.6g24.6g
インターフェイスPCIe NVMe Gen 3x4PCIe NVMe Gen 3x4PCIe NVMe Gen 3x4PCIe NVMe Gen 3x4
フォームファクターM.2 2280M.2 2280M.2 2280M.2 2280
シーケンシャルリード(最大)2100MB/s3000MB/s3000MB/s3000MB/s
シーケンシャルライト(最大)700MB/s1300MB/s2700MB/s3000MB/s
TBW50TB120TB240TB480TB
動作温度0 ~ 70℃0 ~ 70℃0 ~ 70℃0 ~ 70℃
電圧3.3V± 8%3.3V± 8%3.3V± 8%3.3V± 8%
対衝撃1500G /0.5ms1500G /0.5ms1500G /0.5ms1500G /0.5ms
MTBF100万時間100万時間100万時間100万時間
保証3年またはTBWの
どちらか早い方
3年またはTBWの
どちらか早い方
3年またはTBWの
どちらか早い方
3年またはTBWの
どちらか早い方

※ 製品型番をクリックすると販売ページが別Window・タブで開きます。

 

HPの仕様には上のようにあります。

保証は基本的に3年ですし、TBWもあまり大きい方ではありません。

もっとも安価な製品ですから、価格なりと言ってもよいと思います。

ネットから調べられる情報はここまででしょうから、実際の製品を見てみましょう。

いつも通りFlash_idをかけてみました。

実はシールからはみ出した部分からコントローラーの一部が見えており、コントローラーはMAXIO MAP1202であることは事前にわかっていました。(苦笑。

コントローラー:MAXIO MAP1202

フラッシュセル:YMTC 3dv3-128L(x2-9060) TLC 16k 512Gb/CE 512Gb/die 4Plane/die

フラッシュはYMTCの128層TLCです。

MAXIOの時点で恐らくYMTCかなと思ったのですが、その通りでした。

ここは産業系製品も製造しているSuper Talentの技術力を信頼しましょう。

MAXIO MAP1202はPhison PS5013-E13Tに準ずる性能があるコントローラーなので性能には期待できそうです。

flash_idのログに関してはいつも通りこの記事の一番後ろに張り付けておきます。

フォーマット後の容量は238GBでした。

 

 

検証環境

  • CPU:Intel Core i7-13700K
  • CPUクーラー:サイズ Big shuriken3 RGB
  • マザーボード:Asrock Z690M-ITX/ax
  • SSD:M2_2(チップセット側) Moment MT34 NVMe Gen3 SSD 256GB(システムドライブ)
  • M2_1(CPU側) Super Talent FPI256MWR7 NVMe SSD (今回レビューするSSD)
  • 電源:Corsair SFX 750W電源 SF-750
  • メモリ:Patriot Viper DDR4-3000 OCメモリ8GB*2=16GB
  • ケース:QDIY 0040-*PCJMK6-ITX(テストベンチ)
  • OS:Windows11 22H2(最新Windows Update適用済)

注意してほしいのはテストベンチなので、当然オープンエアと言うことになります。

普通のケース(特にMini-ITX)よりはかなり冷却に関する条件が良いのでそれを差し引いてみてください。

SSDのヒートシンクはマザーボード付属のものではなく、単体売りしている製品を使っています。

理由はツイートでも報告しましたが、マザーボードに付属のものは2枚をいっぺんに冷やす一体型になっており、一方が爆熱だとシステムドライブの調子がおかしくなるからです。

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使ったのは上の製品です。色は赤と黒があります。

 

Crystal Disk Info8

今回は起動一回目でSSを撮れました。

起動回数は一回で気持ちいいですね。

比較的新しいコントローラーであるMAXIO MAP1202のためNVMe Expressのバージョンが1.4になっているのが印象的です。

私がチェックした限りでは特におかしな点はありませんでした。

 

Crystal Disk Mark 8

ストレージの速度を計測する定番のベンチマークソフトCrystal Disk Mark8で速度を計測してみました。

Crystal Disk Mark8はデフォルトでは1GiBのテストデータで5回速度を計測して一番数字が良かったものを表示します。

ストレージの一番良い状態での速度を表示するソフトです。

 

シーケンシャル性能

シーケンシャル性能のメーカー公称値はリード3000MB/sとライト1300MB/sです。

特にリードは3557.37と公称値を500Mb/s以上も上回る結果を出し、Gen3 SSDの限界ギリギリ近い速度が出ています。

シーケンシャルリードが異常に速いMAXIO MAP1202らしい結果です。

その代わりライトはやや控えめで1365.25MB/sとなっています。

もちろんこちらも公称値以上となっています。

 

ランダム性能

ランダム性能はリード119K IOPS、リードは259K IOPSとなっています。

こちらは特に公称値などはありません。

特に速いというわけではありませんが、このクラスとしてはまあまあ普通の性能だと思います。

Phison PS5013-E13Tと比較するとシーケンシャル性能ではMAXIO MAP1202の方が速いですが、ランダム性能では劣ります。

差はかなり僅差でPhison PS5013-E13Tの方が上だと思いますがどっちが良く見えるかで言えばMAXIO MAP1202の方でしょうね。

 

8GiBと64GiBの結果と併せて以下にグラフとしてまとめました。

 

 

 

ATTO ベンチマーク

ATTOベンチマークはSSDのブロックサイズの速度を測定するベンチマークです。

QD1

 

QD4

 

 

 

 

AS SSD ベンチマーク

AS SSDベンチマークはSSD専用のベンチマークテストです。

 

空き容量が少なくなってきたら、どのように速度が変化するか?

最近のSSDはフラッシュセルをSLC化してキャッシュにしていますが、残り容量が少なくった時の速度の変化を見るちょっと意地悪なテストです。

USB接続の2.5'HDDから174GBのデータをコピー

2.3GB/s前後で特に速度が大きく落ちること無くコピーが終了

 

残り64GBになったところでC:ドライブのSSDから32GBのデータをコピー

こちらも2.3GB/s前後で特に速度が落ちること無くコピー終了

全部で3-5分程度で非常に快適にテストが終わった。

巨大なファイルをコピーしても特に困ることは無いだろう

これを見るだけでもMAXIO MAP1202は非常に優秀なコントローラーだとわかる。

 

温度の変化

Crystal Disk Mark8を回数9、テストデータ8GiBで実行し、終了後10秒までの温度を監視

35℃、41℃、42℃と変化。

相変わらずかなり低発熱なコントローラーであることがよくわかる。

冷却の必要はあると思うがあまり神経質になる必要は無いだろう。

 

総評

米国メーカー製で初のMAXIO MAP1202製品を見てきたが、相変わらず性能は高い。

低価格帯ではPhison PS5013-E13Tと二強の一角を占めているが、それにふさわしい結果が出ていると言えるだろう。

シーケンシャル性能、特にシーケンシャルリードでは圧倒的な性能を誇るので、大抵の人は見た感じでこちらの方が高性能に見えるかもしれない。

大きなファイルのコピーにも強く、発熱も大きくない。

価格も安いとかなり使い勝手の良い製品と言えるだろう。

他製品との比較にも上げておくが、かなりポイントの高い製品だ。

判断はYMTC製のフラッシュ採用をどのように感じるかで左右されると思う。

 

他社製品のとの比較記事はこちらです。

 

今回検証した製品

 

512GB版

1TB版

 

おまけ

maxio_nvme_fid.exeのログ

 

maxio_nvme_fid.txt

v0.32a
OS: 10.0 build 22621
Drive : 0(NVME)
Scsi : 1
Driver : W10
Model : FPI256MWR7
Fw : H220902a
HMB : 16384 - 16384 KB (Enabled, 16 M)
Size : 244198 MB [256.1 GB]
LBA Size: 512
AdminCmd: 0x00 0x01 0x02 0x04 0x05 0x06 0x08 0x09 0x0A 0x0C 0x10 0x11 0x14 0x80 0x84 0xC1 0xC2
I/O Cmd : 0x00 0x04 0x08 0x09
Firmware id string[1C0] : MKSSD_501003000098430000,Aug 30 2022,09:06:27,MAP1202,MRRHCDDC
Project id string[180] : r:/00_release/2_Release_9843/Release_Brance_9843
Controller : MAP1202
NAND string : CYAxxTE1B1xC3B
NAND MaxPE cycles : 3000
NAND Freq : 1600
Channel number : 4
CE number : 1
Total bank : 4
Flash type : TLC
Blocks/CE : 1980
Pages/Block : 2304
Page size : 16
Planes(?) : 4
Die/CE : 1
Ch0CE0: 0x9b,0xc4,0x28,0x49,0x20,0x0,0x0 - YMTC 3dv3-128L(x2-9060) TLC 16k 512Gb/CE 512Gb/die 4Plane/die
Ch1CE0: 0x9b,0xc4,0x28,0x49,0x20,0x0,0x0 - YMTC 3dv3-128L(x2-9060) TLC 16k 512Gb/CE 512Gb/die 4Plane/die
Ch2CE0: 0x9b,0xc4,0x28,0x49,0x20,0x0,0x0 - YMTC 3dv3-128L(x2-9060) TLC 16k 512Gb/CE 512Gb/die 4Plane/die
Ch3CE0: 0x9b,0xc4,0x28,0x49,0x20,0x0,0x0 - YMTC 3dv3-128L(x2-9060) TLC 16k 512Gb/CE 512Gb/die 4Plane/die

 

maxio_nvme_id_smart.txt

-------- NVME SMART --------
0 Critical Warning : 0
1 Composite Temperature : 30
2 Available Spare : 100
3 Available Spare Threshold : 1
4 Percentage Used : 0
5 Data Units Read,MB : 8
6 Data Units Written,MB : 94
7 Host Read Commands : 281
8 Host Write Commands : 296
9 Controller Busy Time : 0
10 Power Cycles : 1
11 Power On Hours : 0
12 Unsafe Shutdowns : 1
13 Media and Data Integrity Errors : 0
14 Number of Error Information Log Entries : 4
15 Warning Composite Temperature Time : 0
16 Critical Composite Temperature Time : 0
17 Temperature Sensor 0 : 30
18 Temperature Sensor 1 : 21
25 Thermal Management Temp 1 Transition Count : 0
26 Thermal Management Temp 2 Transition Count : 0
27 Total Time For Thermal Management Temp 1 : 0
28 Total Time For Thermal Management Temp 2 : 0

-------- ATA-style ExtSMART --------
id Description val raw
009 Power-on Hours Count 0 0 (000000000000)
012 Power Cycle Count 0 1 (000000000001)
167 SSD Protect Mode 0 0 (000000000000)
168 PHY Error Count 0 23130 (000000005A5A)
169 Bad Block Count 96 0/ 63/ 1 (0000003F0001)
171 Program Fail Count 0 0 (000000000000)
172 Erase Fail Count 0 0 (000000000000)
173 Erase Count 0 1/ 2/ 1 (000100020001)
175 Bad Cluster Table Count 100 0 (000000000000)
192 Unexpected Power Loss Count 0 1 (000000000001)
194 Controller Temperature,C 100 29 (00000000012E)
231 SSD Life Left 100 0 (000000000000)
241 Total LBA written,MB 0 94533 (00000002F443)
242 Total LBA read,MB 0 8324 (000000004297)
243 Nand Temperature,C 0 21 (000000000015)

-------- ExtSMART --------
Write? : 50688
Read? : 8299
Unk1 : 0
Unk2 : 0
Unk3 : 0
AvePE : 1
MaxPE : 2
MinPE : 1
AvePE SLC : 1
MaxPE SLC : 2
MinPE SLC : 1
Unk7 : 0
Bad Block Count?: 1
Bad Block Count?: 63
Bad Block Count?: 0
SSD Life Left? : 100

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