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RTX2000シリーズのダイには二種類ある & 3DMarkの新しいバージョンの案内が来ました。

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RTX2000シリーズには2種類のダイがあることが判明しました。

TU102で言えばTU102-300とTU102-300Aで、この二種類の違いはTU102-300Aがオーバークロック可能モデルでTU102-300が定格動作モデルということになっているようです。

TU102-300の方はGPUのボードメーカーの独自OCモデルには使えないということのようです。

TU102-300Aは優れたオーバークロック耐性、電力効率を持ち「A無し版」より高い仕様を満たす変種のようです。

要するにOC耐性の高い選別品にAを付けてOC可能としているようです。

この事実を知らずに価格だけで通常版(価格の安いもの)を選ぶとGTX1000シリーズまでの様にメーカーのユーティリティを使っても一切OC出来ないということになりそうです。

GPUのクーラーを水冷などに載せ替えして低価格版の方をOCしていたオーバークロッカーにとっては地味に重要な情報だと思います。

上の様にデバイスIDを変更してドライバで弾いているので、本当に一切OCが出来ないということのようです。

これを知らずに買ってしまうとかなり厳しいですね。

従来品の様に冷却系や電源周りが強化されているかいないかだけではなく、RTX2000シリーズからは載っているGPUのチップそのものが違うということになっているようです。

これは、OCモデルに新たな付加価値が付いたということになりますので、GPUボードメーカーとしてはかなり嬉しい変更だと思います。

現在のRTX2000シリーズの売れ行きを見ていくとやはり値段の高いOCモデルは売れ行きが悪かったですが、ダイが選別品として物理的に違う扱いになってしまうと逆転することもあり得ます。

少なくとも私ならOC版が欲しいと思います。

この変更によって価格が高いため全体的に今までそれほど人気がなかったOCモデルの注目度が一気に高まりそうな感じがします。

知らずにOC無し版を買ってしまった検証者の方はご愁傷様としか言いようがありません。

OC版はメーカーのユーティリティなどからクロックを定格迄下げることは多分可能だと思いますが、OC無し版は多分不可能でしょう。

すると検証できる幅がやはり小さくなりますので、地味に痛いです。

少なくとも私ならそう思います。

ボードメーカーにとってはOC版に付加価値が付けられる分かなり嬉しい変更なのではないかと思います。

恐らくですがこの情報から逆算するとFounder's Editionの$100高と消費電力10Wアップは選別品(A付モデル)を使ったOC可能な場合の動作モデルケースを示している物と思われます。

CPUで言えばCore i7-8700とCore i7-8700Kの違いのようなものでしょうか。

※ 2018年9月26日追記:その後、どうもA付じゃないモデルも「ユーザーの側」からのOCすることを制限してないようです。

OCしようとしてもドライバの側から弾いたりなどはしていないようです。

ソース: Videocardz - NVIDIA TU102-300 vs TU102-300A

 

3DMarkの新しいバージョンの案内が来ました。

当サイトではUL社からPro版のライセンスを発行してもらっている関係上、3DMarkに関しては積極的にPRさせていただいております。

今回、前々から情報が上がっていたRayTracing対応バージョンが出るようです。

RayTracingのテストの他、3DMark Night RaidというDirectX12用の内蔵GPU向けの軽量版の新テストも入るようです。

FireStrikeに対するSkydiverのような感じでしょう。

 

下の動画は3DMarkのテクニカルデモです。

動画を見るとわかりますが、レイトレーシングで表現されていると思われる飛行船の表面の映り込みが凄いです。

DirectX Ray Tracing APIを使用した新しいベンチマークテスト(a new 3DMark benchmark test)とありますので、今までのリーク情報によるとTimeSpyのニューバージョンということでしたが、ひょっとしたら全く新しいベンチマークテストになるのかもしれません。

予定は2018年第4四半期ということですので、事前のリーク情報にあった9月30日よりは遅れているようです。

上のレイトレーシングテクニカルデモを見ていただければわかる通り、結構凄い迫力ですので、RTX2000シリーズを既にゲットしている方、予約している方は今から3DMarkを手に入れて、DirectX Ray Tracing APIをフル活用できるソフトを一本は持っておきましょう。

Ray Tracingに対応しているのは大型のゲームばかりですから、ゲームじゃなくてもいいから、「手ごろな値段で一本欲しい」、「対応ゲームを買う気はないけど、レイトレーシングが動いているところが見たい」ということになれば3DMarkが最適です。

折角の新機能ですから、対応ゲームが無くてもやはり一度は見ておいた方がよいでしょう。

新しいベンチマークはAMD、インテル、NVIDIA、その他の大手テクノロジー企業を含むベンチマーク開発プログラムのパートナーから提供される技術情報をもとに開発されています。

UL社は特にDirectX Ray Tracing APIの第一級の実装を作成するためにMicrosoftと緊密に協力しています。

 

(PR)
仲間内では「ちょっとゲーミングPCのハードに詳しい人」として一目置かれていて、仲間からの相談に乗っているような人は、さっと3DMarkを出して、新しいPCの性能を測ってあげるみたいなことをやってあげるとスマートな感じかしてよいのではないでしょうか。

様々なテストが入って\2,980はお得だと思います。

ハードにこだわっているこだわり派のゲーマーならば一本持っておけば仲間内の評価も上がるでしょう。

「あいつ、3DMark Advanced持ってるからTimeSpy ExtremeとFireStirke Extreme,Ultraも全部テスト出来るんだよな」って言われると結構気持ちいいですよ。

無料版では強制のビジュアルデモもスキップ出来ます。

「ハードに強い自分」を演出したい人は絶対に一本持っておくべきソフトです。

※ 続報が出ましたので、この記事を読まれた方はタグ「geforce」の最新の投稿を必ず確認するようにしてください。

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