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ROCm Core SDK 7.9.0がリリース - ついにROCmがWindowsに対応

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ROCm Core SDK 7.9.0では、開発者がROCmの新しいビルドおよびリリース基盤システム「TheRock」を活用できるよう支援するテクノロジープレビューリリースが導入されました。

詳細については、ROCm Core SDKとTheRockビルドシステムをご覧ください。

このリリースでは、基盤的な改善と開発エクスペリエンスの効率化に重点を置いています。

重要

ROCm 7.9.0 では、以前の 7.0 リリースとのバージョン管理に不連続性が生じます。バージョン 7.0 から 7.8 は ROCm の製品版リリース用に予約されており、バージョン 7.9 以降はテクノロジープレビュー版リリース ストリームです。両方のストリームはほぼ同様のコードベースを共有していますが、ビルドシステムが異なります。これらの違いには、CMake の設定、オペレーティングシステム パッケージの依存関係、AMD GPU ドライバー コンポーネントの統合などがあります。

並行リリース ストリームを維持することで、ユーザーは新しいビルドシステムと依存関係の変更を十分に評価し、導入することができます。テクノロジープレビュー版ストリームは 2026 年半ばまで継続され、その後、現在の製品版ストリームに置き換えられる予定です。

 

リリースハイライト

TheRock 搭載 ROCm Core SDK のこのテクノロジープレビューでは、いくつかの重要な基本変更が導入されています。

  • ManyLinux_2_28 準拠: 単一のビルドで複数の Linux ディストリビューションをサポートできるため、移植性が向上し、導入が簡素化されます。
  • アーキテクチャ固有の Python パッケージ: 個々の GPU アーキテクチャをターゲットにするように再設計され、ディスク使用量が削減され、モジュール性が向上しました。
  • スリム化された SDK: 最小限のランタイムコンポーネント、ライブラリ、ツールで、コア GPU コンピューティング機能に重点を置きます。

これらの技術アップデートに加えて、このリリースでは、よりオープンで予測可能な開発プロセスへの移行も開始されます。

  • オープンリリースプロセス: 公開リリース候補、ナイトリービルド、透明性の高いプルリクエストワークフローを備えた、完全にオープンなモデルに移行します。
  • 予測可能なリリースサイクル: メジャーバージョンとマイナーバージョンは、6週間の固定リリースサイクルに従います。

サポートされるハードウェア・OS

ROCm 7.9.0 は、以下の AMD Instinct GPU および Ryzen AI APU をサポートしています。

サポート対象の各デバイスには、対応する GPU アーキテクチャ、LLVM ターゲット、およびサポート対象のオペレーティングシステムが記載されています。

Linux で ROCm を実行する場合は、システムがサポートされているカーネルバージョンを使用していることを確認してください。今後のプレビューリリースでは、サポート対象のオペレーティングシステムが拡大される予定です。

AMD デバイス シリーズデバイスArchitectureLLVM targetSupported OS
Instinct MI350
シリーズ
Instinct MI355X
Instinct MI350X
CDNA4gfx950Ubuntu 24.04.3
(GA kernel: 6.8)Ubuntu 22.04.5
(GA kernel: 5.15)RHEL 10.0
(kernel: 6.12.0-55)RHEL 9.6
(kernel: 5.14.0-570)
Instinct MI300
シリーズ
Instinct MI325X
Instinct MI300X
Instinct MI300A
CDNA3gfx942
Ryzen AI Max+ PRO 300
シリーズ
Ryzen AI Max+ PRO 395
Ryzen AI Max+ PRO 390
Ryzen AI Max+ PRO 385
Ryzen AI Max+ PRO 380
RDNA3.5gfx1151Ubuntu 24.04.3
(HWE kernel: 6.14)Windows 11 24H2
Ryzen AI Max 300
シリーズ
Ryzen AI Max 395
Ryzen AI Max 390
Ryzen AI Max 385
RDNA3.5gfx1151Ubuntu 24.04.3
(HWE kernel: 6.14)Windows 11 24H2

このリリースでは、一部のGPUとAPUがサポートされています。ハードウェアのサポートは、6週間ごとのリリースサイクルに沿って、今後のリリースで拡張される予定です。

 

サポートされているカーネルドライバーとファームウェアバンドル

ROCmは、互換性のあるファームウェア、ドライバー、およびユーザー空間コンポーネントの連携スタックに依存しています。

これらのレイヤー間のバージョン整合性を維持することで、特にAMDデータセンター製品において、GPUの正常な動作とパフォーマンスが確保されます。

AMDはドライバーとROCmユーザー空間コンポーネントを公開していますが、サーバーまたはインフラストラクチャプロバイダーは、プラットフォームレベルデータモデル(PLDM)バンドル(統合ファームウェアイメージ(IFWI)を含む)を通じてAMDファームウェアリリースをバンドルすることで、GPUとベースボードファームウェアを公開しています。

サポートされているRyzen AI APUには、Ubuntu 24.04.3に含まれる同梱のカーネルドライバーが必要です。

ROCm 7.9.0では、GPU仮想化はサポートされていません。

AMD デバイスLinux driverAdrenalin Driver
(Windows)
PLDM bundle
(firmware)
Instinct MI355XAMD GPU Driver (amdgpu)
30.10
30.10.1
30.10.2
適用できません01.25.15.04
01.25.13.09
Instinct MI350X
Instinct MI325X01.25.04.02
01.25.03.03
Instinct MI300X01.25.03.12
Instinct MI300ABKC 26
BKC 25
Ryzen AI Max+
PRO 395
Inbox kernel driver
in Ubuntu 24.04.3
25.9.2適用できません
Ryzen AI Max+
PRO 390
Ryzen AI Max+
PRO 385
Ryzen AI Max+
PRO 380
Ryzen AI
Max 395
Ryzen AI
Max 390
Ryzen AI
Max 385

ソース:AMD ROCm Documentation

 

 

 

解説:

ついにROCmがWinodwsに対応。

GithubのROCm Core SDK 7.9.0リリースのドキュメントが公開されたのが一時間ほど前なので、世界最速かもしれません。

今回はROCm Core SDKという名称のROCmのプレビュー扱いで、正式なROCmとは異なります。

ROCmは7.0.2が最新版ですが、7.8.xまでは通常のROCmリリースで7.9.xからはROCm Core SDKという名前のプレビューとなるようです。

残念ながらWindowsが公式に対応しているのはRyzen AI MAX/PROのみとなります。

Ryzen AI MAX/PROをお持ちの方、おめでとうございます。あなたは勝ち組です。

インストール方法は「The AMD Software: Adrenalin Edition 25.9.2」をインストールするだけです。

簡単すぎてびっくりすると思いますが、Linuxもドライバーインストール時にオプションをいくつか指定するだけです。

ROCmが正式に対応するということはドライバの中に組み込まれ、基本ドライバをインストールするだけで対応するということです。

もうこれまでの面倒な処理は必要ありません。ただし、Ryzen AI MAX/PROに限る。

世間でよく言われる、「ただし、イケメンに限る」のようでなんだか切ないですが仕方ないです。

基本、HIP SDKの時代からいくつかのファイルを追加するだけで対応しますので、後で有志がその他のGPUも対応方法を公開すると思います。

いよいよ、ドライバをインストールするだけでRadeonでもAIが使える時代がやってきました。

正式には2026年中に対応するとありますので楽しみに待ちましょう。

重要なので繰り返します。

今回の公式対応はRyzen AI MAX/PROのみで、Ryzen AI MAX/PROをお持ちの方、あなたは勝ち組です。

 

 

 

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