エヌビディア、AIプロセッサーの需要増で株価上昇。
ロイター通信によると、nVIDIAは、年間および四半期で記録的な決算を発表し、金融アナリストの予想を上回るガイダンスを発表した。
その結果、nVIDIAのジェンセン・フアン最高経営責任者(CEO)の資産は85億ドル増の681億ドルとなり、ブルームバーグの億万長者指数で21位となった。
この急騰は、nVIDIAの四半期報告書が予想を上回り、株価が15%上昇して774.18ドルとなり、時価総額が1.9兆ドルを突破したことによる。同社の目覚ましい業績は、同社のAIおよびHPC GPU、ならびにゲームおよびプロフェッショナル向けビジュアライゼーション・アプリケーション用グラフィックス・カードへの旺盛な需要に牽引されたもので、同社は米国株式市場でマイクロソフト、アップルに次ぐ第3位、世界でマイクロソフト、アップル、サウジアラムコに次ぐ第4位の企業価値となった。
nVIDIAの成長は、世界最大のハイテク企業(マイクロソフト、グーグル、メタなどの大手クラウドサービスプロバイダーを含む)がAIコンピュート機能の強化を急ぐ中、nVIDIAのプロセッサーに対する需要が急増していることに起因している。
中国へのチップ販売に対する米国の規制の影響が懸念されるものの、ハイエンドAIプロセッサー市場におけるエヌビディアの優位は揺るがず、市場の約80%を支配している。
Bloomberg Billionaires Indexによると、Nvidiaの利益の結果、共同創業者でCEOのジェンセン・フアン氏の資産は85億ドル増の681億ドルとなり、世界で21番目に裕福な個人となった。
Nvidiaの成長は、Koch industriesのCEOであるCharles Koch氏や、中国で最も裕福なビジネスマンの一人であるZhong Shanshan氏のような著名人を追い抜いた。
同社の成功はテクノロジー分野の他の億万長者にも恩恵を与え、AIに関連する28人の億万長者の資産は合計で357億ドル増加したとBloombergは指摘する。
エヌビディアの株価は2024年に57%上昇し、S&P500の上昇に大きく貢献した。
しかし、アナリストや投資家の中には、この急激な上昇ペースに慎重な見方もある。
ロイター通信によると、決算報告後、多くの証券会社がエヌビディアの目標株価を引き上げ、中でもローゼンブラット証券は最も楽観的な目標株価のひとつを1400ドルに設定した。
解説:
nVIDIAのCEOが世界21位の富豪に
今回の好決算を受けて、株価が爆上がりし、nVIDIAのCEOが世界21位の富豪になったようです。
ゲーマーにとってはこれから不幸なことになると思いますが、この傾向は続いていくでしょう。
あの金満会社のMSですらAI/ML機材の調達コストに値を上げて自社設計を始めているくらいです。
しかし、開発した製品が市場に出てくるまで最短でも数年はかかるでしょうし、ソフトウェア環境の整備にはもっとかかるでしょう。
即追従できたのはずっとGPU製品を作り続けてきたAMDだけです。
※ Intelもそうなのかもしれませんが、わたくしはIntelのサーバー向けGPUであるPonte Vecchioの評判を寡聞にして知りません。誰が知っている方がいたら教えてください。正直、一般論として第一世代の製品はそこまで評価が高くないのではないかとわたくしは考えています。
ROCmを使っている身としてはMI300A/XでnVIDIA製品と同等になるとはいいがたいと感じますが、無いよりははるかにマシなのでしょう。
そのAMDもAI/MLブームのあおりを食らって、MI300A/X(もしくはその後継機種)のためにRDNA4のNavi41/42をキャンセルすると噂されています。
市場に多大な影響を与えつつ、AI/MLブームは続いていくのでしょうから、当面、我々はこの熱狂に振り回されることになると思います。
今日の別の記事でどのように行動するがよいのかは書いていますので、参考にしてください。
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