Arrow Lakeは40コアでリフレッシュ
インテルの最新クライアントCPUロードマップが「Moore's Law is Dead」によって発表された。
このビデオでは、いくつかの噂が繰り返され、インテルの今後3年間の計画に関する最新情報が固められている。
しかし、噂や公式のロードマップを調べれば調べるほど、情報は曖昧になっていく。
そのため、Panther Lake以上のことを議論するのは不当だと思われる。
とはいえ、このビデオではこれまで議論されてこなかったことに触れている。インテルはArrow Lake CPUシリーズのリフレッシュを準備しているようだ。
周知の通り、インテルはRaptor Lake Refreshとして知られるCore 14thシリーズの発表を目前にしている。
これはLGA1700プラットフォームの集大成となるもので、クロック速度の向上や、1つのSKU(14700K)の場合はコア数の増加など、ささやかな機能強化が施されている。
しかし、LGA-1851ソケットを利用する次のデスクトップ用CPUが登場することを考えると、インテルの将来計画には疑問を抱かざるを得ない。
おそらくCore Ultra 200デスクトップ・シリーズの一部となるArrow Lake CPUの初期世代は、24コアまたは26コア(コアの数え方による)を搭載すると予想されている。
このアーキテクチャは、SoCダイ内に最大8個のLion Cove Pコア、最大16個のSkymont Eコア、2個のSkymont Eコアを組み合わせる。
インテルは、これらのSoCコアが正式に販売されるのか、あるいはすべてのワークロードで利用できるようになるのか、まだ確認していない。
したがって、当面は総コア数から除外した方がいいだろう。しかし、これは最も重要な点ではない。
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インテルはArrow Lakeのリフレッシュを計画しているとされ、ノードとコアの種類はそのままに、Skymont Eコアの数を16から32へと倍増させるようだ。
この状況は、同じくEコアが倍増されたAlder LakeとRaptor Lakeのシナリオに酷似している。
Arrow Lakeの40コアCPUに関する噂は以前にも流れたことがあるが、現在では、この構成はArrow Lakeの初期リリースではなく、リフレッシュ版でデビューすることが示唆されている。
Arrow Lakeの第2世代は、AMDの将来のRyzen 8000シリーズ、あるいは9000シリーズと競合することが予想され、24コアを超える構成のハイブリッド設計を採用するとも噂されている。
Arrow Lake Refreshは、LGA-1851プラットフォームで発売される2番目のシリーズとなる可能性が高い。
Panther Lakeがこのソケットから外れる兆候は今のところなく、3つのコアシリーズが最終的に同じソケットを利用することを示唆している。
噂されるインテル・クライアントCPUロードマップ
Core 13000/14000 | Core (Ultra) 100 | Core (Ultra) 200 | Core (Ultra) 300 | Core (Ultra) 400 | Core (Ultra) 500 | |
Raptor Lake (RPL) & Refresh (RPL-R) | Meteor Lake (MTL) | Arrow Lake (ARL) Lunar Lake (LNL) | Arrow Lake Refresh (ARL-R) | Panther Lake (PNL) | Nova Lake (NVL) | |
発売時期 | 2022-2023 | 2024Q4 | 2024Q4 /2025H1 | 2025H2 | 2025Q4 /2026H1 | 2026 |
製造プロセス | Intel 7 | Intel 4 | TSMC N3B/Intel 20A | TSMC N3B/Intel 20A | Intel 18A | TSMC N2P/Intel 16/14A |
ビッグコア µアーキ | Raptor Cove | Redwood Cove | Lion Cove | Lion Cove | Cougar Cove | 不明 |
スモールコア µアーキ | Gracemont | Crestmont | Skymont | Skymont | Darkmont | Arctic Wolf |
グラフィックス µアーキ | Xe-LP | Xe-LPG | Xe-LPG (ARL) Xe²-LPG (LNL) | Xe-LPG | Xe²-LPG | Xe³-LPG |
最大コア数 | 24 (8P+16E) | 14 (6P+8E+2E) | 24 (8P+16E+2E) (ARL) 8 (4P+4E+2E) (LNL) | 40 (8P+32E+2E) | 12 (4P+8E+2E) | 48 (16P+32E+2E) |
デスクトップ ソケット | LGA-1700 | – | LGA-1851 | LGA-1851 | LGA-1851 | 不明 |
サポートメモリ | DDR4/DDR5-5600 | DDR5 | DDR5 | DDR5 | DDR5 | 不明 |
PCIe世代 | PCIe 5.0 | PCIe 5.0 | PCIe 5.0 | PCIe 5.0 | PCIe 5.0 | 不明 |
ソース:Videocardz.com - Intel reportedly planning Arrow Lake Refresh featuring 8P+32E cores for 2025 debut
解説:
デスクトップ
2022 Raptor Lake
2023 Raptor Lake Reflesh
2024Q4 Arrow Lake
2025H2 Arrow Lake Reflesh
2025H2-2026H1 Panther Lake
この予定でFAのようです。
参考までにモバイルの予定も書いておきます。
2022 Raptor Lake
2024Q4 Meteor Lake(2023Q4?)
2024Q4 Arrow Lake
2025H1 Lunar Lake
このような形になるようです。
ぶっちゃけ1年の同じ時期に2つのアーキテクチャーの製品がオーバーラップしており、「本当かなあ」と疑念を感じざるを得ません。
モバイルとデスクトップでオーバーラップするモデルが微妙に違いますが、やはり同時期に2つのモデルが出るということには変わりがないようです。
MeteorLakeは2024Q4となっていますが、2023Q4の間違いではないかと思います。
デスクトップではArrow Lake RefleshとPanther Lakeがオーバーラップすることになっています。
モバイルではArrow LakeとLunarLakeがオーバーラップしています。
Arrowlakeはデスクトップとモバイルで両方出るという話でしたが、Arrowlakerefleshはコア数を見るとデスクトップ専用でしょう。
するとリフレッシュではない方のArrowlakeはモバイルが無いとおかしいということになります。
どちらも予定は少し先なので、その時期が来たらどうなるのかはっきりするのかなと思います。
Panther lakeに関してはコア数を見るとモバイル専用のようにも見えますが、そうなると今度はモバイルのラインナップが大渋滞してしまいます。
今までのリークではPanther lakeはデスクトップ専用と言う話でしたが・・・
Core Ultraになってからモデルの展開が変わるのかもしれません。
そうしないと予定が重なっている部分の説明がつかないです。
とりあえず、2023Q4から2024Q1にかけてはデスクトップはRaptor Lake Reflesh、モバイルはMeteor Lakeと言うことでFAのようですね。
来年はどうなるのかは不明です。
殆ど情報が出てこないAMDと同時期に2種類のモデルが発売されるとされるIntel、非常に対照的な予定になっています。
正直この発売時期に関してはちょっと意味が解りませんので続報が出たらまたお知らせします。
第14世代intelCore i5/7/9シリーズ
※ 末尾にFがついているモデルはGPUがありませんのでご注意ください。