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リーク情報: インテル、Meteor LakeのCPUクロックを5GHz以上に引き上げ

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モバイル・コア・ウルトラ9が5.0GHzを超えるとリーカーが主張

インテルのエンジニアが、次期Meteor LakeプロセッサーのCPUコア・クロックを5.0GHz以上に引き上げることに成功したと、著名なハードウェア・リークャーのGolden Pig Upgrade Pack(via HXL)が伝えている。インテルの次世代CPUコアの周波数ポテンシャルが向上することで、インテルのMeteor Lake製品は、同社の既存の製品よりも大幅に高い性能を提供できるようになると言われている。

リークによると、インテルの第14世代Core Ultra 7プロセッサーのシングルコアのブーストクロックは5.0GHzに達し、Core Ultra 9は5.0GHzを超えるという。

他のリーク情報と同様、この情報は非公式なものであり、これらの周波数が量産シリコンで達成できるかどうかは不明であるため、大目に見る必要がある。

インテルのハイエンドノートPC向け第13世代Core「Raptor Lake」プロセッサーは、高性能コアを問題なく5.0GHz以上にブーストしている。一方、Meteor LakeのCPUコアのブーストはもう少し難しいかもしれない。

一方、Meteor Lakeの汎用CPUコアは、画期的な3Dスタック・コンピュート・タイル内に格納され、極端紫外線リソグラフィ(EUV)を使用するインテル4プロセス技術で製造される。

この新しい製造ノードは、インテル7ノード(以前は10nmエンハンスド・スーパーフィンと呼ばれていた)よりも多くの利点を提供することを約束している。

しかしその一方で、前世代の製造技術は、比較的低いブーストクロックを持つデータセンター向けCPUを実現するように設計されていたため、インテル4は前世代ほど「高速」ではないかもしれない。

Meteor Lakeのコンピュート・タイルの周波数を上げることに関してもう一つ言えることは、ある時点で熱くなりすぎたり、電力を消費しすぎたりする可能性があるということだ。

一方、マルチタイルの3Dスタック設計であるMeteor Lakeは、定義上、モノリシックダイを採用した同様の製品よりも電力を消費する可能性がある。

したがって、CPUの消費電力を抑制する必要がある。

インテルのノートPC向けCPU「Meteor Lake」とされるもののスペック

PL1 TDPコアの構成合計コア数iGPUシリコンパッケージ
7W1P + 8E5 から 93 Xe - 4 XeMeteor LakeM
9W2P + 8E6 から 103 Xe - 4 XeMeteor LakeM
15W4P + 8E6 から 123 Xe - 8 XeMeteor LakeM
28W6P + 8E10 から 147 Xe - 8 XeMeteor LakeP
45W6P + 8E12 から 148 XeMeteor LakeH
55W8P + 16E14 から 2432 EURaptor LakeHX

インテルのモバイル向け第14世代Core Ultraと銘打たれた「Meteor Lake」プロセッサーは、既存の第13世代Core「Raptor Lake」CPU(どちらも最大6個の高性能コアと最大8個のエネルギー効率に優れたコアを搭載)に対してコア数のアドバンテージを持つことはないため、すべてのワークロードで先行製品を明らかに上回るためには、高クロックであることが必須となるかもしれない。

もちろん、新しいプロセッサーには、一般的なユーザーエクスペリエンス、特にAIワークロードを向上させるであろう新しいアクセラレーターや機能が搭載される予定だ。

しかし、ゲームや専門的なパフォーマンスを必要とするアプリケーションなどでCPUを比較したいと考える人はまだ多いはずで、これらのアプリケーションは旧式のCPUコアに依存する傾向があるため、周波数が高いほど有利となる。

ただし、インテルのMeteor LakeのCPUブーストクロックに関する情報は、インテルからのものでなく、どの程度新しいのか古いのか分からないため、慎重に判断する必要がある。

ソース:Tom's Hardware - Intel Boosts Meteor Lake's CPU Clocks Beyond 5 GHz: Leak

 

 

 

 

解説:

Meteor Lakeのクロックは5GHz越え・・・・だが?

この話だけを聞くと誤解する人が出そうですから、念のために書いておきます。

  • Core i7-1370P・・・14コア、ブーストクロック5.2GHz
  • Core i7-1365U・・・10コア、ブーストクロック5.2GHz

とRaptor Lake世代のモバイルCPUは5GHzを超えています。

仮に2割ほどIPCがアップしていたとしてもクロックが5GHz近くないと性能が実感できないと思います。

クロックが変わらなくてもIPCが上がれば性能は上がるのですが、一般人にアピールするにはクロックが上がった方がいいでしょう。

モバイルは自作と違って一般人がターゲットですからIPCとか言っても通じません。

明確に性能が上がっていることを示すにはクロックを上げた方がわかりやすいです。

ただ、このような話が出るということはやはりクロックはあまり上がらないのだなあと思います。

デスクトップ向けが出なかったのはクロックが上げられなかったのからなのでは?と勘ぐってしまいますね。

 

 

 

Core Ultra 200Sシリーズ

ソケットLGA1851

Core Ultra 285K

 

Intel 第14世代Coreシリーズ

ソケットLGA1700

 

※ 末尾にFがついているモデルはGPUがありませんのでご注意ください。

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