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ASUS、「ROG Ally」の価格と発売日を5月11日に発表へ

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ASUSがROG ALLYの価格を5月11日に発表、AMDが確認

AMDは本日、次世代ゲーム機向けの次期Ryzen Z1 APUシリーズを確認するため、名乗りを上げたのです。

 

ASUS ROG Allyは、AMD初の携帯ゲーム機専用Zen4シリーズであるRyzen Z1 APUを2種類搭載します。

Allyには、8コアのRyzen Z1 Extremeか、6コアのRyzen Z1が搭載される予定です。

また、グラフィックパワーに関しても両チップには大きな違いがあり、Extremeチップは、Extremeでないバリエーション(4CU)よりも3倍多いGPUコア(12 RDNA3 CU)を提供します。

ROG Allyは、今のところ、このタイプのプロセッサーを搭載していることが正式に知られている唯一の製品です。

AMDは、ASUSが2週間半後、正確には5月11日にこの製品の価格と入手方法を発表することを本日確認しました:

AMD Ryzen Z1プロセッサーは、Asus ROG Allyで先行発売されます。Asus ROG Allyの入手方法と価格の詳細については、5月11日にAsusから発表される予定です。

- AMD

AMDが発売前のROG Allyコンソールで測定したところ、このデバイスは最大8.6 TFLOPsのFP32演算性能(RDNA3 FP32 dual-issue architecture)を発揮するはずです。

これは、PlayStation 4 Proに搭載されているJaguar Polaris APUの2倍以上の速さです。

実際にはゲーム機の方がより多くのコア(18個のCompute Unit)を搭載しているが、GCNベースのアーキテクチャのクロックスピードは最大911MHzまでしかなかった。

Ryzen Z1と比較すると、実に1/3程度となる。

Z1無印は、最大2.8 TFLOPsと、PlayStation 4 non-Pro(1.84TFLOPs)よりも高速ですが、PS4Proが10年前に発売されたことを忘れてはいけません。

Don Waligroski氏(Senior Processor Technical Marketing Manager at AMD)によれば、Z1シリーズはRyzen 7 7840Uのリブランディングに過ぎないが、仕様は似ているかもしれない。

ハンドヘルド版では、「カスタマイズされた電力と電圧のカーブ、その他の違い」が特徴になると予想される。

期待値は高いが、AMDからの発表を考えると、今後、こうした製品向けにさらに強力なAPUの設計に力を注いでくれるのではないかという期待もある。

ASUS、AOKZOE、AYANEOなどの発表があり、今年は携帯ゲーム機市場が爆発的に拡大しそうだ。

携帯型ゲーム機

ASUS ROG Ally
(Extreme)
ASUS ROG AllySteam Deck
アーキテクチャーAMD Zen4 & RDNA3AMD Zen2 & RDNA2
APUAMD Ryzen Z1 Extreme
8C/16T 最高 5.1 GHz
AMD Ryzen Z1
6C/12T 最高 5.0 GHz
AMD Van Gogh
4C/8T 最高3.5 GHz
SoC GPUAMD RDNA3 12CU @ 2.8 GHzAMD RDNA3 4CU @ 2.7 GHzAMD RDNA2 8CU @ 1.6 GHz
外付け GPUROG XG Mobile
(最大RTX 4090)
Not officially
メモリ16GB LPDDR516GB
LPDDR5-5500
ストレージ512GB PCIe Gen4x464GB eMMC
(PCIe Gen2x1)
256GB/512GB
NVMe (PCIe Gen3x4)
液晶7″ 1920×1080, 120Hz (VRR), 500 nits, 7ms7″ 1280×800, 60Hz
接続性Wi-Fi 6E, Bluetooth 5.XWi-Fi 5, Bluetooth 5
バッテリー不明40 Whr
重量608 g669 g
寸法28.0 x 11.3 x 3.9 mm29.8 x 11.7 x 4.9 cm
OSWindows 11Steam OS/Win 11
発売日価格不明$399 (16G+64GB)
$529 (16G+256GB)
$649 (16G+512GB)
発売日2023/5/11予定(発表)2022/2

ソース:Videocardz.com - ASUS to announce ROG Ally pricing and release date on May 11th

 

 

 

解説:

ASUS ROG AlleyのAPUはAMD Z1と言うらしい・・・。

ベースRyzen 7 7840U(Zen4APU=Phoenix)のようです。

XとZはアメリカではとても人気のあるアルファベットでよく使われます。

Xは英語では∞を象徴していると記憶しています。

余談ですが、マイクロソフトはビル・ゲイツさんの時代からこのXが大好きでXboxなんて2文字もXが入っており、Xbox Series Xなんて3文字もXが入っています。

超大昔にはUNIXもマイクロソフトで出していたことがあり、それはXENIX(ゼニックス)と名付けられていました。

Zはアルファベットの最後の文字と言うことで「これ以上のものは存在しない」と言う意味が込められていると思います。

また、ASUSが特注したのでしょうが、ASUSの高級ノートにZenbookがあるのは知っている方も多いでしょう。

どちらの意味が込められているのかわかりませんが、これ以上のものは存在しないという(いい意味での)傲慢さが存在するのは確かだと思います。

性能的にはSteamdeckに大差をつけていてるように見えますが、モバイルの性能は結局は筐体の排熱性能に規定されますので、スペック通りの差が付くかは実際にベンチマークを取ってみないとわからないでしょうね。

また、特に内蔵GPUに関してはメモリの性能に大きく左右されるのでそう言う意味でも実機を使ってみないとわからないところです。

ポテンシャルだけを見ると、RX6400よりは高性能と言う印象を受けます。

RX6500XTは微妙ですね。

RDNA3とは言ってもインフィニティキャッシュが搭載されているわけではないので妥当な評価だと思います。

モバイルゲーム機と言うことでカテゴリからしてかなり癖のあるジャンルですが、11日前後にレビューが上がり始めるでしょうから、それ見ればはっきりすると思います。

まだ価格は発表されていませんが、AMDからもなかなか発表されなかった最新・高性能のAPUを採用している以上、さぞ、お高いのでしょうね。

 

 

 

 

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