tGPU「Tiled-GPU」設計のIntel Meteor Lake CPUは、2023年予定の次世代モバイルラインナップで主に採用される2つのフレーバーが用意される予定。
Intel Meteor Lake モバイル CPUは2つのiGPUフレーバーで登場。GT2「64EU」&GT3「128EU」のTiled Xe GPUを搭載
最新の情報は、@Kepler_L2氏がMeteor LakeのtGPU設計の2つのバリエーション、1つはGT2 SKU、もう1つはより上位のGT3 SKUを明言しているものだ。
GT2 SKUは標準ラインナップに搭載され、合計64 EUまたは512 ALUを搭載し、上位のGT3 SKUは128 EUで合計1024 ALUを搭載するという。
MTL GT2 64EU
MTL GT3 128EU— Kepler (@Kepler_L2) December 8, 2022
GT3 SKUは、8個のXeコアを持つArc A380グラフィックスカードと同じ量のEUを備えており、GT2 SKUは、6個のXeコアを備えた最もエントリーレベルのデスクトップSKU、Intel Arc A310よりも少ないSKUを備えていることになる。
64 EU 構成は、この特定の SKU の有効な 4 Xe コアであることを指します。
Intelが「Tiled-GPU」と呼ぶこれらの統合GPUは、電力やクロックが制限されているため、デスクトップ製品と同じ性能には達しないが、AMDのRyzen 7000 モバイルラインアップに搭載されている統合RDNA 3に対して非常に競争力のある領域に入る、大きな性能ジャンプとなることは間違いないだろう
最近、デスクトップのMeteor Lake-Sのラインナップにも、合計4つのXeコアまたは64のEUが搭載されるという噂がありましたが、このCPUラインナップはキャンセルされたのではないかという噂があります。
それは確かにそれ以前の他のIntelデスクトップチップと同様にGT2統合GPUを使用していました。
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以前、Intel Meteor Lake-PのCPUラインナップの大半がGT2 GPU構成を採用していることを確認するPCI IDのリークを見たことがあるので、GT3構成のハイエンドチップも出てきそうです(@miktdtより)。
- PCI_DID_INTEL_MTL_M_GT2、「MeteorLake-M GT2」
- PCI_DID_INTEL_MTL_P_GT2_1、「MeteorLake-P GT2」
- PCI_DID_INTEL_MTL_P_GT2_2、「MeteorLake-P GT2」
- PCI_DID_INTEL_MTL_P_GT2_3、「MeteorLake-P GT2」
- PCI_DID_INTEL_MTL_P_GT2_4、「Meteorlake-P GT2」
Intel Meteor Lake モバイル CPUファミリーは、2023年後半にデビューする予定で、Compute Tileには「Intel 4」プロセスノード、GPU TileにはTSMC 5nmプロセスノードに依存することになるという。
Intelの次世代クライアントCPUのEMIBとFoveros技術で実現されるレゴのようなチップレットアーキテクチャについては、こちらで詳しく解説しています。
ソース:wccftech - Intel Meteor Lake CPUs To Come In GT2 ’64 EU’ & GT3 ‘128 EU’ Xe Tiled-GPU Flavors
解説:
Meteor Lake CPUのGPUタイルの話。
AMDのAPUはダイの種類が少ないため、APUイコールデスクトップ・モバイルとなり、デスクトップ用のAPUにもモバイルと同じGPUが搭載されます。
しかし、IntelkCPUはモバイルとデスクトップできっちり分かれており、例えばAlderlakeで言えばEU数96のモデル、2.2223TFLOPSがAMDで言う、RembrandtのRadeon 680M、3.686TFLOPSに相当します。
このMeteorLakeのGT3、128EUもそのようなモデルに相当します。
EU当たりの性能がAlderlakeと全く同じだったとしても128EUだと3TFLOPS近い性能となり、Rembrandtに迫る性能を持っていることになります。
DDR5世代になってから、内蔵GPUはどんどん高性能化しており、AAAタイトルのゲームが内蔵GPUで不満なく遊べる世界がすぐそこまで来ているということです。
Intelが進化すればAMDも進化しますので、Phoenix Pointではさらに性能を上げてほしいところです。
今、私が最も期待しているのはPhoenix PointのRDNA3です。
3DMarkのスコアでGTX1060 6GBのTime Spy Graphic Score 平均4203とFire StrikeGrahphic Score 平均13126を超えられるかどうかですね。
これくらいだとほとんどのゲームでFullHD60FPSは行くのではないかと思います。
ちなみにRembrandtの内蔵GPU RDNA2のRadeon 680MはFireStrikeの平均は6847です。
これでもなかなか高性能なスコアですが、RDNA3ではワット当りの性能が50%以上向上しているということで、FireStrikeで最低でも10,000以上のスコアは出る計算になりますね。
※ 単純計算であることはお断りしておきます。
IntelもAMDも次世代の内蔵GPUは現行GPUの倍程度は行くのではないかと楽しみにしています。
第14世代intelCore i5/7/9シリーズ
※ 末尾にFがついているモデルはGPUがありませんのでご注意ください。