CPU情報

インテル第13世代Core「Raptor Lake-S」CPUがDDR4メモリに対応

投稿日:

インテルはAlder Lake後継機でDDR4メモリのサポートを廃止しない

Moore's Law is Deadによると、Intelは(現在)次期Raptor LakeシリーズでDDR4メモリのサポートを維持しているそうです。

インテルの機密情報を事前に正しく明かしてきたYouTuberが、今回、Raptor LakeがDDR4メモリをサポートすることを確認しました。

つまり、LGA1700ソケットを維持する予定のAlder Lake後継機は、すでにDDR4メモリをサポートしている既存のZ690および将来のH670/B660/H610マザーボードのすべてと互換性がある可能性が高いということです。

Raptor LakeはAlder Lakeに比べてコアの性能が向上しているだけなので、これは決して驚くべきことではありません。

第13世代のCoreシリーズは、Alder Lakeに比べて2倍のGracemont(小型)コアを搭載することになっています。

この情報は、AMDが次世代Raphael CPUのための将来のAM5プラットフォームの詳細を共有することを期待しているのと同じ時期に得られたものです。

この次世代AMDプラットフォームがDDR5テクノロジーを独占的にサポートするのか、あるいはむしろ将来のAM5 CPUの一部にDDR4メモリをサポートさせることで、DDR4メモリの寿命を延ばすのかは、まだ不明です。

https://twitter.com/mooreslawisdead/status/1457603739414671360?ref_src=twsrc%5Etfw

翻訳

Raptor LakeはDDR4をサポートする。

呆れた人もいるかもしれませんが、Raptor Lakeが発売されたら、IntelはDDR4のマザーボードを廃止するという陰謀論が流れているのを見たことがあります。いいえ、そんなことはありません。

DDR4 Alder Lakeの購入者は安心してくださいね。

インテル第13世代Core「Raptor Lake-S」は、デスクトップ環境向けに125W、65W、35Wという同様のTDP範囲で、24コア(8P+16E)ものコアを提供することが確認されています。

同シリーズはモバイル機器にも採用される予定ですが、Alder Lake-P/Mの後継機種の仕様はまだ未確認です。

インテルRaptor Lake-S、ソース:AdoredTV

 

Intel Raptor Lakeは現在、2022年後半に発売される予定で、おそらくAMDがZen4アーキテクチャを発表する頃になると思われます。

インテルメインストリーム・デスクトップCPUのロードマップ(噂)

Alder LakeRaptor LakeMeteor LakeArrow LakeLunar LakeNova Lake
発売時期2021Q42022Q42023Q22023Q42024Q42025
製造プロセスIntel 7Intel 7Intel 4不明不明不明
ビッグコア
マイクロ
アーキテクチャー
Golden CoveRaptor CoveRedwood CoveLion CoveLion CovePanther Cove
スモールコア
マイクロ
アーキテクチャー
 GracemontGracemontCrestmontSkymontSkymontDarkmont
内蔵GPU
マイクロ
アーキテクチャー
Gen12.2Gen12.2Gen 12.7TBCGen 13不明
最大コア数16 (8C+8c)24 (8C+16c)不明40 (8C+32c)不明不明
ソケットLGA1700LGA1700不明不明不明不明
サポート
メモリ
DDR4/DDR5-4800DDR4/DDR5-5600DDR5不明不明不明
PCIe世代PCIe 5.0PCIe 5.0PCIe 5.0不明不明不明
Intel Core
シリーズ
第12世代Core第13世代 Core第14世代Core第15世代Core第16世代Core第17世代Core

ソース:Videocardz.com - Intel 13th Gen Core “Raptor Lake-S” CPUs to support DDR4 memory

 

 

 

解説:

第13世代CoreもDDR4メモリをサポートする

Ryzenに敗北したことがよっぽど堪えたのか、第13世代Core Raptor LakeもDDR4メモリをサポートするようです。

一世代ごとにプラットフォームを変更し、既存のユーザーを切り捨ててきたIntelのこれまでの方針とは違って、かなりユーザー本位の姿勢になったと言ってもよいでしょう。

Intelのスケジュールの中ではDDR4からDDR5への移行はかなりゆっくり行われるようです。

 

対するAMDは・・・

ソケットAM5になってAMDがDDR4/5の両対応に出来るのかどうかと言う点については、なかなか難しいのではないかと思います。

Ryzenでそのような対応をするには、I/Oダイをそのように変更しなければならず、リソースの小さいAMDにはかなりの負担なのではないかなあと思います。

こうした情報は今まで流出した資料の中にも含まれておらず、現時点ではっきり言えることは無いです。

12nm版Zen3であるMONETが出ることも併せて、しばらくはAM4は廉価版向け、AM5はパフォーマンス向けと言う棲み分けになるのではないかなあと思っています。

 

 

第14世代intelCore i5/7/9シリーズ

 

※ 末尾にFがついているモデルはGPUがありませんのでご注意ください。

-CPU情報
-,

Copyright© 自作ユーザーが解説するゲーミングPCガイド , 2024 All Rights Reserved.