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シンガポール発のVR HMD Decagearのプリオーダーが開始

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昨年(2020年)10月27日、シンガポールのDeca社から、とある新型ヘッドセットが発表になりました。

詳しくはMoguraVRさんで記事になっていますので、確認してください。

シンガポール発の新VRデバイス「DecaGear」多機能・高解像度で低価格、しかし疑問視する声も

上の記事では驚くべき情報が載っています。

しかし、発売予定日も含めて、現在ではかなり情報が変わっていますので、当サイトで解説していきたいと思います。

情報メーカーDecaValve
公式HPdeca.net valvesoftware.com
デバイス型式PCVRPCVR
ソフトウェア
プラットフォーム
SteamVRSteamVR
発表日2020年10月27日2019年4月30日
発売日未発売2019年5月1日
小売価格コントローラー付属 $549ヘッドセット単体 $499
コントローラー付属 $749
コントローラー+ベース
ステーション付属 $999
表示機能レンズフレスネルレンズ二重素子キャンテッド
フレネルレンズ
ディスプレイ型式LCDX2LCDX2
サブピクセル
レイアウト
RGBストライプRGBストライプ
解像度片目2160x2160片目1440x1600
リフレッシュレート90 Hz144 Hz
視野角水平114°
垂直109°
水平107°
垂直104°
パススルー未確認デュアル960x960
パススルーカメラ
DeviceIPD調整機能60-72 mmをハードウェア
で調整可能
58-70 mmをハードウェア
で調整可能
本体寸法未確認
本体重量未確認ヘッドストラップ込809 g
素材プラスチックプラスチック
接顔部は発泡素材
ヘッドストラップ不明収納式パッド付き
ハードストラップ
着脱式スピーカー
本体色
トラッキングトラッキングタイプ6 DoF内蔵カメラ
インサイドアウト
6 DoFインサイドアウト
(マーカーベース)
ベースステーション無しSteamVR 2.0規格X2
アイトラッキング対応非対応
フェイストラッキング対応非対応
ハンドトラッキング対応非対応
ボディトラッキング対応非対応
コントローラーコントローラー6DoF対応DecaGear
コントローラーX2
6 DoF対応Index
コントローラーX2
重量未確認196 g
入力方式フェイスボタン、
ジョイスティック、
インデックストリガー
静電容量式サムスティック、
トラックパッド、
静電容量式フェイスボタン、
静電容量式インデックストリガー、
感圧式グリップ
フィンガートラッキング親指と指のフルトラッキング親指と指のフルトラッキング
振動機能
バッテリー充電可能バッテリー
6.5時間持続可能
充電可能バッテリー
8時間持続可能
サウンドスピーカーヘッドストラップ内蔵
8Ωステレオ
マイクロスピーカー
オフイヤーステレオスピーカー
マイクロフォン不明未確認
接続機能接続端子不明前部USBポート(電源のみ)
ビデオ端子DisplayPort, USB 3.1DisplayPort 1.2, USB 3.0
WiFiWiFi 6無し
BluetoothBluetooth 5.0 LE 無し

上が現在の情報になります。

比較用として、Valve Indexの仕様を隣に並べています。

価格に関しては、当初450ドルとなっていましたが、現在では$549以上となっており、予約が始まっているにも関わらず、価格がはっきり決まっていないようです。

MograVRさんの記事にもありますが、Deca社はシンガポールの企業で過去に「DecaMove」と言う腰につけてボディトラッキングの精度を高めるVR機器を発売していたもののVRヘッドセット本体を発売するのは全くの初めての企業のようです。

日本では全く無名の企業で、$549以上と言うプレオーダー時で価格が確定できない状態を見てもわかる通り、製品製造・販売・流通・サポートなどのノウハウや処理能力をどれだけ持っているのか疑問視されているようです。

ただし仕様は素晴らしいの一言、片目2K、両目4Kの高解像度VRで視野角は水平114度、垂直109度と価格がはるかに高いIndexを凌ぐ性能になっています。

格安のVRは視野角が狭くなる傾向にあるので、解像度と視野角だけでも超一級のVRと言ってもよいです。

VRトラッキングは6DoFで方式はカメラ内蔵のインサイドアウトとなっています。

公式サイトには

225ºのトラッキング範囲
225°のトラッキング範囲により、ほぼどこからでもリアルな精度で手をトラッキングできます。

カメラ内蔵のインサイドアウト方式の欠点の一つである手のトラッキング範囲もかなり広いことを謳っています。

また、コントローラーはIndexのナックルズと同様に五指のフルトラッキングに対応しているようです。

 

驚異のSoC内蔵

実はこのDecaGear、本体にSnapdragonXR2(Snapdragon865)相当以上のSoCを内蔵し、BluetoothやWiFiでの無線接続にも対応しています。

これが何を意味するかと言うと、SoCの内蔵GPUによる動画のリアルタイムハードウェアエンコード/デコードに対応し、PC本体との無線接続が可能になっているということです。

別途オプションが必要ですが、OculusAirのような無線LANを経由した接続が可能になるようです。

このオプションDecaAirも50ドルと信じられない価格が発表されています。

公式サイトにははっきり書かれていませんでしたがOculusLinkのようなケーブル一本の接続も可能でしょう。

Quest2が出た現在、有線で重くてかたいケーブルを何本も束ねてプレイするVRは既に時代遅れです。

VR業界としては、メーカーの手前があるのでしょうが、無線の接続ができないVR機器をいまさら出してどうするのか?と私は思います。

最悪のパターンは売れたけど、「面倒くさいから使わない、VRは所詮イロモノ」とユーザーに判断されてしまうことです。

VR機器が一千万台出荷され、多くのソフトハウスが潤い、様々な分野でも使われる・・・・このような輝かしい未来を目指すならば、無線が出来ないVR機器は役に立たないとはっきり書いた方が私は良いと思います。

VRはプレイするまでのハードルをどれだけ下げられるかがカギになると思います。

使う気が起きなければ単なる場所を取るプラスチックの置物に過ぎません。

一部の熱心なユーザーは絶賛するかもしれませんが、8Kや16Kを出せたとしても、使い続ける気が起きないVRと言うのは意味が無いと私は思います。

2021年以降のVR機器は「無線にあらずんばVRにあらず」だと私は思います。

正直、今から有線のVRを発売しようとしているメーカーは時代を読めてないと思った方がいいです。

このDecaGearは新世代のVR機器として最低限度の仕様を満たしていると思います。

 

 

仕様は素晴らしいの一言だが・・・・

実はこの企業、従業員30人程度の小さな企業だそうで、新手の手の込んだ詐欺か、VR界の革命児か?とネット上でも話題になっているようです。

仕様は本当に素晴らしいの一言ですが、価格が発表時よりズルズルと上がっていること、発売日が2021年から2022年に後退していることなどを考えると発売までのスケジュールがかなり押しているのは間違いないようです。

ここから判断すると、何らかのトラブルに見舞われているか会社のリソースが圧倒的に足りないかどちらかの可能性があると思います。

そのため、DecaAirの50ドルと言う価格も守られるかどうかというのは微妙でしょう。

ロンチから価格が100ドルも上がってしまったのは痛恨の極みですが、それでも既存のVRヘッドセットと比較にならない仕様は素晴らしいの一言。

出来れば当初価格の450ドル・・・日本円だと55,000円程度・・・で出てくれればよかったのですが、$549でもまだ仕様と比較して革命的な価格であることは確かです。

ネットで揶揄されているような手の込んだ詐欺で無いことを祈るばかりです。

 

 

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