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中国メーカーが暗号通貨マイニング専用SSDの生産を開始、「Chia Coin」が人気を博す

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昨日お伝えしたように、新しい暗号通貨であるChia Coinの人気上昇により、世界中でSSDやHDDが大幅に不足することが予想されています。

SSDや高性能ストレージデバイスの需要が高まっていることから、中国のメーカーがマイニング専用SSDの生産を開始し、まもなく小売店に並ぶことになります。

中国メーカーが暗号通貨マイニング専用SSDの生産を開始、Chia Coinが人気を博す

Chia Coin暗号通貨は、BitTorrentの生みの親であるBram Cohen氏によって創設されました。

GPUに大きく依存する従来の暗号通貨のアルゴリズムとは異なり、Chia Coinは高速なSSD&HDDに依存しています。

つまり、そのマイニングは、ほとんどが高速で大容量のストレージデバイスで行われます。

中国の小売業では、すでに大容量のHDDやSSDが大量に不足していると報告されています。

8TBのHDDはすでに在庫切れとなっており、低容量のメインストリーム・ドライブの在庫もまもなく枯渇しそうだ。

Chia Coinのマイニングプロセスでは、大量の空き容量を必要とし、いくつかの読み書き操作を実行します。

この場合、耐久性(TBW)は速度と同様に重要であるため、消費者向けのSSDは耐久性が低いためマイニングには最適ではなく、これらの操作を実行するとSSDの寿命が大幅に短くなってしまいます。

したがって、これらのマイナーのターゲットは主にハードドライブとデータセンター用SSDです。

中国のストレージ・メモリメーカーであるJiahe Jinwei社は、暗号通貨のマイニング専用SSDを提供する新しいSSD量産プロジェクトを正式に発表しました。

このマイニング専用SSDは、主にChia Coinの採掘者を対象としています。

これらのSSDがどのような仕様になるのかは現時点では不明ですが、見たところ、小売店ではなく、採掘者に直接販売される可能性があります。

とはいえ、「Chia Coin」に参加するマイナーが増えれば、SSDやHDDの価格は今後数カ月のうちに大幅に上昇することが予想されます。

同じ中国のメーカーの報告によると、大容量のストレージデバイスの供給はすでにすべて完売しており、緊急に増産しなければならないとのことです。

現在、マイニングネットワークには、合計で260ペタバイト(260,000テラバイト)のストレージ容量を持つHDDが3万台あり、1日平均500台ずつ増加しています。

Chia Network社は、「Chia Coin」という暗号通貨は、従来のコインモデルに比べて環境に優しいというメリットがあるとしていますが、その反面、消費者やデータセンターでは、世界的な供給の増加により両市場が活性化するまで、PCの重要な部品が利用できなくなることが予想されます。

ソース:wccftech - Chinese Manufacturers Begin Production of Cryptocurrency Mining Dedicated SSDs As Chia Coin Gains Popularity

 

 

解説:

今度はSSD・HDDが市場から消えるのか?

China Coinと言う大容量・高速なストレージにマイニングが依存する新しいCoinが人気で中国国内では既にSSDやHDDが国内から消えつつあるとのことです。

2021年はまさにゲーマー受難の時代と言ってもよいでしょう。

私などは思わず、「今度はSSDかよ・・・」と声を上げてしまいました。

今はまだ日本にも在庫はありますが、いずれGPUのように消えてなくなるかもしれません。

メモリ関連製品と言うのは、需要が急増したからと言ってすぐに生産が増やせるものではありません。

大規模な供給量の増加には数年単位の時間がかかります。

そのため、メモリの価格は需要が増減によって上がったり下がったりするわけです。

China Coinのマイニンぐには大量の空き容量が必要で、何度も書き込みを行うため耐久力(TBW)の高い産業用のSSDが適当と言われています。

民生用のSSDは市場から無くならないかもしれませんが、需要の増大によって価格は上がるかもしれません。(というか、上がるでしょう。)

マイニング需要の復活によって一般のユーザーは本当に大変な時代になりました。

 

 

 

 

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