NVIDIA、SoC「Atlan」を発表へ
NVIDIAの次期システムオンチップのレンダリング画像が届きました。
残念ながら、この写真には説明文が添えられていなかったので、仕様については全くわかりません。
分かっているのは、NVIDIA Atlanが自動車産業向けの次世代SoCであるということです。NVIDIAはまだ『アクアマン』フランチャイズの名前を使っているようです。
2019年に戻って、NVIDIAはアトランティスの最初の支配者にちなんで名付けられたOrin SoCを発表しました。
今日、NVIDIAは、Orinの父親にちなんだAtlan SoCを発表します。
Atlan SoCは、Grace-Next CPUとAmpere-Next GPUを搭載しています。
また、データ処理ユニット(DPU)であるブルーフィールドも内蔵しています。実はこの写真のアノテーションは、CPUとGPUのアノテーションが入れ替わっているようで、少し混乱しました。
とはいえ、Atlan SoCには12個のコアが搭載されており、Orinと同じ数であることは間違いなさそうです。
コア数については定かではありませんが、GPUの構造についても同様のことが言えます(このアーキテクチャでは異なる可能性があります)。
Grace CPUは結果が出ていないので、新しいCPUアーキテクチャの内部名称かもしれません。なお、NVIDIAはGrace HopperにちなんだGPUアーキテクチャを開発していると噂されていましたが、それについては言及していません。
NVIDIA は GTC 2021 で Atlan SoC を正式に発表する予定です。このチップおよびこのチップを搭載した製品については、本日中に詳細が発表されるものと思われます。
NVIDIA Atlan SoC、ソース: VideoCardz
ソース:Videocardz.com - NVIDIA Atlan SoC with Grace-Next CPU and Ampere-Next GPU pictured
解説:
nVidiaの新しいSoCの情報
Atlanと言うnVidiaの次世代自動運転向けSoCの情報が出てきました。
このSoCはGrace-Next CPUとAmpere-Next GPU搭載しており、仕様的には新型Switch Proに搭載されると言われている、lovelaceを搭載すると噂が上がったSoCに近いです。
私の単なる予想ですが、登場時期から言ってもAtlanをゲーム向けにカスタムするのかなと思いました。
4K向けのDLSSを搭載するならば、ある程度のAI処理性能は必須です。
自動運転向けのSoCはゲーム向けのSoCとしてカスタムして採用された例は私の知る限り皆無で、別に開発されている可能性も大いにあると思います。
しかし、世代的に言うとSwitch Proに搭載されると噂されるSoCと同一なので、何らかの関係があると見なす方が自然だと私は思います。
CPUに関してもGrace-Next CPUとありますが、nVidiaのHPC向けGPUと噂されるHopperと何らかの関係があるのか、HopperのフルネームはGrace Hopperとなるようです。
今回のリークは断片的な情報ばかりで、特に確定できる部分は少ないですが、GTC2021で何らかの情報が公開されるとのことですので、続報があると思います。