Radeon RX 5500はRX500シリーズを置き換えるものであり、測定結果が示すように、フルHDゲーム向けGPU製品の台風の目になる可能性があります。
AMDはすでに10月に導入していますが、Radeon RX 5500は今日まで、少なくとも個別には購入できません。
しかし、完成品のコンピューターでは、たとえばHP Pavilion TP01-0004ngで登場し、テスト目的で注文しました。
RX 5500は、200ユーロ未満の価格帯で魅力的なGPUの代替品になる可能性があります。
※ 200ユーロは日本円で2.5万円程度です。
テストコンピューターのビデオカードには4 GBのビデオメモリがあり、AMDのリファレンスデザインです。
Pavilion PCの製品ページで、HPは誤って「Radeon RX 5300XT」と記していますが、グラフィックカードメーカーはまだこれを発表していません。
Radeon RX 580の後継
Radeon 5500ファミリは、Radeon RX500シリーズであるPolarisカードを置き換えることを目的としています。
技術データは、Radeon RX 5500の発売以来知られています。
グラフィックチップのNavi 14は、新しいRDNAアーキテクチャを使用し、7 nmの製造技術で製造されています。
GPUには、1408のシェーダー、32のラスタ化、および88のテクスチャユニットが含まれています。
4または8 GBのGDDR6メモリは1750 MHzで動作し、128bitのバス幅で224 GB / sのメモリ帯域を持ちます。
さらに、Navi 14はPCIe 4.0に対応ますが、Radeon RX 5500は16個のPCIeレーンではなく8個しか使用できません。
RX 5500対 RX 580およびGeForce 1660 OC
測定のために、Radeon RX 5500をIntel Core i7-8700Kと32 GBのRAMを備えた標準のグラフィックスカードテストシステムに移植しました。
ベンチマークでは、Radeon RX 580とほぼ同じレベルのリファレンスカードが表示されます。
3DMark Fire Strikeでは、RX 5500は12,111ポイントを獲得し、出荷時の仕様としてオーバークロックされたSapphire RX 580 Nitro +は12,744ポイントを獲得しました。
そして間、NvidiaのGigabyteのGeForce GTX 1660 OCは、同じくボードメーカーのOCを搭載しており、12,525ポイントです。
アクションアドベンチャーShadow of the Tomb Raiderのベンチマークが組み込まれたフルHDのRX 5500は、平均59 fps(1秒あたりのフレーム数)のウルトラディテールレベル、SMAA、16倍異方性フィルタリングでマスターされ、RX 580は65 fpsで性能が上で、 GTX 1660は69 fpsで動作します。
同様に、Far Cry 5の性能差はは、72 fps(RX 5500)から75 fps(RX 580 Nitro +)から85 fps(GTX 1660 OC)程度です。
より高くなった効率
新しい「小さな」Navi GPUは、3D負荷時で120(3DMark)〜133ワット(FurMark)で、接続されたモニターでアイドリングすると、わずか約7ワットです。
これにより、GeForce GTX 1660(128/10ワット)とほぼ同じレベルになり、Radeon RX 580(207/12ワット)よりかなり質素です。
AMDは(Polarisシリーズでやり残した)宿題を終えました。
価格への疑問
ただし、グラフィックスカード市場は止まっているわけではありません。
Nvidiaは最近GeForce GTX 1660 Superを導入しました。
これは、ほとんど変わらない電力消費で大幅に高いパフォーマンスを提供します。
その上、価格はわずかに上がりました。
分類するには:Radeon RX 580はすでに約160ユーロから入手できますが、4 GBバージョンは150ユーロ以下から販売されています。
そこから考えると、Radeon RX 5500は200ユーロをはるかに下回る価格で8 GBモデルが販売されるはずです。
これは、主にフルHDでプレイするゲーマーにとってうれしい事実です。
ただし、小売価格についての公式声明はまだありません。(BKR)
ソース:heise online - Grafikkarte mit AMD Radeon RX 5500 im ersten Test
解説:
ドイツのサイトでHPのBTO PCをオーダーしRX5500を抜き取ってテスト結果を公開していましたので、取り急ぎ翻訳してみました。
恐らく世界初でしょう。
結果としては記事の通りでRX580、GTX1660のOCモデルよりは若干劣るという程度の性能です。
価格次第ではそう悪くないのかなと思います。
TDPはGTX1660のレベルに迫っていますが、メーカーからOCモデルが出ると若干高くなる可能性はあると思います。
RX580のロード時207W(笑)と比較すると圧倒的な省電力を誇っており、GTX1600シリーズとようやく互角に戦える性能になったのかなというのが正直な感想です。
記事中にもある通り、8GBモデルがRX580と同程度の価格で発売されればかなり良いと思います。
AMDのGPU Radeonシリーズ
Radeon 7000シリーズ
Radeon RX 6000シリーズ
※ SAPPHIREはAMD Radeon専業のメーカーであり、Radeonのリファレンス的なメーカーです。