※ クリックすると別Window・タブで拡大します
14 nmの「Comet Lake」シリコンをベースとするIntelの第10世代Coreデスクトッププロセッサラインナップは、Core i3-9100およびi3-8100に続くCore i3-10100から始まります。
本質的に「Skylake」と同一のマイクロアーキテクチャを最大限に活用するために、Intelはi3-10100が4コア/ 8スレッドチップであるコアプロセッサファミリ全体でハイパースレッディングを有効にすることを決定しました。
興味深いことに、Intelは6 MBの共有L3キャッシュのみを提供しています。
わずかに強化されたi3-103xxは、8 MBのL3キャッシュで区別される可能性があります。
このチップの公称周波数は3.60 GHzで、ターボブーストの程度は不明です。
現行世代のi3-9100はTurbo Boostを搭載しているため、後継機にもこの機能が搭載される可能性があります。
i3-10100のSiSoft SANDRAオンラインデータベースエントリが発見され、マルチメディアテストを使用した全体のスコアが382.61 MPix / sであり、i3-9100の約290 MPix / sから大幅に向上しています(パフォーマンスが31%向上)。
SANDRAのマルチメディアテストはハイパースレッディングを効率的に活用するため、このパフォーマンスの向上はハイパースレッディングによるものです。
Intelは、AMDのRyzen 3 3200Gと競合して、120ドル前後でCore i3-10100を発売する予定です。
ソース:techpowreup - Intel Core i3-10100 Put Through SANDRA, Beats i3-9100 by 31% in Multimedia Tests
解説:
Intelは下位のCPUにハイパースレッディングを搭載することにあまり積極的ではありませんでした。
しかし、Comet Lake世代からすべてのラインナップにハイパースレッディングを搭載すると言われています。
それを証明するかのようにCore i3-10100とみられる製品のベンチマーク結果がリークしています。
それによるとマルチメディアテスト全体のスコアが31%向上しており、これはハイパースレッディングの恩恵によるものだと言われています。
永らく最高のグレードであったCore i7がずっと4コア8スレッドだったため、ちょっと古めのゲームでは8スレッドまで対応しているタイトルが多く、4コア8スレッドはそういったタイトルをプレイする人たちにとっては丁度良い製品になるかもしれません。
何はともあれ、来年早々の発売に向けて、徐々にComet Lakeが姿を現してきました。
CPUコアそのものは何の変哲もないSkylakeコアですが、クロックの向上と全シリーズのマルチスレッド化がなされているということはほぼ確定していると言ってもよいと思います。
事前にリークされた情報だとCore i9の最上位製品はTurbo5.2GHzに達するとのことですので、シングルスレッド性能は若干Ryzen3000シリーズよりも有利でしょう。
他SKUの調整もライバルとなるRyzen3000シリーズに合わせて調整されてくるものと思います。