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マイクロソフト、Windows 10でAndroidのスクリーンミラーリングのテストを開始[サポートされているデバイスの一覧]

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多くのアップルファンは、アップル以外の製品を買おうとさえ考えていない最大の理由の1つがそのエコシステムだと主張しています。

同社は見栄えがよく、うまく機能するだけでなく、非常にシームレスな方法で連携して機能する製品を設計しています。

Windows 10 Mobileへの取り組みを捨てて以来、マイクロソフトはAndroidがWindows 10で動作できるようにすることで、同様の(あるいはさらに優れた)エコシステムを提供しようとしてきました。

 

同社は以前、Windows 10デバイスで携帯電話の写真やテキストにアクセスできるようにするYour Phoneアプリを発表しました。

Windowsメーカーは、この機能をAndroid携帯のサードパーティ製アプリにも拡張しようとしているようです。

 

以前、この機能はTwitterで発見されていました。その説明には、次のように書かれています。 マウスとキーボードを使って対話することができます。」

windows 10のAndroidアプリのミラーリング

マイクロソフトは、Windows Insiderがこれらの拡張機能をテストできることを確認しました。 会社はこう書いている:

 

私たちはあなたの電話アプリ - 電話スクリーンのための最新の機能への早期のプレビューを提供することに興奮しています。

携帯電話を探す必要なく、Android携帯電話の画面をPCに直接ミラーリングできるようになりました。

それはデスクトップ上にAndroidの画面を映す機能を提供するので、この機能は写真にアクセスしたり通知を受け取ることを超えてあなたのスマートフォンアプリを使えるでしょう。

通知によってアクションセンターが汚されることはなく、アプリでそれらを消去しても、接続されているWindows 10デバイスでは通知が消去されます。

 

Windows 10の画面ミラーリングは、最初は少数のSamsung Galaxyデバイスのみをサポートします。

Windowsメーカーによると、この機能は当初Android 7以降を実行している一部のGalaxyデバイスでしか利用できないという。 これらが含まれます:

  • Samsung Galaxy S8
  • Samsung Galaxy S8+
  • Samsung Galaxy S9
  • Samsung Galaxy S9+

Windows 10PCに関しては、スマートフォンのスクリーンを映すためにそのシステムに低エネルギー周辺機器モードのBluetoothが搭載されている必要があるでしょう。

あなたのPCがこれをサポートしているかどうかを確認することができます(MSより)。

  1. [スタート]メニューを右クリックして[デバイスマネージャ]に移動します。
  2. Bluetoothオプションを選択して展開します。
  3. Bluetooth用の無線ドライバまたはアダプタを選択し、ダブルクリックしてプロパティを開きます。
  4. 詳細タブに移動します。
  5. 「Bluetooth無線は低エネルギー周辺機器の役割をサポートしています」プロパティを探して選択します。
  6. 値がtrueかfalseかを確認してください。

それが本当であれば、あなたはあなたがサポートされている電話とあなたの電話アプリがインストールされている限り行くことをお勧めします。

最新のInsiderビルドを実行しているWindows 10 PCも必要です。

Microsoftは特にビルド番号について言及していないが、会社からの連絡があったらこのスペースを更新する予定だ。

マイクロソフトは、この機能を実行するにはビルド18335+を推奨すると述べています。

ソース:wccftech - Microsoft Begins Testing Android Screen Mirroring on Windows 10 [List of Supported Devices]

解説:

全てを自前で賄うことをあきらめたマイクロソフト

すでに撤退したスマートフォン向けOSとして、Windows PhoneやWindows 10 Mobileがありますが、自社でできないことはすっぱりと諦めてAndroidとの連携を強化することによってiPhoneに対抗しようとしているようです。

 

Androidというのはライセンス料は無料です。

しかし、OSのサポートはスマホメーカー側が行うこと、アプリマーケットはGooglePlayを使うことなどによってプラットフォームを支配して課金システムによって利益を得るという方法論を取っています。

また、GoogleやスマホのメーカーはOSからの情報によってさまざまなマーケティング情報を得ており、これもコスト的にはかなりの大きな経営資源になっているものと思われます。

面白いのはWintelではマイクロソフトもintelもメーカーを一つはさむことによってサポートをメーカーに押し付けてライセンス料を取ることによって利益を上げてきましたが、Androidでもサポートに関しては同様になっていますが、逆にユーザーが何を望んでいるかの情報を直接Googleやデバイスメーカーが吸い上げるシステムになってることです。

OS自体の価値は0として無料で配り、アプリマーケットを支配して課金を得るというシステムを取ることによって市場を支配しています。

このようなシステムに旧世代のMSやintelは全くついていくことができませんでした。

MSのアプリマーケットはこの後追いです。しかし、ご存知の通り、あまり一般的とは言い難い状況でしょう。

ここを強制すればWindowsの最大の利点である過去のソフト資産の意味がなくなってしまい、強制しなければ、アプリマーケットの支配ができないというMSにとって何とも歯がゆい状況です。

 

以前にもお話しましたが、すでに出荷台数でいえば、スマートフォンはパソコンの6倍以上売っているので、インストールベースでいえば圧倒的にandroidの方が上です。

(そして、ARMの方が上です。)

また、新たな需要を掘り起こすことによってパソコンではなし得なかった「一人一台」を実現してしまいました。これは大きいです。

Windowsのこのような機能は少しでもスマートフォン市場に影響力を持ちたいというマイクロソフトの意思の表れですね。

パソコンに関しても同じくGoogleがOSを提供しているChromebookはアメリカの教育関係を中心に採用されています。

これはまさにAndroidのPC向けと言ってもよいと思います。

Googleの目的はOSを売って利益を得るという旧世代のビジネスモデルではなく、プラットフォームを支配し自社の提供するサービスに顧客を囲いこむことによってユーザーに課金や広告を利用してもらう利益を得るということです。

ユーザーに製品を押し付けることなく、一見無料でユーザーにシステムを提供しています。

その実様々なところから課金を得ているわけですが、このような間接的に利益を得るシステムを導入することによって 自社のイメージを低下させずにサポートの質を下げてもユーザーからのクレームが来ない(来ても対応が簡単になる)ようにしているわけです。

全てのサービスがWEBベースになる世界

スマホやChromebookは一見Windowsと似たような仕組みを展開していますが、このように本質的なシステム(考え方)は全く異なるものです。

Googleの思惑には「いずれすべてのサービス(アプリ)がクラウドベース(Webベース)で動くようになる」というものがあると思います。

時代はそういった方向に向けてゆっくりと進んでいます。

ホリエモンの愛称でおなじみの堀江氏は「いずれパソコンは必要なくなる」と言っていますが、このような意味です。(とわたくしは理解しています)

堀江氏の言うパソコンにはChromebookは含まれていないのかもしれません。

これはパソコンが要らなくなるという狭義の意味ではなく、「すべてのサービスがWEBベースになってデバイスはWEBベースのサービスを提供するための単なる土管になる」という意味だとわたくしは理解しています。

「ブラウザさえ動けばなんでもいいよ」ということですね。

遅延とオーバーヘッドが問題になる我々がこだわっているような高性能PC向けのハイエンドPCゲームの世界ですらもクラウドサービスが出てきています。

nVidia GRIDという時間貸しのGPUがありましたが、こちらは高いGPUを購入しなくてもネット経由でGPUパワーを購入してノートPCなどでもハイエンドゲームができるというものです。

残念ながら提供されているゲームが限られているため一般的とは言い難いシステムになっていますが、これらのシステムをうまく活用してユーザーにアクセスできる企業が出てきたら将来的には高額なGPUを買うという習慣はなくなるかもしれません。

このシステムが普及していないのはシステムそのものの問題ではなく、マーケティング(売り方)の問題だとわたくしは思います。

GPUが高すぎる問題というのは潜在的に多くのユーザーが不満を持っていると思います。

そこをうまく利益を出しながらユーザーの悩みを解決する方法が提供されていないだけで、いずれはWEBベースになる可能性は高いと思います。

 

表題の記事の話に戻しますが、マイクロソフトがWindows10でこんな風に他社製のOSを搭載したスマートフォンと連携するという機能を搭載するということは従来の端末のみで動くアプリケーションの影響力が小さくなっていることを象徴しているものと思います。

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