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TSMC、今年のApple A13チップの独占サプライヤーを維持する、サプライチェーンを主張

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Taiwan Semiconductor Manufacturing Company(TSMC)は2016年からAppleのiPhoneとiPad用のチップを製造してきました。

SamsungはかつてはAシリーズの専業メーカーでしたが、Cupertinoの巨人は最終的にすべての注文をTSMCに移しました。

※ Cupertino(クバチーノ)はアメリカ・カリフォルニア州にある街の名前でアップルの本社があります。

昨年の7nm FinFET A12チップセットもTSMCから供給されており、新しいレポートが発表されるのであれば、ファウンドリは今年もAppleのすべての注文を獲得するでしょう。

 

TSMC、今年もAppleのA13チップの7nmノードを維持

DigiTimesの新しいレポートによると、TSMCはすべてのA13チップの注文を受けて、ファウンドリ市場での市場シェアをさらに拡大することを可能にします。

A13は2019年のiPhoneの収穫を牽引し、チップメーカーは今年の第2四半期にカスタムデザインのチップセットの量産を開始する予定です。

報告によると、シリコンは極端紫外線リソグラフィ(EUV)を用いた7nmプロセスの改良版を用いて製造される。

 

TSMCのCEOであるCC Weiは、先月の同社の投資家会議で、7nm製造プロセスからもたらされる収益が今年の同社の売上高の25%以上を占めると予測していると述べた。

彼はまた、需要の増加が同社の7nmチップクライアントポートフォリオを強化したとも述べた。

知らない人のために、クアルコムとHuaweiはまた、それぞれSnapdragon 855とKirin 980にファウンドリの7nm FinFETプロセスを使用するTSMCのクライアントです。

 

しかし、7nmビジネスは前向きな見通しであるにもかかわらず、チップメーカーは今年は世界のチップセクターにとっては遅いものになると予想しており、それもまたこの減速の影響を受けると警告しています。

鋳造所はマクロ経済的な理由のために今年横ばいの成長を経験すると期待する。

TSMCは今年A13チップの製造にEUVを使用する予定ですが、製造が困難でコストがかかるため、多くのチップメーカーが7ナノメートルプロセスを延期しました。

結果として、競合はそれほど多くなく、サムスンによるAシリーズの受注を獲得するという噂の努力にもかかわらず、Appleは今のところTSMCに固執しているようです。

しかし、同社は技術大手が自社製を決定しない限り、2020年にSamsungと、おそらくMediaTekから5Gモデムを入手する可能性がある。

ソース:wccftech - TSMC to Remain Exclusive Supplier of Apple A13 Chips for This Year, Claims Supply Chain

 

解説:

プロセスルールに関する話題だったので、モバイル系のニュースですが、翻訳しました。

この記事によると

・7nm+といわれる7nmにEUVを組み合わせたプロセスをAppleがA13という次期iPhone用のプロセッサ生産のために使う

・よって7nm+の立ち上げにかかる資金はAppleが負担する形になる

ことがわかるわけです。

A13が正常に生産できなければ次期iPhoneが生産できなくなり、世間を揺るがす大騒ぎになります。

失敗はできないので、生産が出来なければこの時点で話が上がっているはずということになります。

・その生産が一息ついたころ、AMDも7nm+を利用して予定通りZen3を生産する

ということです。

最近intelのプロセスルールが遅れていますが、TSMCとそれにぶら下がるAMD、nVidiaはスマホの資金力に乗る形で先行しているということになります。

このイメージは大事です。

こうした世界的な製品を発売する企業の予定表というのは多くの人がかかわる大プロジェクトですのでかなり先まであらかじめ決まっています。

よって、後になってから突然出たりでなかったりということはありません。

先行している業界(この場合はスマートフォン)を見れば以降の(ハイエンド)デスクトップPCのパーツもどうなるかおおよその見当はつけられるということです。

今はGTX1660Tiのカスタムモデルとパッケージの話が出ていますが、今までさんざん記事を書いてすでに目新しいところがなかったので当サイトではこちらのニュースを選びました。

おそらくは2020年のnVidiaのGeforce RTX3000シリーズは、今回話題に出た通り、2019年の今年に立ち上げして、来年にはすでに枯れていると思われる7nm+で生産されることになるでしょう。

12nmと7nmの性能の違いからかなりの性能ジャンプになるか、おそらくは省電力になるかどちらかだと思います。

イメージとしてはMaxwellからPascalに近いと思います。

おそらくは性能ジャンプの方を選ぶのではないかと思いますが、GDDR6の方が7nm+の進化についているほどの帯域を確保できるかどうか微妙ですので、どうなるかはわかりません。

スタックドメモリであるHBMの方は次世代ゲーム機への売り込みに失敗したので、コストは下がらない見込みです。

上位モデルはHBM2/3になるかもしれませんが、下位モデルで使うのはまあ難しいのかなと思います。

RTX2080Tiの価格と性能を見るとRTX3080Ti(?)は8Kで60FPSくらいまで出せて、HBM2/3で22GB搭載になるかもしれませんね。

そうなると価格は24-25万円くらいでしょうか。

nVidiaが自由に使えるシリコンをどんな方向に性能を振り向けるのかかなり興味がありますね。

7nm+が7nmからどのくらいの性能向上を果たすかはA12プロセッサとA13プロセッサの性能とダイ面積を比較すればおおよその見当はつけられるでしょう。

AMDのCTOであるMark Papermaster氏はZen2とZen3の間にはあまり性能差は存在しない(=7nmと7nm+の間にはあまり差がない)と発言しています。

こんな風に一見関係ないと思われることでも先の予定がどうなっているかを判断する決め手になっていることがありますので、視野はできるだけ広く持った方がよいと思います。

ニュースを表面的にしか読み取れない人は文脈にこうした情報を含んでいるということを理解することができません。

それは、アンテナの違いになります。

物事を表面的にとらえるのではなく、その意味するところまでを考えるようにすれば世界が広がります。

 

一つ補足しておくと、過去において、AppleはAシリーズプロセッサの生産をすべてSamsungに委託してきました。

今回、というか記事中にもある通り、2016年からなのですが、7nmEUVを必死にアピールするSamsungを無視して台湾のTSMCで生産するのはやはり韓国の政情が不安定になりつつある証拠だと思います。

下手をするとAppleはアメリカ政府から韓国の政情に関する情報を得ているのかもしれません。

iPhoneやAppleがコケればアメリカにとっても大打撃でしょう。

企業は損得の問題がありますので、政情に関する判断はシビアです。

万が一があっても困りますので、やはり韓国を避けるというのはこれからも政情の不安定さが回復する見込みが薄いということを示しているのだと思います。

例えばintelはマレーシアに工場を持っていますが、そういう地域は紛争が起きる可能性は極めて低いです。

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