IC Insightsは、Intelがセミサプライヤ企業で第1位を取り戻したいと考えているという調査結果を発表したレポートを発表しました。
Intelは23年近く(1883年から2016年まで)その1位を獲得し、2017年にそれを失ったが、それは今年再び変わっていくようだ。
この命題のソースは、的確で精密な調査結果で長い歴史を持つ非常に信頼性の高い市場調査会社です。
競合他社がDRAMの低迷が原因の打撃を受け、Intelは2019年に半導体供給の生存競争の勝者としての地位を取り戻す
Intelは過去2、3年の間に、プロセッサラインの消費電力で省電力性を向上させることを強く求められています。
2020年には、AppleのラップトップにARMチップが搭載される予定で、Intelは自身の足場を取り戻すための圧力となっていた。
IC Insightsは市場調査を扱う会社で、木曜日に「2019 McClean Report」を発表し、半導体業界の市場動向を扱った。
このレポートの中で、彼らは、Intelが「今年、ナンバー1の半導体サプライヤランキングを取り戻そうとしている会社である」と述べた。
レポートの最後の数年間は、同社がサムソンとトップの座を争って努力してきた、
そして現在、700億の売り上げ高見込みを得たが、彼らは今年サムスンの最大630億の売り上げを見込んでいる。
同報告書によると、メモリ市場が24%下落すれば半導体市場全体は約7%下がるが、Intelは競合他社よりもこの下落をうまく処理でき、これを利用して第1位を取り戻すことができる。
サムスンは今年の売り上げを20%削減することでこの落ち込みの真っ只中になるだろう。
同社は、Intelの売上高は706億ドル、Samsungの売上高は631億ドルと見込んでいる。
実際、IC Insightsは、SK Hynix、Micron、Toshibaなどの大手メモリサプライヤの売上が20%以上減少すると予測しています。
一方、インテルは、実際には1%のプラスになるでしょう。
2020年にARMのチップがAppleのMacラインのIntelのプロセッサに取って代わるとされている過去数年間で小さなささやきがゆっくりと懸念を呼び起こしたIntelの投資家にとっては、これはほんの少しの救済になるだろう。 ARMプロセッサが新しいWindows 10リリースを利用する新しい「Surface」製品を発表します。そこでは、x86アプリケーションをARM環境で実行することができます。
そのため、同社の半導体部門では、このレポートで、今年上半期のプロセッサに関する懸念の一部が解消されることを期待しています。
これは、2020年にARMのチップがAppleのMacラインのIntelのプロセッサに取って代わるとされるここ2年の間に起きた小さなささやきがじわじわと懸念を投げかけてきており、Intelの投資家にとっては、わずかばかりの救いです。
これと並行して、マイクロソフトはARMプロセッサ向けの新しいWindows 10リリースを利用する新しい「Surface」製品を発表することが期待されており、そこではx86アプリケーションをARM環境で実行することができるでしょう。
そのため、同社の半導体部門では、このレポートで、今年上半期のプロセッサに関する懸念の一部が解消されることを期待しています。
報告書はまた、「不安定なIC業界のサイクルは活気があり、メモリ市場で順調に推移している」と述べ、価格は2017年と同程度の競争力があると予想されている。
年末にかけてインテルのランキングが第1位にとどまるかどうかは、時が経てば明らかになるでしょう。
しかし、インテルがその四半期毎の会議を開催しようとしているとき、2019年のトップに立つための明確な計画があるかどうかに関して質問がされます。
ソース:wccftech - IC Insights Report: Intel Expected to Regain #1 Spot As Semiconductor Supplier in 2019
解説:
intelですらも激しい競争にさらされる半導体業界です。
もっともほかの大規模な売り上げを誇る競争相手はサムスンや東芝といった価格競争の激しいメモリ事業を行っている会社で利益率はintelには敵わないです。
しかし、Macが2020年にARMに移行するのではないかという噂は以前から出ているとのことです。
これは私も初耳です。
もともとAppleは最初はモトローラ、次にIBM、そしてintelと次々にCPUを変更してきたので、CPUを変更することに対する抵抗感はないでしょう。
既存のユーザーが影響を受けるとしても、「ついてきたくなかったらついてこなくていい」と暗に、しかし、はっきり方針を打ち出す会社であり、x86のMacを使っているユーザーがいたとしても躊躇はしないと思います。
MacOSは中身はFreeBSDで、そこにちょっとクールなUIを付けだけのものを付加価値として売っているOSであり、元になっているOSはソースが開示されているため、ARMへの移行は一から開発するよりはかなり敷居が低いです。
ARMならA13などのAシリーズを自社開発しているので、intelの都合に振り回されるよりは、自社のプロセッサを使った方が経済合理性が高いですから、あってもおかしくない話だと思います。
もともとAppleというのはモノ(性能)よりもコト(何ができるか)を売る会社であり、それがブランドになっていて、性能という点にはあまりフォーカスしてません。
性能を全く重視しないというわけではもちろんありませんが、性能を絶対の物差しとはしていません。
Windowsは事務機器、Macはクールでクリエイティブでオシャレ(死語)でスタイリッシュな都会人のガジェットといえばわかりやすいと思います。
iPhoneも出た当時から中身はコモディティの塊であり、そこにマーケティング的な新しい付加価値を作って市場を開拓してきました。
よって技術にあまりアイデンティティを持ってないMacがいずれARMに移行するというのは十分にありうる話だと思います。
一般消費者向けに成功しているとはいいがたいARM向けWindows10などもありますが、芽が出なくてもマイクロソフトがARMから撤退しないのは、スマホを頂点としたARMプロセッサに莫大なマンパワーが集中しており、これが一種の圧力になっていると考えてもらって差し支えないです。
以前からプログラミングに関してのマンパワーに繰り返し触れていましたが、設計に関しても(おそらくは)そうです。
Apple、Hauwei、どちらもCPU(SoC)はARMをもとにした独自プロセッサとなっています。
今は結構Mac版を開発しているゲームもありますので、AppleがARMに移れば一気に趨勢が傾く可能性もあります。
一気に来なかったとしても長期的な圧力にはなっていくでしょう。
何せ、GoogleもAmazonもARM内蔵の製品を発売しているわけですから。
Wintelの一方の盟友マイクロソフトもARM版のWindows10を出しており、ARM陣営のAppleは今はx86を搭載してintelの顧客ですが、そのx86を追い詰めているARMのカスタムCPU(SoC)を設計してているライバルでもあります。
こうした情勢はintelのような巨大で業績を常に向上させてきた超優良企業ですらも危機感を抱かせるのに十分ということです。
もちろん一寸先は闇の半導体業界ですので、仮にMacがARMを採用したとしても今のWindows+x86が一気に衰退し、AAAタイトルがすべてARMで出ることが確定しているわけではありません。
そもそも、Macがx86を搭載し始めたのはつい最近の話です。
それまでは全く別のCPUを採用した完全なライバル同士でした。
こうした話が出るのはARMのCPU(SoC)が年々飛躍的に性能を高めているからでしょう。
まあ、しかし、ARM陣営にはクアルコムをはじめ、あのnVidiaもSoCを出しており、x86からARMに移行すればATXなどの規格はそのままに一気に移行することになってもおかしくはないです。
例えば好調が伝えられるNintendoのSwitchはnVidia製のARM SoC(Tegra X1)を採用しており、ARMがPCゲームの世界で普及することに現実感がない人はそうしたことを考えてみるとわかりやすいと思います。
こうしたことはその日が来ても動揺しないように、頭の片隅に入れておいてください。