今年の初め、Valveは2019年1月1日からWindows XPとVistaのサポートを終了すると発表しました。
XPまたはVistaを使用し続ける場合は、Steamを使用する場合はWindows 7以降にアップグレードする必要があります。
この決定は、これら2つのオペレーティングシステムから来たユーザーベースの1%未満で、これらのプラットフォームでのSteamゲーマーの継続的な減少の後になされました。
しかし、それがこの決定の背後にある唯一の理由ではありません。
Valveは発表の中で、Windows XPやVistaのような「Steamの最新機能は、旧バージョンのWindowsでは機能しなくなった埋め込みバージョンのGoogle Chromeに依存している」と述べた。
これが6月に投稿された完全な発表です(MSPU経由):
2019年1月1日から、SteamはWindows XPおよびWindows Vistaオペレーティングシステムのサポートを正式に中止します。
つまり、それ以降はSteamクライアントはこれらのバージョンのWindowsでは動作しなくなります。
SteamやSteamを通じて購入したゲームやその他の製品を継続して実行するには、ユーザーはより新しいバージョンのWindowsに更新する必要があります。
Steamの最新機能は埋め込みバージョンのGoogle Chromeに依存していますが、古いバージョンのWindowsでは機能しません。
さらに、Steamの将来のバージョンでは、Windows 7以降にのみ存在するWindowsの機能とセキュリティのアップデートが必要になるでしょう。
2018年の残りの間、SteamはWindows XPとWindows Vista上で走りそしてゲームを立ち上げ続けるでしょう、しかしSteamの他の機能性は幾分制限されるでしょう。
たとえば、新しいSteamチャットなどの新機能は利用できなくなります。
Steamの最新機能に継続的にアクセスし、将来的にすべてのゲームやその他のSteamコンテンツにアクセスできるようにするために、これらのオペレーティングシステムのすべてのユーザーに新しいバージョンのWindowsにアップグレードすることをお勧めします。
アンチウイルスメーカーのAvastが同様の発表をしたとき、Windows XPとVistaは今年また打撃を受けました。
注意として、Avastのセキュリティ製品は、明日からWindows XPおよびWindows Vistaオペレーティングシステムのアップデートを正式に中止する予定です。
しかし、同社はウイルス定義の最新情報を引き続き送信します。
ソース:wccftech - Steam Will Stop Working on Windows XP and Vista Starting Tomorrow (Avast Too)
解説:
新年のご挨拶。
昨年中はコメントで助言をいただいた方をはじめ、厳しい意見、温かい応援など、いろいろな人のいろいろな意見に触れることができて大変勉強になりました。
本年もよろしくお願いいたします。
さて、今年の一発目はまだまだ海外のサイトさんも本格始動しておらず、大したニュースはありませんので、小手調べということでこの記事を選びました。
世の中にはいまだにとっくにサポートの切れたWindowsXPやVistaをネットに接続して使い続けいている人もいるわけですが、ついにSteamもそうした人たちのサポートを切るようです。
そうした人たちのセキュリティを不完全ながらサポートしてきたAvastもサポートをすでに切っており、パターンファイルだけは提供するという形になるようですね。
しかし、セキュリティホールがある状態でアンチウィルスを使っても効果はないので、良い子の皆さんはマネしないようにしてください。
ここに来ているような最新ゲームで遊びたい、最新のパーツ動向を知りたいというような人にとっては旧OSを使うのは全くの考慮の外の行動だと思いますが、世の中いろいろな人がいます。
ゲーマーの方はWinodws10じゃないとDirectX12が使えずにプレイできるゲームが減ったり品質が落ちたりしますので、やはりOSは最新版を使うべきだと思います。
まあ、Windows10がパラダイスかと言えばそんなことは全くないのですが、ゲーマーは最新技術を追いかけるものなので、OSも強制的に最新版を使わざるを得ないわけです。
HDRもWindows10でなければ使えないわけですし、どのみち何を使っても不具合はあるわけですから、どうせなら選択肢の多い最新版のOSを使った方がマシなわけで。
とっくに昔にサポートの切れたOSに対応せざるを得ないところにグローバルに展開することの難しさを感じますね。
セキュリティ的に言えば、絶対に避けるべきことだと思いますが、全員がMSに金を払ってWindows10を使えるかと言えばそうではありません。
WindowsNT系のServerもセキュリティパッチの更新が切れるたびに新しいバージョンにアップデートできない人向けにSambaの解説本が出たりしますが、世の中にはLinuxに移行するリテラシーもなく、サポートの切れたOSを使い続けるというちょっと信じられない選択をあえてする人たちが少なからずいたということです。
最近はさすがにかなり減ったようですが、今回のサポート切れもSteamクライアントの表示部分に使用されているChromeのサポートが切れるからという理由のようですね。
最近のゲームは64bit OSじゃないと動かないものが大半ですので、Steamのクライアントが動かなくても仕方ないのかなと思いますが、ここまでサポートを続けてきたSteamはやはり凄いです。
日本の会社ならとっくに切り捨てているでしょう。
参考リンク:マイナビニュース - Windows XPが増加 - 11月OSシェア
上のリンクを見ると見るとWindowsXPがいまだに4.23%も使われていることがわかります。
Vistaはほとんど生き残っていないと思いますが、これらのわずかに使われているWindowsXPは今後も使われ続けるんでしょうね。
調査している会社がNet Applicatinosという会社なので、おそらくネットに接続されているものなのだと思いますが、びっくりです。