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Geforce RTX 2080事前情報まとめ

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次期GeforceRTX2080に関して、現在までに様々な情報が出ていますが、現在公開されている情報と前モデルであるGTX1080/Ti/1070のスペックから今後の予想をしてみました。

まず確定している Quadro RTXを確認してみましょう。

Quadro RTX 8000Quadro RTX 6000Quadro RTX 5000Quadro P6000Quadro P4000
アーキテクチャTuringTuringTuringPascalPascal
コア名RT102?RT102?RT104?GP102GP104
FP32 ALUs46084608307238402560
コア数576576384--
RTコア対応YesYesYes--
FP32 Perf.16 TFLOPS? TFLOPS? TFLOPS12 TFLOPS8.9 TFLOPS
搭載メモリ48 GB GDDR624 GB GDDR616 GB GDDR624 GB GDDR5X16 GB GDDR5X

管理人の予測のところは?が付いています。

ここからGeforceのスペックの予測を含む比較表を作ってみました。

RTX2080TiRTX2080RTX2070GTX1080TiGTX1080GTX1070
製造プロセス12nm12nm12nm16nm16nm16nm
コア名RT102?RT104?RT104?GP102GP104GP104
FP32 ALUs435230722304?358425601920
ダイサイズ754mm2500mm2?500mm2?478mm2314mm2314mm2
FP32 Perf.16TFLOPS12TFLOPS?8TFLOPS?12TFLOPS8.9TFLOPS6.5TFLOPS
搭載メモリ11GB GDDR6?8GBG GDDR6?8GB GDDR6?11GB DGGR5X8GB GDDR5X8GB GDDR5

※2018年8月17日 海外ソースの情報により一部表を訂正しました。

CPUの項目でも説明してありますが、半導体製品は基本的にある程度のスペックが近いモデルは共通のダイを使って出来の良いもの、悪いものを選別して出来の良いものは上位モデルに、悪いものは下位モデルに回しています。

これが、ちょうどRTX2080とRTX2070の関係です。(GTX1080とGTX1070も同じです。)

RTX2080に関してはいまだに明示されていませんが、Quadroの過去の例からスペックを予想してみます。

まず、前提というか常識として、GTX1080TiとGTX1080/1070は違うダイを用いています。

それぞれがGP102/GP104という名称です。

Quadroで言えば、P6000とP4000がそれぞれGP102とGP104に相当します。

これを仮にRT102とRT104とします。

RTX2080TiのRT102相当のQuadoro RTX 8000/6000はすでに一部スペックが公開され、さらにRT104相当とみられるQuadoro RTX 5000もすでに詳細が一部公開されています。

ここから予想されるスペックはざっくり上の様になります。

今まで予測されてきたスペックの1.5倍というのはやはり少しドリームすぎる予想だったようですね。

GTX1000シリーズの例に倣うならば、RTX2070はGTX1080相当の性能になる可能性が高いです。

RTX2080/2070のメモリが16GBになると予想もありましたが、RT104の予想ダイサイズがGTX1080Tiの472mm2を超える500mm2程度であることを考えるとコスト的にかなり難しいのではないかと思います。

逆に16GBになるのであれば大幅に価格が上昇する可能性が高いと言えるでしょう。

RTコアがDXRのアクセラレーションに大量のメモリを必要とする場合はそうなる可能性も0ではないです。

GeforceRTX2000シリーズの製造に使われるとみられるTSMCの12nmはかなり出来が良いという話ですので、それほどコストの上昇はない可能性もありますが、さすがにRT102の752mm2というのはあまりに大きすぎるダイサイズなのでRTX1080Tiはかなり価格が上がる可能性もあります。

nVidiaは今回のRTX2000シリーズを「今までで最大の進化」と言っており、各モデルの価格帯が上がる可能性も0ではないと思います。

RTコアの部分に関しては、すでにダイの写真が公開されているにも関わらず、海外のテクニカルライターもどこに位置されているのかわからないという見解を述べており、判断するにはさらなる情報公開を待つしかないというのが現状です。

RTX2000シリーズの最大のウリはMicrosoftのDX12の新APIであるDXR(レイトレーシング処理に関するAPI)をハードウェアアクセラレーション出来ることであり、ここが過去のモデルとの最大の差であるとされています。

全体的に見て演算速度やメモリの帯域もスペックアップされていますので、既存の処理も速度が上がることが見込まれますが、このDXRのアクセラレーションにどこまで重きを置くのか気になるところです。

ソフトの対応がいつになるのかは分かりませんが、今まで公開されてきた情報をまとめて、過去の例からの推測を行うとこのようになります。

ソース:wfcctech - Rumor : NVIDIA Launching RTX 2080 Ti With 4352 CUDA Cores & 11GB GDDR6 vRAM

 

※ 続報が出ましたので、この記事を読まれた方はタグ「geforce」の最新の投稿を必ず確認するようにしてください。

 

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