AMD Strix Pointは2024年半ばに登場、Haloは2025年に移動
「Moore’s Law is Dead 」がAMD Ryzen APU展開の最新情報を提供
最新のビデオでは、次期Zen5プロセッサーに関するAMDの内部計画を明らかにした最近のリークについて説明している。
この計画は、RDNA1、RDNA2、またはRDNA3.5のような統合グラフィックス・アーキテクチャを含むAPUに焦点を当てている。
さらに、将来の特定のアーキテクチャには、XDNA1または2として知られるAIアクセラレータが組み込まれる可能性がある。
AI性能が向上したAMD Strixシリーズ
ロードマップは、AMDが今後のZen4/5アーキテクチャで対応することを目指すさまざまな性能セグメントを示している。
2024年には、高性能ゲーミング・システム向けに設計されたDragon Range アーキテクチャが、AMDの選択肢として市場で主流になるだろう。
ロードマップでは翌年のアップデートは示されていないが、2025年にはFire Rangeシリーズが最新のZen5アーキテクチャを導入する。
より興味深いのはStrixシリーズ、すなわちStrix PointとStrix Halo(Sarlakとしても知られる)APUだ。
前者はPhoenixの後継にあたるもので、AMDは例年この時期に新シリーズをリリースしているため、来年初頭に登場すると見られていた。
CESでAMDが通常発表を行っていたのは事実だが、実際の発売は翌月にずれ込むのが一般的で、このロードマップはそれを示しているのかもしれない。
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このロードマップによると、Zen5 CPUコアとRDNA 3.5 GPUコアにXDNA 2 AIコアを組み合わせたStrix Pointは、2024年半ばに発売される予定である。
ロードマップでは、このシリーズが12個のZen5コアを搭載し、45~50TOPSのAI性能を持つことが確認されている。
実際、今後発売されるすべてのプレミアムおよびハイエンドAPUは、このレベルのAI性能を搭載すると予想されている。
さらに興味深いことに、16基のZen5コアと最大40基のRDNA 3.5 Compute Unitを搭載するとされるStrix Haloは、従来予想されていた2024年ではなく、2025年に発売される。
つまり、AMDが「Elite Experiences」と定義する新しいAPUセグメントは、来年には発売されないことになる。
このチップはまた、45〜50TOPSの性能を持つXDNA2 AIチップを搭載すると言われている。
AI性能が向上する理由は、他のリーカーが言及しているように、50TOPS程度と言われるWindows 12オペレーティングシステムへの新たな要求である可能性が高い。
AMD Zen4「Hawk Point」、Zen4「Escher」、Zen5「Kraken Point」
新しいロードマップでは、8個のZen4コアを搭載することが確認されているHawk Pointがどうなるかも確認されている。
これは、RDNA3とXDNA1 GPU/AIコアを搭載するPhoenixシリコンのリフレッシュ版である可能性が高い。
ロードマップが示すように、これは16TOPSのAIアクセラレーション性能を提供する。Kraken Pointと呼ばれる後継機も8コアを搭載するが、より新しいZen5アーキテクチャとアップグレードされたRDNA3.5グラフィックスを採用する。
AIコアはXDNA2にアップグレードされるが、ノードは4nmのままとなる。
また、RDNA3とXDNA1アーキテクチャを採用した8基のZen4チップであるEscherに関するデータもようやく入手した。EscherはRDNA3とXDNA1アーキテクチャを採用した8 Zen4チップで、Rembrandt-Rの後継となる。
その代わり、Rembrandtチップは2025年のラインナップの中で低消費電力のメインストリームカテゴリーに入ることになる。
したがって、Strix HaloがRyzen 8000として残るのか、あるいはむしろRyzen 9000シリーズとして残るのか、現時点では確信が持てない。
AMD自身の製品命名スキーマによれば、後者になるはずだ。
噂されるAMD Ryzenシリーズ
Hawk Point | Strix Point | Fire Range | Strix Halo | Granite Ridge | |
ターゲット | プレミアム APU | プレミアム APU | ハイエンド APU | アルティメット APU | デスクトップ CPU |
チップ型式 | モノリシック | モノリシック | マルチ・ チップレット | マルチ・ チップレット | マルチ・ チップレット |
Ryzen世代 | Ryzen 8040 (?) | Ryzen 8050 (?) | Ryzen 9055 (?) | Ryzen 9050 (?) | Ryzen 8000 |
CPUコア数 | Zen4 ×8 | 12C (Zen5×4 + Zen5c×8) | Zen5 ×16 | Zen5 ×16 | Zen5 ×16 |
GPUコア数 | 12CU RDNA3 | 16CU RDNA3.5 | 2CU RDNA2 (?) | 40CU RDNA3.5 | 不明 |
デフォルトTDP | ~28-54W | ~28-54W | ~55-75W | ~55-120W | ~65-170W |
AI性能 | 16 TOPS | 45-50 TOPS | ? | 45-50 TOPS | ? |
発売時期 | 2024 | 2024中頃 | 2025 | 2025 | 2024 (?) |
解説:
Strix Haloは2025年に後退
非常に残念ですね。
期待のStrix Haloは2025年に後退するようです。
Strix Pointは2024年の中頃と言うことなのでCESで発表されるのでしょうか。
発表がCESで発売が中頃だととてもうれしいです。
Strix Pointはまた携帯ゲーミングPCに搭載される可能性もあります。
新型のROG Allyに搭載されるとなかなか面白いと思います。
とりあえずStrix Pointが大旋風を巻き起こして無視できない売り上げを上げることを期待します。
自分としては手のひらサイズのミニベアボーンに小型のUSB4接続のeGPUの組み合わせで過不足なくPCゲーミングが楽しめるようになると嬉しいですね。
普段は超小型のPCとして使い、ゲーミングPCとして使うときだけeGPUを使うという形式ですね。
問題は電源ですが、可能な限り本体からUSB-Cで給電できるようになるとスマートかなと思います。
USB-PDは最大240Wなので、バイル向けのGPUチップが中心になりそうです。
こうした小型のPCに脚光が当たってくれるようになると私としてはうれしいです。
将来的にはeGPU経由でPCゲーミング可能なこうしたAPUを搭載したPCが一大勢力になることを期待します。
日本人は小型化するのか好きですし、得意ですから、日本発でこうしたPCが出ないものですかね。
Ryzen 9000シリーズ
Ryzen 7000X3Dシリーズ
Ryzen 8000GシリーズAPU(GPU内蔵)
Ryzen 5000/4000シリーズ