インテルCore i9-14900Kとi7-14700Kが目撃される
インテル第14世代Coreシリーズが間近に迫っているようだ。
今日、インテルの新しいデスクトップ・リークが始まり、Raptor Lake Refreshの最初の姿がBapcoソフトウェアに登場した。
LGA1700ソケット用に設計されたこのアップデートCPUシリーズは、1つのケースでより高いクロックスピードとより多くのコアを約束する。
今回のリークでは、フラッグシップCPUとなるCore i9-14900Kと、20コアのCore i7-14700Kの2つのプロセッサ名が確認されている。
特筆すべきは、Core i7シリーズのコア数が、13700モデルの16コアから20コアへと、前モデルに比べて大幅に増加していることだ。
ベンチマークの結果、両CPUとも16GBのDDR5-4800メモリとRTX 4090 GPUで動作することが判明した。
6400MT/秒のJEDECスペックをサポートする可能性のあるプラットフォームであることを考えると、このメモリ選択は圧倒的でないと感じる人もいるかもしれない。
しかし、これらは初期のベンチマークであり、本格的な性能テストというよりは、主にプラットフォームの検証として機能するものであることを肝に銘じておく必要がある。
性能面では、Core i9-14900Kはすべてのベンチマークで平均してCore i7-14700Kより14~20%高速のようだ。
さらに重要なのは、Core i9-13900Kと比較すると、現行世代のCPUに1%から16%(結果はこちら)簡単に負けてしまうため、このCPUが本来の能力をフルに発揮できていないことが明らかになる。
噂のインテルLGA1700コアシリーズ
第12世代 | 第13世代 | 第14世代 | |||
Core i9- xx900KS | 16C/24T (8P+8E) 5.5 GHz | → | 24C/32T (8P+16E) 6.0 GHz | → | 24C/32T (8P+16E) 6.2 GHz |
Core i9- xx900K | 16C/24T (8P+8E) 5.2 GHz | → | 24C/32T (8P+16E) 5.8 GHz | → | 24C/32T (8P+16E) 6.0 GHz |
Core i9- xx900 | 16C/24T (8P+8E) 5.1 GHz | → | 24C/32T (8P+16E) 5.6 GHz | → | 24C/32T (8P+16E) 5.8 GHz |
Core i7- xx700K | 12C/20T (8P+4E) 5.0 GHz | → | 16C/24T (8P+8E) 5.4 GHz | → | 20C/28T (8P+12E) 5.6 GHz |
Core i7- xx700 | 12C/20T (8P+4E) 4.8 GHz | → | 16C/24T (8P+8E) 5.2 GHz | → | 20C/28T (8P+12E) 5.4 GHz |
Core i5- xx600K | 10C/16T (6P+4E) 4.9 GHz | → | 14C/20T (6P+8E) 5.1 GHz | → | 14C/20T (6P+8E) 5.3 GHz |
Core i5- xx600 | 6C/12T (6P+0E) 4.8 GHz | → | 14C/20T (6P+8E) 5.0 GHz | → | 14C/20T (6P+8E) 5.2 GHz |
Core i5- xx500 | 6C/12T (6P+0E) 4.6 GHz | → | 14C/20T (6P+8E) 4.8 GHz | → | 14C/20T (6P+8E) 5.0 GHz |
Core i5- xx400 | 6C/12T (6P+0E) 4.4 GHz | → | 10C/16T (6P+4E) 4.6 GHz | → | 10C/16T (6P+4E) 4.7 GHz |
Core i3- xx300 | 4C/8T (4P+0E) 4.4 GHz | → | — | → | – |
Core i3- xx100 | 4C/8T (4P+0E) 4.1 GHz | → | 4C/8T (4P+0E) 4.5 GHz | → | 4C/8T (4P+0E) 4.7 GHz |
解説:
Raptor Lake Refleshのベンチマークがリークしました。
14900Kと14700Kですが、日本ではそれほど有名なベンチマークではないのでスコアを聞いてもちょっと実感が持てないです。
ただし、ノーマルRaptorよりもスコアが落ちるそうですので、ドライバかBIOSが熟成していないのでしょうね。
あまり仕様が変わっていないRefleshだとこの手の問題が発生しないようなイメージがありますが、どうもそうではないようです。
Raptor Lake Refleshは楽しみではありますが、あまり大きな性能向上や機能の追加は期待できませんので、モバイルのMeteorlakeを横目で見つつと言う感じになるのですかね。
大幅なアーキテクチャーの刷新は来年のArrowLakeまでお預けです。
AMDは今年の新モデルはX3Dだけだと思いますので、Intelに対抗する形での新製品発表は無いのでしょうね。
そう言う点でも既存のモデルを少し改良したRefleshのみと言うのは寂しい限りです。
Core Ultra 200Sシリーズ
ソケットLGA1851
Intel 第14世代Coreシリーズ
ソケットLGA1700
※ 末尾にFがついているモデルはGPUがありませんのでご注意ください。