送風ファンを搭載したPNY RTX 4070
現時点では中国専用。
これはPNYによる初の公式ブロワーデザインである。同社はこのモデルを中国の小売プラットフォームに掲載したばかりで、価格は最高6999人民元だ。
比較のため、これは2週間前に中国で発売されたRTX 4070 Founders Editionの4799人民元よりかなり高価だ。
つい数日前、我々はAFOX RTX 4090のブロワーデザインを取り上げたが、これは実際には同社初のRTX 4000モデルであり、ゲーミング製品でデビューするにはかなり奇妙な選択だった。
PNYは、トリプルファンおよびデュアルファンのオプションを備えた標準的な外観のGPUを十分に製造しているため、状況は大きく異なる。
実際、PNYはこのRTX 4070 Blowerモデルがゲーマーに提供するものがあまりないことを知っている。
このカードはクラスターで動作するように設計されているため、ゲーマーにとって実用的な用途はない。
NVIDIAは、最新のRTX 4000シリーズに物理コネクターがないことは言うまでもなく、SLI機能がゲームにはまったく効果がないことを確認している。
とはいえ、RTX 4070 Blowerは、高価なワークステーションRTX ADAシリーズの魅力的な代替品となるはずだ。
それらは、より高いメモリ容量とプロフェッショナル・ソフトウェアに最適化されたドライバーを除いて、多かれ少なかれ同じ機能を提供することができる。
RTX 4070の12GB GDDR6Xバッファは、RTX 4090の24GBほど印象的ではないかもしれないが、複数のGPUを通じてメモリバッファをフルに使用できるワークロードはたくさんある。
PNYは、そのような熱狂的なファンや、むしろお金を節約したい小規模な研究者のことをよく理解しており、そこでRTX 4070 Blowerの登場となった。
このカードは3つのクラスタでテストされており、軸流ファンを備えた一般的な設計よりも低い温度を提供するはずだ。
しかし同社は、一般的にブロワーファンの設計で最大の問題となる騒音レベルについては何も語っていない。
しかし、RTX 4070のTDPはわずか200Wであり、最新のブロワータイプのクーラーの能力内であるはずだ。
ソース:Videocardz.com - PNY launches GeForce RTX 4070 with blower fan in China
解説:
RTX4070のブロワーファン、どこに需要があるのかと思ったらワークステーション向け。
所謂、「プアマンズQuadro」向けの製品ですね。
用途によってはGeforceでも問題ないのでそうした用途向けのワークステーションでコストを圧縮するための製品のようです。
そう言う用途の製品なので価格も結構高価のようです。
6999人民元は現在の為替レートで日本円に直すと139,490円なのでnVIDIAの日本標準価格99,800円と比較してもなかなか高価です。
用途が用途なのでなかなか足元を見られているなと言う感じです。
いかにも「嫌なら買うな」と言う感じの価格ですね。
用途が非常にグレーですから、これでも売れるのでしょう。
中国らしい話です。
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