AMD Ryzen 7 5700の記述がギガバイトのHPから発見された。
新しいRyzenはCezanne APUをベースにしているが、統合グラフィックスを搭載していない。
ギガバイトによると、同社のX570マザーボードと互換性のある新しいAM4プロセッサーが登場した。
Ryzen 7 5700と呼ばれるこのCPUは、5700G、5700GE、あるいは5700Xと同じCPUではない。実際にはCezanneシリコンをベースにしているため、Gシリーズとの共通点が多い。
唯一の違いは、5700非Gには統合グラフィックスが搭載されていないことだ。
Ryzen 7 5700は8コア16スレッドで、ベースクロックは3.7GHz、ブーストは最大4.6GHz。ベースクロックが100MHz低いことを除けば、5700Gと似ている。
L2キャッシュは4MB、L3キャッシュは16MBで、5700Xの半分です。
とはいえ、最も顕著な違いは、統合GPUのVega GCNがサポートされていないことだ。
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GigabyteはこのCPUをA0ステッピングと記載し、すべてのRyzen 5000GシリーズCPUと同じTDP 65Wを使用します。
他のマザーボード・メーカーのウェブサイト(ASRock、ASUS、MSIを含む)には、このSKUの痕跡は見当たりません。
しかし、新しいSKUはランダムなマザーボードCPUサポートリストにしばしば登場するので、他のメーカーもこのプロセッサーを掲載している可能性があります。
ソース:Videocardz.com - Gigabyte lists unannounced AMD Ryzen 7 5700 “Cezanne” CPU without graphics
解説:
GPU無しのCezanne Ryzen 7 5700無印が発見される
GigabteのサポートページのBIOSのダウンロードページの説明からのようですが、Ryzen 7 5700無印の表記が発見されたようです。
実際に箱入りのリテールで発売されるかどうか迄はわかりませんが、OEMも含めて存在することは確かのようですね。
Zen2のRenoirでも類似のGPU無しAPUダイを使った製品はありましたので、あってもおかしくはないのかなと思います。
存在する意義があまり大きいとは思いませんが、GPUが死んだダイがある程度取れるのですかねえ。
こういうモデルを出すならば、AM5の(主に)A620向けにRembrandtのデスクトップ版を是非発売してほしいところです。
PhoenixがロンチされたのでRembrandtは型落ちになったわけですし、このあたりで6700Gとか6600Gを安価に出してもよいのではないでしょうか。
恐らく、AM4は持っても今年いっぱいだと思うのでAM5の廉価モデルもそろそろ準備していってオーバーラップさせた方が良いのではないでしょうか。
そうしないと廉価層にAM4ユーザーがいつまでも滞留してしまいます。
微妙にかゆいところに手が届かないラインナップなのはAMDらしいと言えばらしいです。
Ryzen 9000シリーズ
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Ryzen 8000GシリーズAPU(GPU内蔵)
Ryzen 5000/4000シリーズ