Zen4コア6基搭載のAMD Ryzen 7540U
低消費電力のPhoenix APUシリーズを準備中です。
AMDは、最初のラップトップ展開で7040Uシリーズを省いたかもしれませんが、このようなシリーズが登場することは間違いありません。
現在、少なくとも2つのAPUが発見されており、新しい統合GPUも計画されていることが確認されている。
100-000000966-50_YまたはAMD Ryzen 5 7540Uとして表示されている製品は、6コア12スレッドのプロセッサと思われる。
このプロセッサは、AMDの最新のZen4マイクロアーキテクチャを利用することになる。
これは、低消費電力(Uシリーズ)Phoenix APUであることを強く示唆しています。
また、RDNA3 iGPUを搭載し、Radeon 740Mと記載されているので、780M/760Mのさらに縮小版である。
このようなAPUは、少なくとも2つのシステムで使用されることになります: Lenovo LNVNB161216とASUS ROG Flow X13の2つのベンチマーク結果アグリゲーターが示しています。
Bepcoベンチマークスイートが製品名を正しく読み取っていることから、これは間もなく発売される製品であることがわかります。
ASUS ROG Flow X13のテストは1ヶ月前に行われたため、代わりにAMD OPNコードが表示されています。
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Ryzen 7540Uは、すでに以前から発見されていた7840Uと7640UのAPUと仲間入りをした。
Radeon 740Mグラフィックは、今のところRDNA3 iGPUシリーズの最下位層だが、正確なGPU構成は不明だ。
AMDは7040Uシリーズの発売時期を確認していないが、Phoenix H/HS SKUは少し遅れて今月中に発売されることを明らかにした。
AMD RYZEN 7040 Phoenixシリーズ
コア数/ スレッド数 | ベース/ブースト クロック | GPUクロック | GPU | TDP | |
Ryzen 9 7940H(S) | 8C/16T | 4.0/5.2 GHz | 2.8 GHz | R780M (12CU) | 35-54W |
Ryzen 7 7840H(S) | 8C/16T | 3.8/5.1 GHz | 2.7 GHz | R780M (12CU) | 35-54W |
Ryzen 5 7640H(S) | 6C/12T | 4.3/5.0 GHz | 2.6 GHz | R760M (8CU) | 35-54W |
Ryzen 7 7840U | 8C/16T | 3.3/(?) GHz | 不明 | R780M (12CU) | 15-28W |
Ryzen 5 7640U | 6C/12T | 3.5/4.9 GHz | 不明 | R760M (8CU) | 15-28W |
Ryzen 5 7540U | 6C/12T | 不明 | 不明 | R740M (6CU ?) | 15-28W |
解説:
Phoenixの6コア12スレッド7540Uがベンチマークで発見されたようです。
仕様は不明なので、あまり参考にはならないですが、少なくとも8コア16スレッド、6コア12スレッドの2つのモデルは用意されているようです。
デスクトップ版が今年出るのかどうか迄はわかりませんが、発売に向けた準備は着実に進んでいるようです。
デスクトップ版と比較すると下位製品に当たるAPUがこれだけ発売まで紆余曲折あるのは初めてではないでしょうか。
今世代からAIEと言うAIアクセラレーターを搭載しますが、そちらが関係しているんですかねえ。
IntelはMeteorlakeからで、AMDはPhoenixからですが、秒進分歩のAIの世界でこれらがどんな役割を果たすのか非常に興味があります。
今はGeforceが独占しているAI関連のオープンソース系プログラムのホビー使用が出来るようになれば、傾き過ぎた天秤が少しは戻るのかなと思っています。
実行・開発環境を統一し、AMDやIntelのGPUでもそれらが使えるようになれば御の字ですね。
逆に音声の修正やWEB Cam動画の補正など簡単な用途にしか使われないかもしれないとも思っています。
IntleのVPUとAMDのAIEがPCの世界にどんな変化をもたらすのか、注目です。
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