NVIDIAのGeForce RTX 4070 Founders Editionグラフィックスカードとされる写真がMoore's Law is Deadによって明らかにされた
NVIDIA、新グラフィックスカード「GeForce RTX 4070 Founders Edition」のデザインでビッグ&ベターを目指すと主張
NVIDIAは、GeForce RTX 4090、RTX 4080 16 GBおよびRTX 4080 12 GBを含む最上位の「Ada Lovelace」ラインナップを発表しましたが、RTX 4070およびRTX 4060などのミドルクラス製品については何も明らかにしませんでした。
RTX 4070に採用されるFounders Editionクーラーとされる写真を見ていると、デザインが確定した可能性がありそうです。
現在、NVIDIAは2つのFounders Editionのバリエーションを発表しています。RTX 4090とRTX 4080 16GBだ。
RTX 4080 12GBはFounders Editionの扱いを受けず、AIBのみのデザインとなり、それだけでなく、RTX 4090 & RTX 4080 16GBは同じトリプルスロットクーラーを共有している。
しかし、RTX 4070については、NVIDIAは確かに、同社のRTX 3070 Founders Editionグラフィックスカードよりもわずかに大きく、またRTX 3080 FEよりもわずかに小さい、新しいFounders Editionデザインを準備しているのかもしれない。
主な違いは、GeForce RTX 3070 Founders Editionが前面デュアルファンデザインを利用したのに対し、RTX 4070はその大きな兄弟のようにデュアル軸フロースルー設計を利用し、そのようにシュラウドの前面と底面にファンが存在することになる。
ファンもRTX 4090とRTX 4080の16GB FEカードに搭載されている新しいデザインに更新されているようです。
RTX 4070がFounders Editionで提供されるのに対し、RTX 4080 12GBがそうでないのは奇妙なことだろう。
現在、NVIDIA GeForce RTX 4070グラフィックスカードの仕様に関する情報はないが、両者がAD104 GPUを共有することから、RTX 4080 12GBと同じPCBを利用する可能性が高い。
RTX 4070のAD104 GPUは大幅に削減され、10GBの160ビットバスとなるか、12GBのメモリ用192ビットバスとなる可能性が高いですので、70シリーズのカードで128ビットバス、8GBまたは6GB 192ビットバスだけではあまりにも魅力がない。
それはNVIDIA次第です。
RTX 4070は、来年早々に発表される予定です。
解説:
RTX4070とされるものの写真がYoutubeチャンネル「ムーアの法則」にリークしています。
RTX4070はAD104を使い、192bitバス/160bitバス、12GB/10GBのメモリを搭載するのではないかとされています。
下の表は今回の話を元に私がRTX4070のスペックを予想したものです。
RTX 4080 12GB | RTX 4070 | |
製造プロセス GPU型番 | TSMC 4N AD104 -400? | TSMC 4N AD104 -??? |
ダイサイズ | 294.5mm2 | 294.5mm2 |
トランジスタ数 | 358億 | 358億 |
CUDAコア数 | 7680 | 6912 |
CUDAコア 有効率 | 100% | 90% |
Tensorコア数 | 240 | 216 |
RTコア数 | 80 | 72 |
ベース クロック | 2,310 MHz | 不明 |
ブースト クロック | 2,610 MHz | 不明 |
FP32演算性能 | 40 TFLOPS | 35 TFLOPS? |
メモリ容量 ・種類 | 12GB GDDR6X | 12GB 10GB GDDR6X |
メモリクロック | 21.0 Gbps | 不明 |
メモリバス幅 | 192-bit | 160-bit / 192-bit |
メモリ帯域幅 | 504 GB/s | 320 GB/s 504 GB/s |
SLI | 非対応 | 非対応 |
Thermal Design | 285W | 不明 |
推奨電源容量 | 700W | 不明 |
補助電源端子 | 12VHPWR X1 | 12VHPWR X1 |
接続IF | PCI Express 4.0 | PCI Express 4.0 |
小売価格(参考) | 164800 | 120,000程度? |
発売日 | 2022/11 | 2022/Q4? |
RTX4070はRTX3090≒RTX3080Tiと同程度の性能はあるのではないかと思います。
もっと性能が低い可能性もありますが、そこは願い半分と言ったところです。
このスペックでRTX4070を出すと、RTX4070Tiは存在しないことになります。
ですから、RTX4070Tiが存在すると仮定するともっと性能は低くなるでしょう。
※ これより低くなるとRTX3080程度
ただ、CUDAコアの有効率を80%とすると6144となり、ちょっと低すぎるかなと思います。
Ampere世代のラインナップのバランスを見ると、このくらいのスペックはあって欲しいところです。
RTX4060はどうなる・・・?
RTX3060は正直に言って、あまりぱっとしない性能でした。
バランス的に言うとRTX3060Tiがラインナップの中心といった感じです。
AD106があるとしたらダイサイズ、210mm2弱、CUDAコア数4,608程度かなと思います。
128bitバス、メモリ8GB、メモリ速度18Gbps前後でしょう。
RTX4060はCUDAコア数4096(有効)/4608(フル)で21.3TFLOPS程度と予想します。
前世代で言うとこれでRTX3070Ti=RTX2080Ti程度の性能と言うことになります。
RTX4050がRTX3060Ti程度の性能と言うことになります。
まあ、nVidiaが低価格帯のモデルにもちゃんと順当に性能を配分してくれればの話ですが。
最近のnvidiaはそう言う懸念を抱くほど、ローエンドには力を入れなくなってきていますし、X060からX070、X080にラインナップを集中しています。
RTX3080は生産上の都合もあったのでしょうが、かなり種類がありました。
今世代ではAD103と言うチップをわざわざ使うのですから、当然より多くなるのかなと感じます。
nVidia RTX4000SUPER
nVidia RTX4000
nVidia RTX3000シリーズGPU
RTX3060 12GB GDDR6
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