AMD Ryzen 700シリーズは予想より早く出るのか?
ツイッターのリーカーとして知られるGreymon55氏以下をツイートしています。
ZEN4 Q4 ❌
— Greymon55 (@greymon55) February 11, 2022
Earlier than that.
— Greymon55 (@greymon55) February 11, 2022
元になるツイートで「Zen4はQ4ではない」とツイートし、このツイートのリプライの中で、「2022年の9月?」と言うツイートに対して「それよりも早い。」とリプライしています。
今までの噂ではZen4は2022Q4(2022年末)とされていました。
つまり、Zen4は2022年Q3としています。2022年Q3は7月から9月と言うことになり、9月より前と言う言葉を信用するならば、7月か8月と言うことになります。
Zen4はRaphaelと言うコードネームで知られていますが、現行のSocketAM4からDDR5とPCI Express 5.0をサポートするSocketAM5になり、PGA1331からLGA1708にソケットの物理形状と方式も変更になります。
また、Zen4 RaphaelはRAMP (Ryzen Accelerated Memory Profile)によって強化されたDDR5メモリ技術サポートの搭載します。
AMDはCES2022において、5.0GHzで動作するクアッドコアと見られるZen4のデモを行っており、RTX3080と組み合わせてHalo Infiniteを動作させるデモを行いました。
ただし、このデモにおいて使用されたZen4の具体的なスペック(コア数/スレッド数)は明かされなかった。
現在のところ、2022Q4と言われているIntelのRaptorLakeより前にZen4 Raphaelは発売されることになる。
RaptorLakeはAlderlakeの後継モデルで、最大Pコア8コア、Eコア16コアの24コア32スレッドになると言われている。
RaptorLakeはノートPCにも採用される予定だが、モノシック設計のAPUであるPhoenixも準備されていると言われている。
Ryzen 7000 DesktopとRyzen 7000 APUの違い
コードネーム | 製造プロセス | パッケージ | 最大コア数/ スレッド数 | 内蔵GPU アーキテクチャー | 内蔵GPU コア数 | グレード | 発売時期 | |
Ryzen7000 | Raphael | TSMC5nm | MCM | 16/32? | RDNA2 | 128-256? | エントリーから エンスージアスト | 2022/Q3 |
Ryzen7000G | Phoenix | TSMC5nm? | モノリシック | 8/16? | RDNA2 | 768-1024? | エントリーから エンスージアスト | 2023/Q1以降? |
デスクトップ向けRaphaelとノートPC向けPhoenixの違いを上の表に纏めてみた。
RaphaelはZen3までと違い、ノートPC向けのモデルもあるとされており、現在のモデルで言えばRyzen6000Hなど高TDP(35-45W)のモデルとしてリリースされると思われる。
表を見てもわかる通り、Raphaelからデスクトップ版にもGPUが搭載されており、Phoenixとの違いはMCMであるかないか、CPUのコア数とGPUのコア数になると見られる。
また、AMDは4月に3D V-Cache搭載型のZen3であるRyzen 7 5800X3Dを発売するとされていますが、この噂が本当ならば、それからわずか数か月で新プラットフォームと新モデルをリリースすることになる。
AMDメインストリームデスクトップCPUシリーズ
Matisse | Vermeer | Vermeer-X3D | Raphael | Granite Ridge | |
発売時期 | 2019/07 | 2020/11 | 2022/春 | 2022/後半 | 2023 |
AMD Ryzen シリーズ | Ryzen 3000 | Ryzen 5000 | Ryzen 5000X3D | Ryzen 7000 | Ryzen 8000 |
コアマイクロ アーキテクチャー | Zen2 | Zen3 | Zen3D | Zen4 | Zen5 |
グラフィック マイクロ アーキテクチャー | – | – | – | RDNA2 | 不明 |
最大コア数 | 16 | 16 | 16 | 不明 | 不明 |
ソケット | AM4 | AM4 | AM4 | AM5 | AM5 |
サポートメモリ | DDR4 | DDR4 | DDR4 | DDR5 | DDR5 |
PCIe 世代 | PCIe Gen4 | PCIe Gen4 | PCIe Gen4 | PCIe Gen5 | PCIe Gen5 |
チップセット | AMD 400 | AMD 500 | AMD 500 | AMD 600 | 不明 |
※ 表はVideocardz.comから引用
AMD600チップセットもMCM化され、X670はB650を2つくっつけたものと言われており、Mini-ITXマザーボードには実装不可と言う噂も流れている。
通常、CPUと同時発売のマザーボードはXX70系だけであったが、その場合、Mini-ITXマザーボードは発売されないことになる。
ただし、このMCM構成のチップセットの噂が本当だった場合、ダイとしてはB650も存在しているため、同時に出る可能性もある。
※ 参考までに個人的な意見だが、表のZen5の項目に見られるGranite Ridgeと言う名称の「~Ridge」は当初の計画から一度も変更になっていないモデルに使われる名称であり、Zen5が当初計画から変更になっていた場合、このGranite Ridgeと言うコードネームも変更になり、画家の名称になる可能性が高いと思われる。
Ryzen 9000シリーズ
Ryzen 7000X3Dシリーズ
Ryzen 8000GシリーズAPU(GPU内蔵)
Ryzen 5000/4000シリーズ