GPU情報

AMD Nashira Summit GPUはAotSデータベースで発見された

更新日:

AMDの謎のGPUが登場

Nashira SummitとNashira Point

AMDがNashira Summitという謎の名前の新しいGPUを用意している。

Nashiraについての情報はこれが初めてではない。今月初めには、Nashira PointがUSB認証オフィスで目撃されている。

どちらのコードネームもNashiraをフィーチャーしているが、SummitとPointの違いが何なのかは不明だ。

実際のところ、Nashiraが何なのかは不明だ。

このGPUは、Ryzen 5 3600Xプロセッサを搭載したデスクトッププラットフォームでの動作が目撃されている。

しかし、それはカスタム設定を使ってテストされたもので、AotSの結果がどれだけ不正確なものになるかを考えると、GPUを我々が知っているものと比較することは不可能だ。

また、気になるのはデュアルGPU構成で検出されていることだ。

Nashira Summitは、AIIBやAMD自身がテストしているNavi22やNavi23ベースのGPUである可能性がある。

これがモバイルGPUなのかデスクトップGPUなのか、モバイルGPUであっても最初は評価にデスクトップボードを使用しているため、正しく確認することはできません。

Update: 既知のリーカーWJM47196氏は、Nashiraが実際にはMCM(マルチチップモジュール)設計のRDNA3 GPUのことを指しているのではないかと考えている。

※ 画像をクリックすると別Window・タブで拡大します

AMD Nashira Summit, ソース: Ashes of the Singularity

 

 

AMD Nashira Point, ソース: USB-IF

ソース:Videocardz.com - AMD Nashira Summit GPU spotted in AotS database

 

 

解説:

AtoSのベンチマークにNashira Summitが登場

以前、Nashira Pointの名前がリークしました。

その時はNashiraが「やぎ座ガンマ星」を意味することから、Arctrusと同じく、機械学習向けのRadeon Instictシリーズと予想をいたしましたが、ゲームのベンチマークに登場しているところを見ると、どうもNashira系はRDNA系統のようです。

リーカーはRDNA3ではないかと予想しています。

Pointは単なる点、Summitは頂点や極点と言う意味があるため、Nashira系列がRDNA3と仮定するとその意味から、Summitは2チップのGPU、Pointは1チップのGPUのように見えます。

もちろん、全く違う可能性も0ではありませんが、SummitとPointと言うわざわざ意味として強弱がはっきりわかる名前は付けないと思いますので、このように考えるとしっくりきますね。

参考までに私がAtoSのベンチマークで発見したNashra Summitのもう一つの結果とそれと同じプリセットで実行されている結果を比較対象として載せておきます。

Nashra Summit+Ryzen 5 3600X

Radeon R9 Fury+Ryzen 7 3800X

※ 画像をクリックすると別Window・タブで拡大します

Radeon R9 FuryはnVidiaで言うとGTX1660SUPERくらいの性能ですが、その約1.3倍程度の性能となっています。

まだ開発段階なのでしょうから、その実力を発揮しているとはいいがたい結果だと思います。

 

 

 

AMDのGPU Radeonシリーズ

Radeon 7000シリーズ

 

Radeon RX 6000シリーズ

 

※ SAPPHIREはAMD Radeon専業のメーカーであり、Radeonのリファレンス的なメーカーです。

 

-GPU情報
-,

Copyright© 自作ユーザーが解説するゲーミングPCガイド , 2024 All Rights Reserved.