ベースモデルのスペック
モデル名 | G-Master Spear X470A |
OS | 無し |
CPU | Ryzen 5 2600 |
CPU仕様 | 3.4GHz-3.9GHz/6コア/19MBキャッシュ |
GPU | GTX1060 6G(変更可) |
SSD・HDD | 500GB SSD |
メモリー | 8GB[4GB*2枚] DDR4-2400 [メジャーチップ・8層基板] Dual Channel |
チップセット | X470(ATX) |
その他 | DVD; ASUS DRW-24D5MT有り、メモリカードリーダーライター無し |
価格 | 159,800 |
解説
今回はサイコムのG-Master Spear X470Aの解説をしていこう。
このモデルはCPUもGPUも変更可能だ。
ベースモデルはCPUがRyzen6 2600、GPUがGTX1060 6GBだ。
このモデルを今回のターゲットであるRyzen7 2700XとGTX1080Tiに変更し、当サイトの推奨構成にしていく。
Ryzen7 2700XはintelのCPUで言えばCore i7 8700Kに相当するモデルだ。
シングルスレッド性能では及ばないものの、マルチスレッド性能ではわずかに上回っている。
PassMark Single Thread | PassMark Multi Thread | |
Ryzen7 2700X | 2,226 | 17,404 |
Core i7 8700K | 2,722 | 16,151 |
Core i7 8700 | 2,621 | 15,290 |
参考記事:CPUの性能
また、マザーボードは第二世代Ryzenの力をフルに引き出すX470を搭載しており、この点はかなりのアドバンテージと言える。
X470は「Precision Boost 2」&「XFR2」に対応しており、排熱に余裕のある状況ではベースクロックを底上げする「メーカーが行うオーバークロック」のような機能だ
この機能を使うならば是非とも冷却パーツと電源にも投資しておきたいところだ。
ベースクロックを無視できる時点ですでに「ベースクロックって何?」というような機能だが、オンにすると消費電力がかなり上がるので使うときは注意したほうがいいだろう。
このモデルで何ができるのか?
PUBGフレームレート
平均 | 最低平均 | |
FullHD・ミディアム画質 | 141.9 | 100.3 |
FullHD・ウルトラ画質 | 139.2 | 98.1 |
WQHD・ウルトラ画質 | 107.8 | 81.6 |
4K・ウルトラ画質 | 58.2 | 47 |
※ 最低平均とは下位数%の平均です。
FF14紅蓮のリベレーターベンチマーク(7,000以上で「非常に快適」)
DX11,FullHD,標準品質スコア | 22,539 | |
DX11,FullHD,標準品質FPS(平均,最低) | 168.2 | 63 |
DX11,FullHD,最高品質スコア | 19,261 | |
DX11,FullHD,最高品質FPS(平均,最低) | 137.2 | 62 |
DX11,WQHD,最高品質スコア | 16,258 | |
DX11,WQHD,最高品質FPS(平均,最低) | 109.9 | 60 |
DX11,4K,標準品質,スコア | 17,577 | |
DX11,4K,標準品質FPS(平均,最低) | 119.9 | 55 |
DX11,4K,最高品質,スコア | 8,730 | |
DX11,4K,最高品質FPS(平均,最低) | 58.2 | 33 |
※ ベンチマークの測定は同GPUの別環境の数値です。ご了承ください。
PUBGはSLiには対応していないので、GTX1080Tiが最高になる。FullHD144Hzモニターでオプションを最高にしても快適にプレイできるだろう。
FF14ベンチマークは4Kの最高品質でスコア7000越えは単体GPU唯一の結果だ。
最低FPSは33だが、普通にプレイできる数字だろう。
これ以上スコアを上げたい場合はSLiを組むしかない。
変更ポイント(調査日:2018-08-04)
オプション名 | 価格 | 税込価格 | |
ベースモデル | AMD Ryzen 7 2700X PinnacleRidge [3.7GHz/8Core/TDP105W] 搭載モデル | 179,440 | |
CPUクーラー | Noctua NH-U14S+AM4-UXSリテンション [空冷/CPUファン]★高性能CPUグリス NT-H1付属★ | 7,790 | |
マザーボード | ASUS ROG STRIX X470-F GAMING [AMD X470chipset] | 9,120 | |
GPU | GeForce GTX1080Ti 11GB MSI製 GeForce GTX 1080Ti GAMING X 11G [DVI/HDMI*2/DisplayPort*2] | 84,150 | |
メモリ | 16GB[8GB*2枚] DDR4-2666 [メジャーチップ・8層基板] Dual Channel | 10,480 | |
SSD・HDD1 | SAMSUNG 970 EVO MZ-V7E500B [M.2 PCI-E SSD 500GB] | 11,560 | |
SSD・HDD2 | Western Digital WD20EZRZ [2TB 64MB 省電力] | 8,730 | |
電源 | Corsair RM750x (CP-9020092-JP) [750W/80PLUS Gold] | 6,790 | |
OS | Windows10Home64bit(標準) | ||
キーボード | サンワサプライ SKB-L1UBK [USB/日本語109] | 1,120 | |
マウス | Logicool Mouse M100r [光学式] | 870 | |
DVDマルチドライブ | 無し | -2,010 | |
メモリカードリーダーライター | カードリーダー [SFD-321F/T71UJR-3BEZEL] + 5インチベイ取付マウンタ | 2,390 | |
送料 | 1,500 | ||
合計 | 0 | 321,930 | |
144Hzモニタ | ASUS ROG STRIX XG27VQ [27型湾曲ワイド /DVI/HDMI/DP] ★144Hz駆動、ゲーミング曲面液晶★ | 60,480 |
BTO構成は見てもらえばわかるが、ほぼ全面的に変更をかけている。
GPUとCPUを今回の構成に合わせてGTX1080TiとRyzen7 2700Xに変更しているのは当然として他にもかなりの変更を行っている。
GPUの差額が84,150円(税込)というのはびっくり価格だろう。
マザーボードはASUSの最高グレードマザー「ROG STRIX X470-F GAMING 」に変更し、SSDがSAMSUNG 970 EVOにしてある。
基本的に自作PCに非常に近い仕上がりのPCになるだろう。
BTOパーツの選択はかなり売れ線を抑えたラインナップになっており、自分ならこれは使いたいというようなものはほとんど入っている。
自作PCからBTOに来る方はサイコム使うとよいだろう。
ただし、その分他のショップよりはかなり価格が高めになる。
妥協が全くできないという人には最適なショップだろう。
カスタムメニューの内容を見ても理解できない人はおとなしく他のBTOショップを使ったほうが納得できるだろう。
構成の変更には当然一つ一つ理由があり、表を見て「なぜこのような構成にしたのか」というのが理解できない人は他のショップを使ったほうが納得できるだろう。
OSに関してはWindows10のDSP版を入れてあるが無しにもできる。
自作ユーザーではそれなりの数がいると思うが、リテール版のWindows10を持っている方はOS無にしておこう。
※ 私もリテール版を持っています。
その場合は一からOSを入れる必要があるが、OS無が選べる時点で基本的にサイコムはマイリカバリディスクなどが自分で作成できるレベルの人向けのショップと言える。
モニタはハイグレードのPCには4KとFullHDの144Hzモニターを推奨しているが、FulHD144Hzのモニタしか取り扱いが無い。
最新のディスプレイを入手したい方は当サイトの記事「2018年のモニタのトレンド」を参考にして、選ぶのもよいだろう。
モニタはモデルの推奨はしてあるが、合計価格には入っていないので注意だ。
最終価格・・・321,930円(税込)
価格はかなり高めになったが、サイコムのBTOは価格の問題ではなく、構成に納得できれば買う人はいるだろうというものなのでこれでよいと思う。
チップセットにX470を採用していることを含めて、常に最新のパーツを選択できるというのは自作をやっているユーザーにとっても嬉しい内容だろう。
他のショップでは枯れたパーツを好んで第一世代のチップセットを採用している。
それも非常に優れた考え方なのでどちらが良いとは言えないが、最新のパーツが使いたいという人にとってはサイコムは有力な選択肢の一つだろう。
マザーボードのBIOSは更新が継続していると思われるので何か不具合があれば自分で書き換える形になるだろう。
そういったことを厭わない方、そういったことが自力で出来る方向けのマシンと言える。
当然だが、セールや為替の変動、各パーツの価格の改定などによってカスタム内容・価格は変動することがあるので予めお断りさせていただく。
あくまでも調査時点の価格だ。
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