Appleが自社ブランドのコンピューターであるMacのプロセッサをIntel製からArmアーキテクチャをベースにした独自のプロセッサに切り替えることを決定したことが、技術の世界を震撼させている。
移行の噂は数ヶ月前から出回っていたにもかかわらず. Intelの最初の公式な回答は、IntelのCPU技術の実行がファウンドリーの問題で完全に歯車から外れているなどの事実と相まって、IntelがAppleの要求する性能/ワット数の増加に追いつけない可能性を指摘していた。
それは今判明した, その理由は、はるかに基本的なものであること, そして2016年にさかのぼる.
元IntelのプリンシパルエンジニアであるFrançois Piednoël氏を引用したセンセーショナルなPC Gamerのレポートによると、IntelへのAppleの不満は、"Skylake "マイクロアーキテクチャをベースにした最初の14nmチップのいくつかにまでさかのぼります。
「"Skylake "の品質保証は問題以上のものでした」とPiednoël氏は言う。
異常に悪かったのです。
Skylake内部のちょっとしたことで、あまりにも多くの指摘を受けていました。
基本的に、Apple社の仲間が、アーキテクチャの問題の第一報告者になってしまいました。
そして、それは本当に、本当に最悪の事態になりました。
「顧客がIntel社内で見つけたのと同じくらい多くのバグを見つけ始めたとき、それは適切な製品ではなかったと気が付きました」と彼は付け加えます。
アップルが2000年代半ばにPowerPCからIntel x86に切り替えたのに続いて、Intelとx86からマシンアーキテクチャスイッチを実行するという決断がAppleの最高レベルで行われたのはその頃でした。
「私にとっては、これが転換点です」とPiednoël氏は述べています。「常に転換を検討していたApple社の社員が、これを見て言ったのは、『まあ、これはやるしかないだろう』ということでした。
基本的にSkylakeの品質保証の悪さが、彼らが実際にプラットフォームから離れていった原因となっている。
「AppleがIntelを切り捨てる」という決定は、2019年にIntelマイクロアーキテクチャに影響を与える一連のサイバーセキュリティの欠陥が公開されたことでさらに加速された可能性があります。
PC Gamerのレポートでは、Piednoël氏のコメントは、彼がIntelでより率直なエンジニアの間で行われてきたように、割り引いて考えるべきであることに注意を促しています。
ソース:techpowerup - Bad Intel Quality Assurance Responsible for Apple-Intel Split?
解説:
Intelの凋落は起きるべくして起きたことだった。
元Intelの首席エンジニアが語ったところによると、Appleが自社製品であるMacにArmを搭載したのはIntel製品のずさんな製品保証に原因があったとのこと。
その内容はひどく、Skylakeのころ、自社エンジニアが行うべきバグの指摘をAppleのエンジニアが行っていたようです。
ライバルがいない会社はどんなに優れた会社でも腐っていく
競争無き市場には健全な製品は生まれないと言うことが良くわかるエピソードです。
Skylakeの発売前後と言えばRyzen誕生前夜の話で、もうAMDは完全に脅威ではなく、潰れるしかないだろうと思っていたころでしょう。
Skylakeはかなりバグありだったようで、Appleは四苦八苦していたようですね。
あまりの酷さにArmを使って自社でSoCを賄うという決定を下したようです。
一見、Intelの凋落はTSMCとの競争に敗れたのが原因であるかのように見えますが、どうもそれだけではなく、Intel社内には何があってもIntel製品から顧客が離れることはないという慢心があったように私には見えます。
特定の製品の信者になるのは別に構わないと思いますが、良いものは良い、悪いものは悪いとはっきり言える人間になりたいものです。
SNS時代になり、エンドユーザーの声がはっきり聞こえるようになってきて、大企業のメディア戦略があまり意味をなさなくなった今、情報発信者の役割は相対的に高まっていると言ってもよいでしょう。