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Intelは10 nm Ice Lake CPUのOEMへの出荷を開始

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第2四半期の収益発表で、Intelは第10世代「コア」CPUのOEMへの出荷を開始したと発表しました。

10nmリソグラフィを利用して、Ice Lakeというコードネームで呼ばれる第10世代の「コア」CPUは、将来の製品に統合されるために2019年の初めにOEMによって認定されました。

Ice Lakeは、2019年のホリデーシーズンに向けて順調に進んでいます。

つまり、今年の終わりまでに既製品を期待できるということです。

第10世代のコアCPUがIntelの10nm製造プロセスノードを待望して遅らせたことに加えて、いくつかのエキサイティングなマイクロアーキテクチャの改良をもたらしているので、それはエキサイティングなニュースです。

新しいCPUは、前の世代のIntel CPUと直接比較した場合、平均して18%のIPCの改善が見込まれますが、同じ周波数で動作します。

今回は、通常のモバイル/デスクトップ部品でも、増え続けるタスク、特にニューラルネットワーク処理のような新しいタスクに対してセキュリティとパフォーマンスを向上させると考えられているVNNIおよびCryptography ISA拡張機能とともに、AVX512をサポートします。

コア構成は、デュアルコアi3からクアッドコアi7まであり、合計11モデルが利用可能です。

さらに、統合グラフィックスも同様にいくつかのアップグレードを取得します。

IntelのGen11 GPUアーキテクチャは、いわゆるIce Lakeに組み込まれることで、GPUの性能と効率が向上します。

Intelは、新しいGPUが64の実行ユニットで1つのFP32コンピューティング性能の1 TeraFLOPを破ると主張している。

さらに、新しいiGPUはDisplayPort 1.4、HDMI 2.0b、およびHDCP 2.2をネイティブでサポートする予定です。

第10世代コアCPUのプラットフォームも改良されています。

チップセットに組み込まれた統合Thunderbolt 3コントローラ、WiFi 6、最大3733 MHzをサポートするDDR4などがあります。

ソース:techpowerup - Intel Starts Shipping 10 nm Ice Lake CPUs to OEMs

 

解説:

第十世代Core iシリーズであるIce Lakeの出荷が開始されました。

Ice LakeはSkyLkeアーキテクチャーと比較するとIPCが18%上がったといわれており、同じクロックだとZen2コアより高速と言われています。

残念ですが、すべてのモデルがモバイル向けとなりますので、ノート用のPCであり、OEMになります。

近年のPCの売り上げはノートPCの方が多いですから、ノート向けを重視するのは当然と言えば当然です。

デスクトップ向けにはIceLakeは出ないのではないかと言われています。

デスクトップ向けとしては予定されているのはRocket Lakeですが、こちらはComet Lakeの後になります。

Rocket Lakeは10nmで内臓GPUがIce Lakeと同じGen11となります。

Rocket LakeがIce Lakeのデスクトップ版であるのかどうかについては現時点でははっきりしていません。

intelとしてはXeonはあきらめるわけにはいかないでしょうから、早々にテコ入れしてくると思います。

その時、Ice Lakeがどのようになるのかはっきりするのではないかと思います。

また、IPCがSkyLakeアーキテクチャーと比較すると大幅に上昇していますので、同クロックにおけるZen2との対決がどうなるのかは楽しみなところです。

 

Core Ultra 200Sシリーズ

ソケットLGA1851

Core Ultra 285K

 

Intel 第14世代Coreシリーズ

ソケットLGA1700

 

※ 末尾にFがついているモデルはGPUがありませんのでご注意ください。

 

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