マザーボード関係

H370/B360/H310について

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2018年4月3日に販売解禁になったintelの第8世代向けチップセットH370/B360/H310について解説したいと思います。

チップセットのスペックについては「マザーボードについて」のページで解説してあります。

各チップセットのスペック

 

今回、すでにZ370は2017年の11月2日に発売済みで、各社とも先に販売された製品よりロースペックの製品を販売することに関していろいろと思うところがあったような気がしますが、基本的にほとんどのBTOショップでH370/B360/H310を使ったミドルからローエンドの製品が販売されることになりました。

各チップセットの特徴は私は以下の様に位置づけています。

※説明の都合上すでに販売されているZ370も含めます。

Z370・・・パフォーマンス向け。SLi、オーバークロック、OptaneMemryなどに一通り対応。GTX1080以上向け

H370・・・通常向け、SLiとオーバークロックには対応していないがそのほかは一通り対応している。GTX1070/Ti向け

B360・・・ビジネス向け。セキュリティに関する機能が充実しているが、PCIExpressレーン数、USBの数などはH370より省かれている。GTX1060以下向け

H310・・・廉価版。PCIExpressレーン数、USBの数、SATAのポート数、メモリスロットなど最低限度に減らされている。GTX1060以下向け

このうちB360とH310についてはショップの考え方によってどちらかになっている場合があります。

基本的にはZ370が一番高機能ですが、より新しいH370/B360から入った機能としてUSB3.1Gen2(10Gbps)のポートが追加されています。

このBTO全盛時代になってからも私の様に何のメリットも無いのにしつこく自作をしているような自作マニアの人たちにとっては恐らくZ370以外はほぼ使いでが無いと思ってる人が多いのではないかと思います。

私はAMD派ですが、もしintel製品を買うとしたらZ370とi7/i5/i3のK付きモデルを買って組み合わせてオーバークロックすると思います。

その方が遊べますからね。ほかのモデルには全く魅力を感じません。

しかし、BTOだと一番数が出ると思われるGTX1060辺りと組み合わせるならH310で十分だと思います。

その方が値段も安くなりますし、拡張性は全くありませんが、そもそも、買ったら中も開けないし、メモリの拡張すらもしないって人も多いんじゃないかと思います。

当然オーバークロックもしないと思いますので、無くても問題ないでしょう。

使わない機能があったら余計なものに金を払ったのと同じですから、そう考えると思い切ってH310に割り切っても何ら困ることはありません。

自作ユーザーの中には「ひょっとしたら使うかもしれない」という青い鳥症候群のような考え方にハマッている人も多いと思いますが、私の経験上では最初にそろえたら追加で拡張というのはほとんどしません。

第7世代(Kaby Lake)向けのintel200シリーズは第6世代(Sky Lake)と互換性がありBIOSをアップデートすればそのまま使えたので第7世代向けのH210というチップセットは存在しませんでした。

よってH110をずっと使い続けているショップもありました。

第8世代でH310が出たことによってH310を使った廉価モデルを出すBTOメーカーも出てきました。

ここでようやくマザーボードがモデルチェンジしたショップもあったということです。

コスト最重視の人はH310を使ったモデルを意識して探してみると幸せになれると思います。

ただしバスのスピードが遅いので、GTX1070以上と組み合わせるのはお勧めしません。

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