ハードディスク推奨モデル

現在、民生用のHDDはメーカーの統廃合が進み、ほぼWesternDigitalとSeagateの二社に集約されています。

HDDは枯れたパーツで数年前から速度的にも耐久性でも目立った進化が無く、コモディティになっているため、出来る限りクオリティの高い製品を購入したほうがよいでしょう。

仮に不具合が出て買い替えたとしても同グレードであるならば性能も耐久性も向上してない可能性が高いからです。

WesternDigitalはSSD業界の標準的なメーカーのSandiskを買収し、SSDも販売していますが、Seagateは従来式のHDD一本のメーカーです。

※　現在ではSeagateもSSDを発売しているようですが、日本には入ってきておらずあまりメジャーな製品とは言い難いようです。

当サイトの内蔵HDDに対する考え方。

WesternDigitalとSeagateともにデスクトップPC向けとして2年保証の製品ライン(WD Blue/BarraCuda)が存在しますが、信頼性を重視しているので当サイトでは取り扱いしません。

また、内蔵HDDはあまり大容量のものは使わずに多くても4TB程度にとどめておくのが無難です。

理由はあまり大容量のデータを特定のドライブに集中させるとHDDが故障した時に被害が大きくなるからです。

大容量のデータを保存される場合はNASの使用を検討し、故障時に備えてリスク分散したほうがよいでしょう。

Western DigitalとSeagateはどちらが良いのか？

この問いは非常に難しい問いです。経営的に見るとSSD事業に進出し総合ストレージ企業となったWestern Digitalの方がよいと思います。

市場の評価でもWestern Digitalの方が若干上とされており、価格にもほんのわずかに反映されています。

※　但し、1TBで数百円レベルです。

しかし、管理人もそうですが、Western Digitalの製品の当たりが悪い人というのはいると思うので、Seagateの方がよいという人もいるでしょう。

当サイトで推奨する製品は同じグレードのもの同士を集めていますので、両社とも保証年数が同じなら品質には違いは無いと解釈してもらって差し支えありません。

※　厳密にいえば違いますが、民生用としては同じとみてよいでしょう。

価格的には

3年保証HDD(NAS向け・低価格)

Seagate IronWolf > WesternDigital WD Red(やや高い)

5年保証HDD

1TB/2TB　Seagate FireCuda

4TB/6TB　WesternDigital WD Black

8TB Seagate IronWolf Pro=WesternDigital WD Gold

となっています。それぞれ容量によって得なメーカー・製品ラインが違うというなかなか複雑な状態になっています。

価格が高くてもメーカーにこだわっている方もいると思うので、一応両社ともに各容量を上げいます。

5年保証HDDは8TBからは商業向けの製品しかないので価格が跳ね上がってしまうことに注意してください。

Seagate IronWolf

家庭用NAS向けの製品ライン　価格低・耐久性中・速度低　3年保証

オオカミのシンボルマークが特徴的な家庭用NAS向けHDD。

入手性が高く、価格も比較的安いですが、性能はあまり良くありません。

耐久性は普通です。ゲーミングPCのデータドライブ用途としては問題ないでしょう。

IronWolf HDD 1TB