
中国で行われた抽選イベントでNVIDIAのGeForce RTX 5060を当てたという興味深い話があります。しかし、どうやらそのせいで彼は職を失ったようです。
従業員がRTX 5060を当てたが、会社はGPUを返却しない場合は退職を迫る
PC業界では、実はかなり驚くべき話が頻繁に発生します。今回お伝えする事例も、世の中がいかに「偶然」であるかを示す好例です。
中国のソーシャルメディアサイトで拡散している投稿によると、ある従業員が出張でNVIDIAのイベントに参加したのですが、なんと彼はイベントの抽選でNVIDIAのGeForce RTX 5060を当ててしまったのです。
「公平に」見れば、GPUは従業員の所有物です。
しかし、彼を採用した企業は、GPUは「会社の財産」であると主張し、返還を求めています。
MyDriversの報道によると、この従業員はイベントで獲得したRTX 5060を返却するよう上級管理職から「圧力」を受け、人事部でさえ、会社の方針に従わない場合は解雇の可能性もあると脅迫したという。
しかし、この従業員はGPUを返却する代わりに辞職したと報じられており、地元メディアでは会社の強硬な姿勢をめぐって激しい議論が巻き起こり、一部ではこれは従業員に対する「不当」だと主張する声も上がっている。

実際の議論は、会社主導の抽選でGPUを獲得した従業員が、それを所有するのか、それとも会社の財産になるのかという点に集中しています。
法的な検討事項には踏み込みませんが、この質問に対する答えは、抽選で当選者が完全にランダムに選ばれたのであれば、従業員はそれを受け取るに値するということです。
いずれにせよ、誰が正しいのかはコメント欄で判断されるでしょうが、RTX 5060を返却しない場合に従業員に辞職を求めた会社は、少し行き過ぎたと言えるでしょう。
解説:
面白い話ですね。ある意味海外ならではだと思います。
日本だと関係者がこうしたイベントに応募するのは当選したときに公平性が疑われる事態にもなりかねませんので、関係者の応募は禁止になるはずです。
応募したとわかったら解雇は行き過ぎだと思いますが、上司から叱責を受けるのは当然でしょう。
少なくとも私の周りではこれが常識です。
イベントにおけるこのような抽選はある意味ファンのためにやるものであり、それを関係者が持っていったら台無しです。
海外だとこういうのはきちんと事前に注意しておかないと応募してしまうのかもしれませんが、イベントの趣旨を考えると応募してはいけないと空気を読まなくてはならないところです。
記事での結論も
抽選で当選者が完全にランダムに選ばれたのであれば、従業員はそれを受け取るに値するということです。
このようになっており、日本の「常識」とかけ離れた社会通念がまかり通っていることが伺えます。
例えばイベントの賞品の支出科目が何であったかでも判断することができると思います。
広告宣伝費なら、客に対するものであり、福利厚生費なら従業員のものでしょう。
しかし、おそらくは広告宣伝費やそれに準ずるものから支出されている可能性が高いと思われます。
こうしたことが理解できないリテラシーというのはちょっと痛いかなと思います。
このようなことは日本で社会人の経験があるならばほとんどが理解されていることであり、それが理解できないのが海外の一般的な従業員の倫理や道徳のレベルということになります。