AMDはAI PC Innovation Summitで最高性能の製品を披露し、RDNA 4 GPUを数十万台販売したと主張した。
AMD、最初の1-2週間でRX 9070 XTとRX 9070 GPUの出荷台数が20万台を超えたと主張
AMDは北京でAI PCイノベーション・サミットを開催し、AMDのリサ・スー最高経営責任者(CEO)、スペンサー・パン上級副社長、ジャック・ヒョンAMD中国担当SVP兼GMが交代で登壇し、同社の最新製品とイノベーションについて説明した。
イベントの名前から推測できるように、AIはAMDの主要な焦点のひとつであり、技術界を席巻しているようだ。
GPUやその他の製品にもっと関心があるのであれば、AMDが最近発売したRDNA 4 GPUとRyzen 9 9000X3D CPUについて話してくれたのはありがたいことだ。
RDNA 4ラインアップは3月6日にリテール・デビューし、Radeon RX 9070シリーズがラインアップの最初に発売された。
このシリーズはRadeon RX 9070 XTおよびRX 9070 GPUを搭載しており、世界のほとんどの地域ですぐに完売し、かなりの数量が販売された。
一応、AMDは最初のバッチで何台出荷したのだろうと思っていたら、AMDはサミットでその答えを出した。AMDは、両GPUで20万ユニット以上を販売し、そのすべてが発売前後に販売されたとしている。
このデータの正確な時期は不明だが、2週間は経過していない。
このデータは最初の1週間、もしくは最初のバッチに対応する可能性が高い。
現時点では、このGPUの入手性はあまり良くないが、数週間以内には安定するとの報告がある。
さらに、AIBは、RX 9070 XTが発表された希望小売価格よりも200ドル以上高い価格で販売されているほど、カスタムエディションの価格を引き上げている。
AMDは希望小売価格を「奨励」していると発表したが、AIBや販売代理店がカードの価格をどのように設定したいかをコントロールすることはできない。
一方、NVIDIAはまた、最初の5週間でRTX 4000シリーズと比較して2倍のRTX 5000シリーズGPUを出荷したと主張している。
しかし、NVIDIAが示したチャートには数字がなかった。そのため、AMDカードの出荷台数と比較するために推定する方法はない。
しかし、AMDとNVIDIAの両ボード・パートナーは、先週から着実に価格を上げている。つい昨日、AcerがRX 9070シリーズのラインナップを発表し、Nitro RX 9070 XT OCエディションは829ドルで、ASUSはRTX 5000とRX 9070シリーズのGPU価格を一部のエディションで1.5倍以上に引き上げた。
解説:
RX9070/XTは2週間足らずで20万ユニットを完売
供給が不安定なNVIDIAとは対照的です。
AMDはGDDR6にモノリシックなミドルサイズのチップでNVIDIAはGDDR7に巨大なチップから普通サイズのチップ(モデルによる)と非常に対照的です。
サーバーのチップを見ても、Blackwellはかなりのトラブルに見舞われており、何か設計上不具合があったのかもしれませんね。
トラブルを解消するためにサーバーはBlackwell Ultraに更新すると噂されているほどです。
今回はAMDの保守的な構成が功を奏した形になっています。
トラブルの起きやすいMCMであったり大型のチップをキャンセルしたことも安定につながっているのではないかと思います。
最近はちに関連の機能が大きく性能を左右するようになって、良いところがなかったAMDですが、ここまでRadeonが売れたのは近年中たのではないでしょうか。
歴史的にみると、かなり昔にNVIDIA:AMDで6:4まで行ったことがあったのですが、ここ数年は下がりっぱなしでした。
最近、Intel ARCも性能と安定性を上げてきています。
今世代ではさすがにAMDやNVIDIAには追い付けないでしょうが、XeSSの対応ゲームは150とAMDのFSRの倍も対応していますので、次の世代では台風の目になるのではないでしょうか。
こうしたことを考えるとねAMD Radeonの躍進はNVIDIA一驚独裁に終止符を打つ嚆矢になるのではとも期待できますね。
ちょっと言い過ぎかもしれません。
AMDのGPU Radeonシリーズ
Radeon 7000シリーズ
Radeon RX 6000シリーズ
※ SAPPHIREはAMD Radeon専業のメーカーであり、Radeonのリファレンス的なメーカーです。