NVIDIA GeForce RTX 5090 & 5080の供給不足が報告され、出荷の遅れや一部地域での値上げの原因ともなっている。
NVIDIAとそのボード・パートナー間の行き違いが、GeForce RTX 5000 GPUの供給不足を引き起こしていると報告されている。
NVIDIA GeForce RTX 500シリーズGPUの発表以来、発売時にRTX 5000 GPUを確保するのが難しい可能性を示唆する報告がいくつかあった。
数日前、RTX 5000 GPUの上位モデル、特にRTX 5090の在庫が非常に限られているため、希望小売価格で購入するのは難しいだろうと報じた。
現在、さらに多くの報道により、これが事実であることが確認され、GPUは世界市場で非常に品薄になっている。
Nvidia’s latest high-end gaming GPUs, GeForce RTX 5080 and RTX 5090 are in short supply, with prices in some areas having already doubled, media report, adding supplies are expected to remain tight until late in the 1st quarter or in 2nd quarter. Graphics card suppliers such as…
— Dan Nystedt (@dnystedt) January 21, 2025
Benchlifeによると、NVIDIAとそのボードパートナーとの間でいくつかの行き違いがあり、そのため市場ではRTX 5000シリーズGPUの在庫が限られているとのことです。
これにはRTX 5090とRTX 5080が含まれるが、RTX 5070 GPUも影響を受ける可能性がある。
情報筋によると、入手可能性は春の祭典でのみ改善される予定だが、それまでは顧客がこれらのGPUを希望小売価格で入手できる保証はない。
NVIDIA側では、GeForce RTX 5090とRTX 5080が1月30日に発売される予定だが、主にNVIDIAとAICパートナー間のコミュニケーション上の問題や、中国の旧正月要因のため、市場にあまり供給がないことが確認でき、2月には改善される見込みだ。さらに、2月中旬から下旬にはGeForce RTX 5070 Tiが発売されると予想される。
- ベンチライフ
UDNは、RTX 5090と5080の在庫が極端に不足しているため、一部の地域(特に中国)で価格の大幅な高騰が見られ、現在GPUは希望小売価格の2倍で販売されていると主張している。
これは、RTX 5080が2000ドルであるのに対し、RTX 5090が最大4000ドルで小売される可能性があることを意味する。
ASUS、Gigabyte、MSIを含むAIBは、この価格上昇から多くの恩恵を受けると思われる。
これはローンチとしては最悪のシナリオの1つで、おそらくこれらのGPUが正式な希望小売価格で販売されるまでに数週間から数カ月はかかるだろう。
RTX 5090はすでに1999ドルの高価格で、AIBカスタムエディションはさらに高価格だ。
RTX 5090とRTX 5080はどちらも1月30日に発売され、一部のカスタムエディションはすでに小売店にリストアップされている。
EUのGPU価格はプレミアム税のために特に高くなりそうで、これらのGPUの入手性がいかに悪いかを考えると、数日で元に戻るとは思わない方がいいだろう。
NA市場に関する限り、UDNによると、米国のディーラーの1社は、最初の1ヶ月間、RTX 5080が20台しか入荷しておらず、RTX 5090は全くなかったと報告している。NVIDIAがRTX 4000シリーズGPUを発売した時とはかなり異なっている。
解説:
北米でRTX5090とRTX5080の在庫が極端に枯渇
在庫の枯渇で倍の価格で取引されており、当面この状況は改善しないようですね。
入荷もほとんどないようです。
ラインナップ中では比較的不人気になることが多い80ナンバーのRTX5080はいくらか入荷はあるようですが、上位モデルの中ではぶっちぎりに性能が高いRTX5090は全く入荷がないようです。
RTX4000シリーズの時と比較するとかなりその差が大きいようですね。
RTX5090の顧客にはゲーム勢のほか、プリレンダのCGを作っているようなレンダリング勢や近年新しく出てきたAI勢、それに伴うワークステーションユースなどが出てきています。
いくら高いとは言ってもQUADROよりは安いので、代わりに使えるような用途であれば、Geforceでいいやというところも一定数はあるのではないかと思います。
実際売ってるところもありますし。
Ada Lovelaceを例に考えてみましょう。
AD102が使われているNVIDIA RTX 6000 Ada 48GB(QUADRO)は価格1,377,640円です。
RTX4090が298,000円からなので、倍で買ってもまだ安いということになります。
もちろん、VRAMは1/2ですし、アプリなどが正常に動作しないこともあるでしょう。
しかし、問題なく使える用途なら恐ろしくコスパが良いということになります。
こういう用途は個人より数は少なくても一つの案件につきかなりの数のGPUを持っていきますから、在庫の枯渇も起きるでしょう。
そう考えると当面は在庫の復活はないかもしれませんね。
RTX5090はゲーム用としては発狂するほどの高値ですが、これが飛ぶように売れるのはNVIDIA強しとしか言いようがありません。
私もやっていますのでAIで使う勢のために言っておくと、pytorchやtensorflowが対応してBlackwellのパフォーマンスを引き出せるようになるまで半年くらいかかりますので、しばらくは静観しても問題はないと思います。
自力でコンパイルなどができる人は頑張ってください
大部分の人はそうでないと思いますが、そういう人はおとなしく待った方がいいです。
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