SemiAnalysisのレポートによると、イーロン・マスクがIntelの買収に興味を示しているようだ。
SemiAnalysisによると、マスクは現在Intel買収を視野に入れ始めている。
さて、チーム・ブルーは再び市場で注目を集め始めたようだが、企業買収のニュースが再燃しているため、正しい理由ではないようだ。つい先日、有名な調査会社であるSemiAnalysisが、Intel買収の可能性は90%だと主張したことをお伝えしたが、この「有料」レポートでは、交渉にイーロン・マスクの名前が挙げられており、噂をさらに盛り上げている。
さらに、ディラン・パテルはXに興味深いメッセージを掲載し、交渉におけるイーロンの存在を再び明らかにした。
Elon's jet is in Florida.
Global Foundries jet is in Florida.
Qualcomm's jet is in Florida.
In case anyone was wondering what's going on with Intel...
They are at Mar-a-Lago.
Make America Great Again can only be true if Intel is saved.— Dylan Patel (@dylan522p) January 17, 2025
Intelの買収劇を見ていると、QualcommやARM、さらにはAMDといった潜在的な顧客が現れてくるが、トランプ政権が誕生したことで、Intelにとってより希望が持てるようになったため、最新の噂はこれまで以上に確かなものになりそうだ。
SemiAnalysisのDylanは、イーロン・マスク、半導体企業のGlobal Foundries、チップメーカーのQualcommを巻き込んだ何らかの話し合いが行われていると主張し、これらの関係者全員がMar-a-LagoでIntelの買収について他のいくつかの側面とともに潜在的に話し合っていると述べた。
興味深いことに、Citibankのアナリスト、クリストファー・ダネリー氏も「Intelとイーロン」の噂について論じている:
Intelがファウンダリー事業から撤退するCEOを雇うことができなければ、Intelにとって悪い結果となる。
- SeekingAlpha より
イーロンがこのパーティーに参加することは、彼が買収に与える影響力の大きさを考えると、ビジネスとしてのIntelにとって間違いなく大きなことだ。
イーロンがこの取引でどの程度大きな役割を果たすかは不透明だが、彼の資金力を有効に活用し、Intelが全く異なる、もしかしたら革命的なものに変貌するかもしれない。
この噂は今のところ大目に見るべきだが、マスクが何度も我々を驚かせる傾向があることを考えると、完全に否定すべきではないだろう。
投資家はすでにこの展開に好意的な反応を示しており、Intelの株価は最大で10%近く上昇した。
トランプ政権が誕生することで、Intelやその他いくつかの米国関連企業は素晴らしい時間を過ごすことになると言っていいだろう。
解説:
マスク氏がIntelを買収か?
日本では米国株の分析をしている人でも「Intelは将来的に持ち直す」と判断している人が多いのですが、アメリカではそうではないようで、この時点で「IntelのFab事業は失敗」とみている人が多いです。
私もIntelは短期的には大赤字を出していますが、長期的には持ち直すと判断しているので、現在のIntelを大きく変える必要はないと考えています。
しかし、トランプ政権の大物が動きました。
なんと、あのイーロン・マスク氏がIntelの買収に動いているという噂が出てきました。
イーロン・マスク氏は立ち位置は完全に政商です。
日本で政商といえば小泉政権時のオリックスやパソナが真っ先に思い浮かびますが、イーロン・マスク氏はそれらと比べてもカリスマがあり、クリーンな印象があります。
※ 最近だと電通や博報堂などのテレビにぶら下がっている広告代理店ですね。
そういった印象があるのは高い能力を持って即断即決してきたからなのでしょうね。
いずれにしてもイーロン・マスク氏がIntelを買収すればIntelは大きくその形を変えると思います。
現在のIntelを良しとする人にとってはおそらくあまり良い形に変貌しないでしょう。
しかし、マスク氏が買収すれば、よくも悪くも現代と未来に向けた企業として生まれ変わると思います。
このニュースには驚きました。