NVIDIAのハイエンドGeForce RTX 5090/RTX 5080がヨーロッパ全土の小売店で販売され始めたが、最初の表示価格はあまり派手ではなく、GeForce RTX 5090は最大2,889ユーロとなっている。
NVIDIAのGeForce RTX 5090がVAT込みで最大2,889ユーロで販売される。
さて、VAT税が各国でどのように変動するかを考えると、EUの価格は確かに異なります。チームグリーンのRTX 5000シリーズが小売店でのデビューを間近に控えていることを考えると、多くの小売店は大規模なリリースに備えるため、すでに価格を表示し始めている。
初期価格を何かに変えたいのは山々だが、我々が見たところでは、主にGeForce RTX 5090とRTX 5080といった最上位GPUの価格はあまり良くなさそうで、スペインの小売店では、特定のバリエーションがフラッグシップモデルで最大2,889ユーロ/2,972ドルとなっている。
これには21%の付加価値税が含まれている。
ZOTACのGeForce RTX 5090 AMP Gaming Extremeがこの価格で表示されており、AIBラインナップの最上位モデルであることが知られているため、価格設定は高めになっている。
GigabyteのWindforce OCのような「比較的」価格の安い他のモデルは、VAT税込みで2,599ユーロで表示されている。
以下は、スペインの小売店でリストアップされているGeForce RTX 5090の全モデルである:
- PNY GeForce RTX 5090 Epic-X - 2,649ユーロ
- PNY GeForce RTX 5090 OC - 2,599ユーロ
- ZOTAC GeForce RTX 5090 AMP Gaming Extreme - 2,889ユーロ
- ZOTACゲーミングGeForce RTX 5090 OC - 2,789ユーロ
- ZOTACゲームGeForce RTX 5090 - 2,769ユーロ
- ギガバイトAORUSマスターGeForce RTX 5090 - 2,759ユーロ
- ギガバイトGeForce RTX 5090ゲーミング - 2,649ユーロ
- ギガバイトGeForce RTX 5090 Windforce OC - 2,599ユーロ
上記のモデルには21%の付加価値税が含まれていることに改めて注意する必要がある。
それを除けば、最も高価なモデルであるZOTACのGeForce RTX 5090 AMP Gaming Extremeは、2387.60ユーロ/2455ドルになると予想される。
この特定のモデルの希望小売価格が1,999ドルであることを考えると、消費者は発売日前後に小売店からSKUを入手するためだけに、さらに多くの「プレミアム税」を支払うことになるかもしれない。
同様に、GeForce RTX 5080もスペインの小売店でリストアップされており、最も高価なモデルはGigabyteのAORUS Xtreme Waterforceで、専用の冷却ブロックが付属するが、2,269ユーロという高額な値札が付いている。
しかし、ASUSの「Prime GeForce RTX 5080」やPNYの「GeForce RTX 5080 Epic-X」といった他のミドルエンドモデルは、付加価値税込みでそれぞれ1,836ユーロ、1,529ユーロとなっている。
しかし今回も、発売期間中にこれらのSKUを手に入れるには、200ドルから400ドル近くを前払いすることになる。
この傾向はEUのマーケットプレイスに限ったことではなく、米国の小売業者もハイプに乗じて希望小売価格を大幅に引き上げることが多い。
つい最近、我々は発売日の入手可能性がかなり低くなることを議論したので、価格がさらに高くなると言ってもよく、RTX 5000のリリースは、少なくともハイエンドモデルは、お金と手間を払ってでも手に入れる価値があるのかどうかが問われている。
解説:
1ドルと1ユーロだと昔はユーロの方が20-30円ほど高かったのですが、今はドル独歩高が続きほとんど変わらなくなってしまいました。
ユーロ圏でBlackwellが高くなるのではないかという話です。
ユーロ圏ではもともと自作PCパーツが割高だったのですが、理由はいくつかあります。
1.日本と同じように代理店税が上乗せされている。
2.VAT(付加価値税)がかかる。
主にこの2点によって、EUでのGPU価格は高止まりしています。
ここ2-3年で日本でも円安が進み、非常に割高感を感じるようになってきました。
トランプ政権では海外の製品に関税をかけて雇用をアメリカ国内に戻そうとています。
しかし、かけた関税を負担するのはアメリカの国民ですから、すると国内の物価が上がるということになります。
物価が上がると金利が下げられませんので、内外との金利差によってまた米ドルの独歩高が収まらないといわれています。
トランプ大統領は最終的にドル安を目指し、メイドインアメリカを世界中に広げるのが目的なのでしょうが、そう都合よくはいかないと思います。
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