NVIDIAのGeForce RTX 5080、5070 Ti、RTX 5070 GPUが正式に発表されました。
NVIDIA GeForce RTX 5080およびRTX 5070 Tiは、低価格で先行製品より2倍速く、RTX 5070はわずか549ドルで4090を上回る。
フラッグシップのGeForce RTX 5090と新しいDLSS 4テクノロジーの発表に加え、NVIDIAはRTX 5080、RTX 5070 Ti、RTX 5070を含む残りのGPUラインアップも発表する。
これらのGPUは、性能パラメーターを全く新しいレベルに押し上げ、前世代のパーツよりも2倍向上し、以前よりも優れた価値を提供します。
NVIDIA GeForce RTX 5080 16GBグラフィックスカード
NVIDIA GeForce RTX 5080グラフィックスカードは、PG144/147-SKU45 PCBをベースとし、GB203-400-A1 GPUダイを搭載する。このカードは、84個のSMと10,752個のコアを持つGB203 GPUダイをフルに利用しますが、RTX 5090と比べて51％減少します。
比較のため、RTX 4090とRTX 4080ではコア数に-40％の差があったため、全体的な性能には大きな差が出ることになる。
そのほか、RTX 5080は、GDDR7モジュールを利用しながら、256ビットのバスインターフェイスで動作する16GBの容量で、半分のVRAM構成を特徴とする。このグラフィックスカードは、市場最速のGDDR7メモリを搭載し、最大30Gbpsの速度で合計960GB/秒の帯域幅を提供する。
グラフィックスカードは、360W TBPを搭載します。これは、RTX 4080 SUPERの320Wに対して12.5％の電力壁の増加となるが、もう一度言うが、実際の数値は大きく異なるはずだ。
性能面では、NVIDIA GeForce RTX 5080は、高度なDLSS 4機能を活用しながら、RTX 4080 SUPERよりも2倍高速になると予想され、価格は999米ドルで、オリジナルのRTX 4080（1199米ドル）よりも優れている。
NVIDIA GeForce RTX 5070 Ti 16GBグラフィックスカード
NVIDIA RTX 5070 Tiは、8960のCUDAコアを持つGB203 GPUをカットダウンして搭載する。
メモリ側は、RTX 4070 Ti SUPERと同じ16 GB VRAMを搭載するが、全く新しいGDDR7メモリチップにアップグレードされ、4070 Tiより78%アップの896 GB/秒の帯域幅を提供する。
スペックページによると、GeForce RTX 5070 Tiは2.45 GHzのブーストクロックで動作する。
性能面では、NVIDIA GeForce RTX 5070 Tiは、RTX 4070 Tiの2倍のアップリフトを提供する一方で、価格は749米ドルであり、4070 Tiおよび4070 Ti SUPERの改良とDLSS 4機能のサポートを考えると、4070 Tiおよび4070 Ti SUPERよりも優れている。
NVIDIA GeForce RTX 5070 12GBグラフィックスカード
NVIDIA GeForce RTX 5070に話を移すと、このグラフィックスカードは、PG147リファレンスPCBにGB205 GPUを搭載する。
GPU側には最大6144個のCUDAコアが搭載され、メモリ側には既存の12GB RTX 4070（192ビット）と同様に、12GBのメモリを搭載した192ビットバスインターフェースが採用される。
このカードは28Gbpsのメモリ速度を特徴とし、総帯域幅は最大672GB/秒となる。これは、RTX 4070およびRTX 4070 SUPER GPUに対して33%の帯域幅の増加となる。この特定のバージョンは250WのTBPを特徴とし、RTX 4070 SUPER（220W）より+14%増加します。
NVIDIA GeForce RTX 5070は、RTX 4090よりも高速で、価格はわずか549ドルだという。そのため、このカードは、500ドルの大台に近いハイエンドセグメントで強力な製品になるはずであり、AMDが最近発表したRX 9070シリーズのグラフィックスカードにとって大きな脅威となる。
NVIDIA GeForce RTX 5070 TiとRTX 5070は、どちらも強力な1440pカードとしてリストアップされているが、5080は4Kゲーミング路線だ。
参考までに、Blackwell「RTX 50」GPUの各最大構成が何を提供するかは分かっており、GB205の最大構成は5 GPCまたは50 SMで、合計6400 CUDAコアです。RTX 50 SKUがどのように配置されているかは、以下のリストで見ることができる：
- GB202 (FULL) -> 192 SM / 24576 コア (100%) / RTX 5090 -> 170 SM / 21760 コア (88.5%)
- GB203 (FULL) -> 84 SM / 10752 コア (100%) / RTX 5080 -> 84 SM / 10752 コア (100%)
- GB205 (FULL) -> 50 SM / 6400 コア (100%) / RTX 5070 -> TBD SM / 未定 コア (TBD %)
さらに、NVIDIAのGeForce RTX 50 GPUは、GPUとGDDR7 VRAM間のシグナルインテグリティを改善するために、PCBバックドリリングプロセスを変更する予定であることが分かった。
さらに、ラインアップは14層PCBを特徴とすることが以前に示唆されており、すべてのカードはシングル12V-2x6電源コネクターインターフェースを保持するはずで、一部の上位RTX 5090またはRTX 5080モデルのみがデュアル16ピンコネクタールートを採用する。
その他、カードはPCIe 5.0に完全準拠し、80Gbps帯域幅をフルサポートするDP2.1aをサポートするはずである。
NVIDIA GeForce RTX 5080は1月30日に発売され、RTX 5070 TiとRTX 5070は2月に発売される。
すべてのカードは、カスタムのバリエーションと好評のファウンダーズ・エディション・モデルで発売される。
NVIDIA RTX 50 Founders Editionモデル：
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NVIDIA GeForce RTX 5000 GPUのスペック（暫定版）：
| グラフィックス カード名 | NVIDIA GeForce RTX 5090 | NVIDIA GeForce RTX 5080 | NVIDIA GeForce RTX 5070 Ti | NVIDIA GeForce RTX 5070 | NVIDIA GeForce RTX 5060 Ti | NVIDIA GeForce RTX 5060 |
| GPU 名 | Blackwell GB202-300 | Blackwell GB203-400 | Blackwell GB203-300-A1 | Blackwell GB205-300-A1 | Blackwell GB206? | Blackwell GB206? |
| GPU SM数 | 170 (全192) | 84 (全84) | 70 (全84) | 50 (全50 SM) | 未定 | 未定 |
| GPU コア数 | 21,760 (+33%) | 10,752 (+11%) | 8,960 (+16%) | 6,144 | 未定 | 未定 |
| クロック | 2.41 GHz | 2.62 GHz | 2.45 GHz | 2.51 GHz | 未定 | 未定 |
| L2 キャッシュ | 未定 | 未定 | 未定 | 未定 | 未定 | 未定 |
| メモリ容量 ・種類 | 32 GB GDDR7 (+33%) | 16 GB GDDR7 (0%) | 16 GB GDDR7 | 12 GB GDDR7 | 16 GB GDDR7 | 8 GB GDDR7 |
| メモリバス幅 | 512-bit (+33%) | 256-bit (0%) | 256-bit (0%) | 192-bit (0%) | 128-bit (0%) | 128-bit (0%) |
| メモリ速度 | 28 Gbps | 30 Gbps | 28 Gbps | 28 Gbps | 28 Gbps? | 28 Gbps? |
| メモリ帯域幅 | 1792 GB/s | 960 GB/s | 896 GB/s | 672 GB/s | 448 GB/s | 448 GB/s |
| TBP | 575W (+27%) | 360W (+12.5%) | 300W (+10.5%) | 250W (+14%) | 未定 | 未定 |
| 補助電源 コネクタ | 12V-2x6 (16-Pin)*1 | 12V-2x6 (16-Pin)*1 | 12V-2x6 (16-Pin)*1 | 12VHPWR (16-Pin)*1 | 12VHPWR (16-Pin)*1 | 12VHPWR (16-Pin)*1 |
| 発売時期 | 2025/1 | 2025/1 | 2025/2 | 2025/2 | 2025/3-4 | 2025/3-4 |
| 価格 | $1,999.00 | $999.00 | $749.00 | $549.00 | 未定 | 未定 |
| 日本価格 | ￥393,800 | ￥198,000 | ￥148,800 | ￥108,800 | 未発表 | 未発表 |
解説：
RTX5080/RTX5070/Tiの詳細が発表。
発売日はRTX5090/5080が1/30、RTX5070/TIは2月になるようです。
価格はすでに日本価格が出ています。
RTX5090は別格として、RTX5080以下は思ったより上がっていません。
為替レートが異常な値上がりを示す中、思いのほか安心できる価格といってもよいでしょう。
しかし、1ドル100円時代を知るものからするとなかなか痛い価格です。
GTX1060は249ドル、35,370円からでしたので、1ドル142円の為替レートで販売されていたことになります。
この時1ドル120円くらいでした。
今は1ドル1160円時代になってちょっと厳しい価格と言わざるを得ません。
アメリカ人の感覚だと1ドル100円くらいですから、日本と比較するとそれほど高くなったという感覚はないでしょう。
なお、RTX5070がRTX4090と同程度の性能とされていますが、これはあくまでもDLSS4のマルチフレーム生成込みの性能ですから、勘違いしないようにしてください。
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