中国におけるAMDのRadeon RX 9070シリーズGPUは、発売から3ヵ月後の3月までにAIBパートナーがサプライチェーンに参入し、2月までに広く入手可能になる見込みである。
AMDのRX 9070 GPUは、旧正月シーズンの2月までにリファレンス・モデルが市場に出回るだろう。
Board Channelsによると、AMDの中国向け計画は世界市場とは少し異なる可能性があるため、Team Redの次期RDNA 4 GPUを手に入れようとしている中国の顧客は、1月の公式発表後、かなり待つ必要があるかもしれない。
この情報源は 「AMDの内部部門 」の言葉を引用し、AMDのRX 9070 SKUは1月には中国市場には出荷されない可能性があり、中国地域の消費者がGPUを手にすることができるのは最も早くても旧正月明けの2月までになるとしている。
ここで注目すべき興味深い点は、AMDのリファレンスGPUは2月までに発売される可能性が高く、その他のモデルに関しては3月まで市場に出回る可能性があるということだ。
このような発売の仕方は、リファレンス・エディションが最初から高い販売牽引力を得ることができることを考えると、AMDによるビジネス的な動きと言える。
重要な点は、AMDは中国市場で物事を切り替える傾向があるため、この発売スケジュールは米国やその他の市場には適用されない可能性が高いということだ。
旧正月前後には消費者の期待が高まることを考えると、チーム・レッドはリファレンス・モデルの在庫一掃を当初から狙っている可能性が高く、カスタムGPUが市場に出回れば、AMDはMBAモデルの在庫一掃にそれほど苦労しないだろう。
AMDのRadeon RX 9070 GPUは、1月7日に開幕するCES 2025の基調講演で披露されることになっており、AMDの他のリリースもいくつか紹介される可能性が高い。
解説:
Radeon RX9070は中国では2月発売、3月にカスタムモデル発売へ
RDNA4はRadeon RX9070がトップモデルになる予定ですが、中国では2月にリファレンスモデルにあたるMBAが発売され、3月にカスタムモデルが広く出回るようです。
「AMDは中国市場で物事を切り替える傾向がある」とありますので、中国市場が先でグローバルは後になる可能性が高いのかなと思います。
RTX5080が1/21発売といわれていますので、RX9070の方が直接のライバルにあたるRTX5070よりかなり後に出回る可能性があるかもしれません。
ハイエンド以上のモデルはグローバル市場の方が優先スケジュールだったような気がするのですが、わたくしの気のせいですかねぇ。(笑
RX7900GREなど中国優先のモデルもありましたが、同じチップの中ではどこかスペックが落ちるモデルだったように思います。
RX9070はそのネーミングから言ってもミドルレンジなのは確実ですから、日本も含めたグローバル市場が先に来る可能性も0ではないのかなと思います。
さて、NVIDIA一強の中、AMDとIntelには頑張っていただきたいところです。
とりあえずIntelはB580を野心的な価格で発売し、GPU市場に強烈なインパクトを残しました。(ただし、日本は除く)
AMDにも何かを期待したいところです。
AMDのGPU Radeonシリーズ
Radeon 7000シリーズ
Radeon RX 6000シリーズ
※ SAPPHIREはAMD Radeon専業のメーカーであり、Radeonのリファレンス的なメーカーです。