Intelの新しい「Arrow Lake-S」デスクトップCPUが中国の小売チェーンに登場したようだ。
IntelのArrow LakeデスクトップCPUの次のラウンドは、「K無し & Fモデル 」を含み、2025年のCESで発表される予定である。
チーム・ブルーは、2025年のCESで「Core Ultra 200」デスクトップCPUの次のラウンドを発表する予定です。
現在、@harukaze5719によって共有された情報によると、Intelは今後数週間のうちに合計4つの非K SKU、特にCore Ultra 9 285、Ultra 7 265、Ultra 5 245、Ultra 5 225を発表するようだ。
これらのモデルの最初の画像は中国で公開され、これらのCPUをシステムインテグレーターに出荷する際に使用される「トレイ包装」の内部が写っている。
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幸いなことに、CPU-Zのスニペット(@harukaze5719経由)にも上記の「非K」モデルの概要が掲載されているが、それらは「エンジニアリング・サンプル」と表示されており、スクリーンショットが示す数値は最終的なものではない可能性がある。
スペックに飛び込むと、IntelのCore Ultra 9 285は24コア構成(8PE + 16E)で、最大TDPは65W、ブーストクロックは最大5.6GHzとされている。
Core Ultra 7 265は20コア構成(8PE+12E)で、ブーストクロックは5.3GHz、TDPは65Wとなる。
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よりミドルレンジのモデルでは、コア数が(6P+8E)のCore Ultra 5 245が優れていると言われているが、驚いたことに、この特定のモデルのコア構成を見るのは今回が初めてだ。
最大クロックは5.1GHz、TDPは65Wとされている。
Core Ultra 5 225の場合、このモデルは6P + 4Eのコア構成で、最大クロックは4.9GHz、TDPは64Wとなる。
「K無し」SKUだけでなく、複数の「F」モデルも中国の小売チャンネルに登場している。
「Core Ultra 5 230F」や「Core Ultra 7 265F」といったモデルが登場し(@realVictor_M経由)、先のモデルは中国市場限定と言われている。
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全体として、ARL-Sのラインナップがどのように形作られるのかがわかった。
IntelのCES 2025基調講演で正式に発表され、「Core Ultra 200」CPUラインアップの追加バリエーションが発表される予定だ。
今のところ、正式発表は1月13日に予定されている。
Intel Arrow Lake-SデスクトップCPUラインナップ(暫定版):
CPU 名 | アーキテクチャー (P/E) | コア数/ スレッド数 | ベースクロック (P/E コア) | 最大ブースト (P/E コア) | 全コアブースト (P/E コア) | キャッシュ (L3) | TDP (PL1) |
Core Ultra 9 285K | Lion Cove / Skymont | 24/24 (8+16) | 3.7 / 3.2 GHz | 5.7 / 4.6 GHz | 5.4 / 4.6 GHz | 36 MB | 125W |
Core Ultra 9 285 | Lion Cove / Skymont | 24/24 (8+16) | 2.5 / 1.9 GHz | 5.6 / 4.6 GHz | 4.6 / 4.6 GHz | 36 MB | 65W |
Core Ultra 9 285T | Lion Cove / Skymont | 24/24 (8+16) | 1.4 / 1.2 GHz | 5.4 / 4.6 GHz | 4.7 / 4.5 GHz | 36 MB | 35W |
Core Ultra 7 265K | Lion Cove / Skymont | 20/20 (8+12) | 3.9 / 3.3 GHz | 5.5 / 4.6 GHz | 5.2 / 4.6 GHz | 33 MB | 125W |
Core Ultra 7 265KF | Lion Cove / Skymont | 20/20 (8+12) | 3.9 / 3.3 GHz | 5.5 / 4.6 GHz | 5.2 / 4.6 GHz | 33 MB | 65W |
Core Ultra 7 265 | Lion Cove / Skymont | 20/20 (8+12) | 2.4 / 1.8 GHz | 5.3 / 4.6 GHz | 5.1 / 4.6 GHz | 33 MB | 65W |
Core Ultra 7 265F | Lion Cove / Skymont | 20/20 (8+12) | 2.4 / 1.8 GHz | 5.3 / 4.6 GHz | 5.1 / 4.6 GHz | 33 MB | 35W |
Core Ultra 7 265T | Lion Cove / Skymont | 20/20 (8+12) | 1.5 / 1.2 GHz | 5.2 / 4.6 GHz | 4.6 / 4.5 GHz | 33 MB | 65W |
Core Ultra 5 245K | Lion Cove / Skymont | 14/14 (6+8) | 4.2 / 3.6 GHz | 5.2 / 4.6 GHz | 5.0 / 4.6 GHz | 24 MB | 125W |
Core Ultra 5 245KF | Lion Cove / Skymont | 14/14 (6+8) | 4.2 / 3.6 GHz | 5.2 / 4.6 GHz | 5.0 / 4.6 GHz | 24 MB | 65W |
Core Ultra 5 245 | Lion Cove / Skymont | 14/14 (6+8) | 3.4 / 2.9 GHz | 5.1 / 4.5 GHz | 4.9 / 4.5 GHz | 24 MB | 65W |
Core Ultra 5 235 | Lion Cove / Skymont | 14/14 (6+8) | 3.4 / 2.9 GHz | 5.0 / 4.4 GHz | 4.8 / 4,4 GHz | 24 MB | 65W |
Core Ultra 5 225 | Lion Cove / Skymont | 10/10 (6+4) | 3.3 / 2.7 GHz | 4.9 / 4.4 GHz | 4.7 / 4.4 GHz | 21 MB | 65W |
Core Ultra 5 225F | Lion Cove / Skymont | 10/10 (6+4) | 3.3 / 2.7 GHz | 4.9 / 4.4 GHz | 4.7 / 4.4 GHz | 21 MB | 65W |
Core Ultra 3 205 | Lion Cove / Skymont | 8/8 (4+4) | 3.9 / 3.3 GHz | 4.8 / 4.2 GHz | 4.7 / 4.2 GHz | 15 MB | 65W |
解説:
2025年1月に発売されるK無しモデルの情報がリークしました。
性能が出ないという微妙な問題を抱えるIntelですが、ラインナップはこれまで通りに発売されるようです。
K無しモデルのほか、一部で流通しているTモデルもラインナップされています。
こうした幅の広いラインナップはさすがはIntelといったところです。
この幅の広いラインナップはIntelの卓越したダイの選別能力がなせる業ですが、この選別能力が外部Fabの製品にも発揮されるのかどうかは気になるところです。
いずれにしてもK付モデルはマニア向けですが、K無しのモデルは幅広い層に向けて発売され数もできますので、こちらが本番といえるかもしれません。
盤石だったIntel神話が崩壊しつつありますが、ラインナップはまだ健在です。
さて、K無しモデルはどのくらい売り上げられるでしょうか?
気になるところです。
Core Ultra 200Sシリーズ
ソケットLGA1851
Intel 第14世代Coreシリーズ
ソケットLGA1700
※ 末尾にFがついているモデルはGPUがありませんのでご注意ください。