LenovoのLegion Go Sは、AMD Ryzen Z2 SoCを搭載しながら、価格は600ユーロと大衆向けに理想的だと言われているが、オリジナルのLegion Goハンドヘルドよりも遅いハードウェアを誇ることになる。
Lenovo Legion Go Sは、8インチのディスプレイ、55Whのバッテリーを誇り、8コアのAMD Ryzen Z2 SoCを採用する。
より手頃な価格のハンドヘルド機を求めて、Lenovoは、最近のリークが事実であれば、少なくともメインプロセッサーについては、もう少し低い構成にした。Lenovo Legion Goは、最も成功したハンドヘルド機の1つであり、今日最もパワフルではないかもしれないが、市場で最も優れたハンドヘルド機のいくつかに対抗できることは確かだ。
同社は現在、より新しいハードウェアを搭載した別のゲーム用ハンドヘルド機の開発に取り組んでいる。
WinFutureの報道によると、同社はLegion Goよりも小型のハンドヘルド機を製造しており、その名は「Legion Go S」。オリジナル版とは異なり、Ryzen Z2チップ(Ryzen Z2 Extremeとは異なる)が搭載され、スペックから推測すると、Legion Goで使用されたRyzen Z1 Extremeよりも低速だと思われる。
しかし、それによってLenovoはLenovo Goハンドヘルドよりも安い価格をつけることができる。
WinFutureによると、このハンドヘルド機の価格は、ヨーロッパの小売店あたり600ユーロ程度になる可能性があるという。
まだ公式発表ではないので、もっと高くなるかもしれないし、安くなるかもしれない。従って、欧州価格ではLenovo Goより200ユーロほど安くなる。
つまり、EU地域では20%の付加価値税がかかるため、NA市場の公式価格はもっと安くなるはずだ。
これにより、Legion Go SはROG AllyやSteam DECK LCDバージョンと直接競合することになる。
詳細な仕様はまだ明らかになっていないが、Legion Go Sは8コア/16スレッドのZen 3+ベースのSoCを採用し、統合グラフィックスとしてRadeon 680Mを搭載する。
そのため、Legion Goより下位になるが、メモリは16GB LPDDR5を維持すると思われる。
画面サイズも8.8インチから8インチに縮小され、解像度も2560×1600pから1920×1200pと、ハードウェア構成に合ったものになる。
リフレッシュレートは144Hzから120Hzになるが、バッテリー駆動時間は49.2Whから55.5Whに延びた。
正式な発売日は不明だが、2025年第1四半期に発売されると予想される。
解説:
Legion Go Sは8コア/16スレッドのZen 3+ベースのSoCを搭載、グラフィックスはRadeon 680Mです。
Ryzen Z2には無印とExtremeがありますが、こちらは無印の方です。
非常に安価になるようで税込600ユーロ程度となるようですね。
北米ではもっと安価になることが期待できるようです。
AMDはlenovoと結構仲良しです。
弾不足だったThreadripper5000シリーズもLenovoに優先供給していました。
ある程度開発力や販売力、サポート力のあるベンダーの方が自社の負担が少ないからなのでしょうね。
Lenovoは携帯ゲーミングPCでは後発ですが、その分価格はかなり頑張るようですね。
図体の大きい会社は動き出すまでに時間がかかりますが、動いてからは早いです。
そのため、前世代のLegion GOは遅きに失した感がありましたが、そこに市場があると確信できれば全力で突っ込んできます。
この辺りはHPやDellよりは動きが早く、Lenovoらしいですね。