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UBI Soft、Nvidia、Inworld AIが提携し、AIが反応する「Neo NPC」ゲームキャラクターを制作へ

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悪名高い捏造「プロジェクト・マイロ」のようにNPCに話しかけることが、今後のUBI Softのゲームに本当に登場するかもしれない。

今年のGame Developer's Conference(GDC 2024)において、ユービーアイソフトは自社とInworld AI、そしてNvidiaのAudio2Face技術とのコラボレーションの成果として、人間のプレイヤーに直接話しかけることができる「Neo NPC」を披露した。

これは、時に恐ろしく、時に圧倒されるジェネレーティブAIの強力な力によって実現したもので、昨年InworldがXboxのパートナーとして初めて登場したときから期待していたものだ。

興味深いことに、対話可能なAI NPCの例は、実はこれが初めてではない。

Steamのインディーズ殺人ミステリーゲーム「Vaudeville」は2023年6月にアーリーアクセスでリリースされ、会話可能なNPCの数々で大きな話題を呼んだ。

Neo NPCsと同様、VaudevilleもInworldのAIをキャラクターに活用したが、プログラミングやボイスは最終的にかなり限定的なものだった。

ゲームデザインに現代的なAIを活用した史上初の例として、『Vaudeville』はある程度の可能性を示したが、現実的に考えて、ロックスター・ゲームスの同じようなテーマの往年の名探偵ゲーム『L.A. Noire』には及ばない。

GDCでの会場デモは限定的だったが、ヴォードヴィルと比べると、この「ネオNPC」はかなり進化しているようだ。

とはいえ、UBI Softのようなリソースを持つ企業であれば、小さなインディーズデベロッパーよりもAI技術を活用できるのは当然だろう。

UBI Softのライティングやゲームデザインの停滞についてはどうであれ(それについて言いたいことがある人もいるだろう)、現代のユービーアイソフトのゲームを非難できる最後の理由は、プロダクションバリューの低さだろう。

不気味の谷を克服し、ジェネレーティブAI駆動のNPCで真に没入感のある体験を提供するためには、AAAスタジオのリソースが必要なのかもしれない。

Neo NPC "で注目されているもうひとつの側面は、NPCにあらかじめ書かれたバックストーリーや動機を持たせることができる点だ。

実際、プレイヤーがその目標に反することを言おうとも、キャラクターとその答えを設定に没入させ続けるのに役立っている。

ナラティブ・ディレクターのヴィルジニー・モッサーは、「とても変わっています。

でも、生まれて初めて、自分が作ったキャラクターと会話ができる。子供の頃から夢見ていたことです。"

この進歩はクールだが、ユービーアイソフトのNeo NPCは現在、いくつかのプレイアブルなショー会場での体験に限られており、プレイヤーが実際に使えるものはまだ何もないことに注意する必要がある。

しかし、この技術が存在するということは、そう遠くない将来、『Assassin's Creed』のゲームで、プレイヤーがそのタイトルで体現している歴史上の人物を完全に代弁することになるかもしれない。

ソース:Tom's Hardware - Ubisoft, Nvidia, and Inworld AI partnership to produce "Neo NPC" game characters with AI-backed responses

 

 

 

 

解説:

AAAタイトルでAIが反応するNPCを制作

UBI Soft、Nvidia、Inworld AIが提携し、AIが反応する「Neo NPC」ゲームキャラクターを制作するようです。

カスタマイズしたLLMをゲーム内に組み込むのだと思いますが、現時点ではかなりリソースを食うと思います。

AAAタイトルのような莫大な資金力のあるプロジェクトが必要なのでしょう。

これ自体はとても素晴らしい話だと思います。

未来のNPCは音声で会話し、自然な受け答えをしてくれるかもしれません。

そうなればいちいち一体一体にNPCのセリフを設定する必要がなくなるかもしれませんね。

最終的にはわたくしがXで書いているように、ある程度の条件を設定すれば世界そのものを生成する開発ツールなども登場するかもしれません。

昔、毎回違ったワールドを生成する「ティル・ナ・ノーグ」という国産のRPGがありました。

最終的にはワールドやモンスター、NPCも含めて毎回すべての要素を生成するゲームも出てくるかもしれません。

 

気になるのは・・・

AAAタイトルの開発企業はスウィートベイビー社のようなポリコレコンサル企業のメンバーが多数が入りこんでいます。

そのため、鼻につく無理やりなポリコレ表現やゲームの登場キャラをあえて不細工に設定したり、近年のゲームの変化はそう言った企業に大きく影響されています。

こうした企業のメンバーは雇用に大きく影響を及ぼしており、「白人男性の有能な開発者」と「黒人、LGBTQの素人開発者」だと「黒人、LGBTQの素人開発者」を優先して雇用し、「白人男性の有能な開発者」を追い出しています。

ポリコレ汚染が進んでいる映画界ではこの傾向ですでに相当の映画制作能力が失われており、ヒットする映画を作り出す能力がなくなっているようにわたくしの目には見えます。

AAAタイトルの制作会社がポリコレに配慮するのはブラックロックやバンガードといった投資企業がポリコレにどのくらい配慮しているかをスコア化し、スコアが低いと出資が受けられなかったり、条件が不利になったりするようです。

そのため、カナダ近辺に300以上あるといわれているスイートベイビー社のようなポリコレコンサル企業のメンバーを社員にせざるを得ない制作体制になっているようです。

こうしたポリコレコンサル企業のメンバーは白人男性を差別して雇用させないようにするという発言をXで繰り返して炎上しています。

差別から始まった逆差別に節度を求めることは難しいでしょう。

投資企業がこのような体制を進めていますので、未来においてAAAタイトルは今のハリウッド映画のように売り上げが激減しもう商売として成り立たなくなる可能性が高いというより、ほぼそうなると思います。

なぜなら、すでに映画でそうなっているからです。

こうしたことが障害になってゲームの世界では金のかかる技術は日の目を見ない可能性があります。

NeoNPCは素晴らしいと思う反面、こうしたポリコレに配慮する動きがその技術の障害になっていくのではないかなあと思います。

自由な表現が許されるのは自社で資金を調達する中規模以下の開発、具体的にはインディーズゲームの開発企業のみになるのではないでしょうか。

こうした企業は今のAI技術のような莫大な投資が必要な技術を使うことは難しく、ポリコレに汚染されていない「まっとうな」ゲームは最新技術が使えない可能性が高くなるのではないかと思います。

すでにゲーム機の独占タイトルではAAAゲームの開発費を回収するのが難しくなっており、ポリコレ表現がそれにトドメを刺す形になりそうだなと個人的には感じています。

アメリカのエンタメ業界のポリコレ汚染はすでに「儲けよりポリコレ表現を優先する」というところまで来ています。

ゲームは映画を超え、エンタメの王者になったと思います。

しかし、今の状況を見ていると頂点を極めたらあとは落ちていくだけということになりそうです。

 

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