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AMDの新Ryzen APU、シングルコアで目覚ましい性能向上 - シングルコア・ベンチマークでRyzen 5 8500GがRyzen 5 5600Gを32%上回る

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Ryzen 8000Gでは、マルチコアの大幅な改善は見られない。

AMDが間もなく発表するRyzen 8000G APUは、ゲーム向けの最高のCPUに匹敵する性能を備えているかもしれない。

AMDが間もなくリリースするRyzen 5 8500GのGeekbench 5 CPU結果が公開され、シングルスレッド性能では旧型のRyzen 5 5600Gよりはるかに高速だ(via @Olrak29_)。

しかし、マルチスレッド性能はRyzen 5 5600Gより小幅にしか向上していない。

Ryzen 5 8500GはAMDのPhoenixシリコンをベースにしており、Geekbench 5の結果によると、6コア、12スレッド、5GHzのブーストクロックを持つ。

しかし、この結果では、Ryzen 5 8500GがプレーンなZen 4コアを搭載したオリジナルのPhoenixシリコンを使用しているのか、それとも最大2つのZen 4コアと4つのZen 4cコアを搭載したPhoenix 2ダイを使用しているのかは明らかにされていない。

ある噂によると、Ryzen 5 8500GはハイブリッドPhoenix 2チップを使用しているとのことだが、Geekbench 5ではこの点については明らかにされていない。

Ryzen 5 8500G Geekbench 5スコア

Ryzen 5 8500GRyzen 5 5600G
シングルコア
スコア
1,9651,490
マルチコア
スコア
8,7687,787

比較のためにRyzen 5 5600Gのレビュー結果を入手したところ、Ryzen 5 8500Gはシングルスレッド性能で約32%のリードを獲得し、大幅に向上していることが明らかになった。

しかし、マルチスレッド性能では同様の向上は見られず、Ryzen 5 8500Gではわずか13%の向上にとどまっている。

通常、シングルスレッドとマルチスレッドの性能向上は両立するため、この結果は少し意外だ。

しかし、未発表のハードウェアであるため、この結果には割り引いて考えてほしい。

この性能は、Ryzen 5 8500GがPhoenix 2チップを使用しているのであれば納得がいく。

AMDはすでに、PhoenixベースのRyzen 5 7640Uが20ワット台でハイブリッドのRyzen 5 7545Uを上回り始めることを確認している。

Ryzen 5 8500Gはおそらく65ワットのチップなので、Zen 4コアと4cコアの性能差は広がるばかりで、おそらくかなりの差になるだろう。

Ryzen 5 8500Gと残りのRyzen 8000Gラインアップは、2024年のCESで発表される見込みだ。AMDはイベント初日の1月8日に発表する。

"together we advance_AI "と題されたRyzen 8000Gシリーズは、そのニューラル・プロセッシング・ユニット(NPU)のおかげで適合するだろう。

少なくとも一部のRyzen 8000Gチップは、Ryzen 8040 Hawk Point APUに搭載されているより高速なNPUを搭載しているかもしれない。

ソース:Tom's Hardware - AMD's new Ryzen APUs show impressive single-core gains — Ryzen 5 8500G outperforms Ryzen 5 5600G by 32% in single-core benchmark

 

 

 

 

解説:

Phoenix2の皮肉な結果

8000Gシリーズの中ではローエンドの8500Gは5600Gと比較すると約32%シングルスレッド性能が向上しているそうです。

しかし、マルチスレッド性能は13%程です。

こちらはおそらく、ハイブリッド構成の恩恵のようにわたくしは思います。

皮肉なことにハイブリッドの有用性をPhoenix2は証明しているということですね。

ROG Allyに搭載されているRyzen Z1も内蔵GPUの性能がCU数の割にかなり高いですが、Phoenix2はかなりワットパフォーマンスの高いチップのようです。

Intelのハイブリッドはシングルスレッド性能とマルチスレッド性能を両立するための仕組みでしたが、AMDの場合、PコアとEコアにそこまで差がないため、コアの実装は6コアにとどまっています。

7950Xと5950Xのシングルスレッド性能が十数%程度の差しかないところを考えるとハイブリッドの恩恵と考えるのが正しいのではないでしょうか。

AM5は不振が続いており、amazonのランキングを見ると依然AM4が人気です。

当面のデスクトップ最安モデルになるとみられる8500Gや8300Gがどのくらいの価格になるのかでAM5の売れ行きにもかかわってくるように思います。

A620マザーボードも発売されて、かなり価格がこなれています。

あとはDDR5とCPUの価格が下がれば、いよいよ普及価格帯に入ってくるということになります。

Phoeinx2ダイは面積120mm2台ですから、価格的にはかなり期待できるのではないかと思います。

性能はIntelに先を行かれていますから、あとはどのくらいの価格で出せるのかというのが争点になると思います。

AM5は円安の時期にオーバーラップしましたので売り上げが厳しいのでしょうが、やはり普及価格帯のテコ入れは必要だと思います。

A620はAM5のローエンドですが、M.2もPCIeスロットもGen4対応になっていますので、B550よりも高性能です。

あとは安価なCPUが出てくれればかなりコスパの高い自作ができると思います。

 

 

Ryzen 9000シリーズ

 

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