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Intel "Meteor Lake" Core Ultra 7 CPUは16コア、クロック5.0GHzを搭載

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Intel Core Ultra 7 1002H、別名Core Ultra 7 165H、クロック5GHz

先週、インテルが今年後半にリリースを予定している次期CPUシリーズ「Meteor Lake」に関する複数のリークがあった。

新たな情報開示の中で、インテルは新たな命名規則を導入する意向であり、次期モバイル・シリーズを "Core Ultra 100H "と命名する可能性があることが明らかになった。

このネーミング・アプローチは、以前遭遇した1000Hエンジニアリング・サンプルとは異なるものである。

とはいえ、これらの1000Hサンプルは、ボード・パートナーやインテル自身によって、まだかなりの数がテスト中である。

Core Ultra 1002Hと表示された最近登場したCPUは、新しいプロセッサーではない。

この試作サンプルは、インテルがCore Ultra 165Hとして販売するものに相当する可能性が高い。

このCPUは、6個のPコアと10個のEコア(うち2個はSoCダイに配置される)を搭載する。

仕様は165H SKUとさらに一致し、ブーストクロックは4.988GHz(つまり5.0GHz)に達する。

異なる命名法とインテルのリファレンス・プラットフォームでのテストを考えると、このCPUは、しばしば異なる命名規則によって特徴付けられる認定サンプルを表している可能性が高い。

165Hも1002Hも理想的とは思えないが、前者は次期Core Ultraラインナップの上位SKUとしてよりふさわしい。

性能面では、このCPUはシングルコアのGeekbench V6ベンチマークで2439ポイントを達成し、これまでのMeteor Lake CPUの中で最高得点を記録した。

マルチスレッド性能に関しては、優れた結果を目の当たりにしているものの、そのばらつきはわずか1.4%で、誤差の範囲に収まっている。

Geekbench V6のパフォーマンス

Single-Core  ↓Multi-Core
Core Ultra 7 1002H
Intel Corporation
Meteor Lake Client Platform
16C/22T2,439 (100%)12,668 (99%)
Core Ultra 7 155H
HP Spectre x360
2-in-1 Laptop 16-aa0xxx
16C/22T2,346 (96%)12,853 (100%)
Core Ultra 7 155H
HP Spectre x360
2-in-1 Laptop 16-aa0xxx
16C/22T2,294 (94%)12,749 (99%)
Core Ultra 7 155H
HP Spectre x360
2-in-1 Laptop 16-aa0xxx
16C/22T2,229 (91%)12,769 (99%)
Core Ultra 7 155H
HP OMEN Transcend
Gaming Laptop 14-fb0xxx
16C/22T2,226 (91%)12,595 (98%)
Core Ultra 7 155H
HP OMEN Transcend Gaming Laptop 14-fb0xxx
16C/22T2,208 (91%)11,563 (90%)
Core Ultra 7 155H
HP Spectre x360 2-in-1 Laptop 16-aa0xxx
16C/22T2,182 (89%)7,643 (59%)

参考までに、Core Ultra 7 1002Hをラインナップに加えたが、これは小売向けSKUにはならないだろう。

もしCore Ultra 7 165Hがこの試作サンプルに基づくものであれば、ベースクロックは3.4GHzとなり、155Hの3.8GHzより少し低くなると予想される。

Intel Meteor Lake-H モバイル・シリーズ

コア数/
スレッド数
コア構成
P/E/SoC
-コア数
ベース
クロック
ブースト
クロック
Core Ultra 9 185H 16C/22T 6+8+2不明 5.1 GHz
Core Ultra 7 165H 16C/22T 6+8+2不明 5.0 GHz
Core Ultra 7 1002H (ES) 16C/22T 6+8+2 3.4 GHz 5.0 GHz
Core Ultra 7 155H 16C/22T 6+8+2 3.8 GHz 4.8 GHz
Core Ultra 5 125H 14C/18T 4+8+2不明 4.5 GHz

ソース:Videocardz.com - Intel “Meteor Lake” Core Ultra 7 CPU spotted with 16 cores and 5.0 GHz clock

 

 

 

 

解説:

MeteorLakeの16C22TのGeekbench6の結果がリークしています。

Raptorlake13900Kがシングル2954、マルチ19927ですから、性能では及んでいませんが、モバイルCPUとしてはなかなかの性能であることは確かです。

これから最適化が進めばもっと性能が上がる可能性もあります。

しかし、MeteorLakeの最大のウリはこうした性能だけではなく、VPUとその周辺のソフトウェアだと思います。

これらのAI/ML機能がどのような体験を我々に提供してくれるのか今から楽しみです。

自作PCユーザーはローカルに最も強力なAI/ML性能を保有しているユーザーですが、それだけにこれらの機能がコモディティ化した時に一番それが実感できない立ち位置にいるユーザーなのかもしれません。

RTX4090が世に出て、フレームジェネレーションが世界に姿を現したとき、それが下まで降りてきたら何が起きるのかを予測した人はいなかったように思います。

それは、nVIDIAが意図したこととは言え強者を益々強者たらしめるために使われたからです。

しかし、これがコモディティの強化に使われるとき、世界は大きく変わると思います。

MeteorlakeもAI/ML機能を搭載していますので、それがどのように使われるのかは注視しています。

やはり、今の我々の想像もしない使われ方をする可能性があるからです。

 

 

 

Core Ultra 200Sシリーズ

ソケットLGA1851

Core Ultra 285K

 

Intel 第14世代Coreシリーズ

ソケットLGA1700

 

※ 末尾にFがついているモデルはGPUがありませんのでご注意ください。

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