インテル初のMeteor LakeとRaptor Lake Refreshの詳細
YouTuberのMoore's Law is Deadによって、次世代ノートPCシリーズに関するインテル初のスライドが公開された。
最新のプレゼンテーションスライドで、次期モバイルプラットフォームのコア数がついに明らかになった。
同社は以前、最上位チップにRaptor Lake Refreshを使用することを確認していたが、シリーズの大半は全く新しいMeteor Lakeラインナップに依存するようだ。
CPUシリーズの階層を示すスライドは、6つのパワーセグメントの継続を示している。
インテル次期モバイルSKUラインナップ
- 7W(Meteor Lake) 5~9コア - (最大1P+8E)
- 9W(Meteor Lake) 6~10コア - (最大2P+8E)
- 15W(Meteor Lake) 6~12コア - (最大4P+8E)
- 28W(Meteor Lake) 10~14コア -(最大6P+8E)
- 45W(Meteor Lake)12~14コア-(最大6P+8E)
- 55W(Raptor Lake Refresh) 14~24コア-(最大8P+16E)
興味深いことに、インテルは「Meteor Lake Lineup」を強調しているにもかかわらず、Raptor Lakeが含まれていることは、「RPL」(Raptor Lake)と表示された最後の欄で明らかである。
CPUコア数のズレを除けば、大きな違いはMeteor LakeのGPUアップグレードにあり、Alchemistをベースにした最先端のXe-LPGアーキテクチャを誇る。
一方、Raptor Lakeを搭載する上位SKUは、32基という制限付きで現行と同じアーキテクチャを維持する。
さらに、Meteor Lakeのアップグレードされたグラフィックは、最大8ユニットに達するXeコアで紹介され、それによって既存のArc A380 GPUと同様に、128個のVector Enginesと1024個のFP32コアの可能性を提供する。
さらに、新しいスライドではXe-LPGアーキテクチャが紹介され、電力と面積の最適化、高度なDX12Uグラフィックスのサポート、グラフィックスコアの能力が33%向上したことが強調されています。
インテルが新プラットフォームの発表を準備している中、MLIDが本日公開したスライドにはまだ多くの詳細が欠けている。
最終的なSKUの名称やクロックなどだ。しかし、インテルは現在、9月のイノベーション・イベントでより多くの情報を発表する可能性が高い。
解説:
モバイルMeteorLake、Raptorlake Refleshの情報がリーク
もはや時代はモバイルか?
著名YoutubeチャンネルのMLIDから次期モバイルCPUの情報がリークしました。
MeteorLakeで低電圧のラインナップを固めて、大型モバイルはRaptorlake Refleshと言うラインナップになるようですね。
注目なのは、MeteorlakeのIPC向上率と内蔵GPUの性能でしょう。
今のところ、MteorlakeはAMDのAPUとバッティングしていませんが、徐々に内蔵GPUの性能が上がっていることを考えると遠からず完全に全面対決することになると思います。
IntelはAMDと違ってGPU性能が高いとかなり高い値段を付けますからセグメントとして今世代は直接バッティングすることは無いと思います。
しかし、40CUに増える次世代のStrix HaloとIntleがGPUを強化したArrowLakeかLunarLakeで丁度今のPS5やXbox SXのSoC以上の性能になったミドルレンジクラスの内蔵GPUを搭載したAPU/CPUで全面的に対決することになるかもしれません。
デスクトップに降りてきてほしいというのは私の願望ですが、もし仮にIntel版Strix Haloが出るならば、デスクトップや自作PCにも大きな影響を与えるると思います。
そうなったらラズパイと同程度のサイズでミドルクラスGPUの性能を持つ製品がバンバン発売されたり、CyberPunk2077のようなかなり重たいゲームでもフルオプション・FullHDで60FPSを出せるようになるかもれしません。
ノートCPUとこれらの小型PCが安価で発売されるようになれば、FullHDゲーミングは単体GPUが一掃されてしまう可能性もあります。
これらの変化はここ2-3年の内にやってくると私は考えています。
Core Ultra 200Sシリーズ
ソケットLGA1851
Intel 第14世代Coreシリーズ
ソケットLGA1700
※ 末尾にFがついているモデルはGPUがありませんのでご注意ください。