AMD Radeon RX 7900 XTがついに800ユーロを切る
Radeon RX 7900 XT GPUをベースにしたXFXのリファレンスデザインが、800ユーロを切る価格で販売されるようになりました。これは、ヨーロッパにおけるこのカードの最安値です。
グラフィックスカードの低価格化の最前線にいるドイツのMindfactoryは、Radeon RX 7900 XTグラフィックスカードをフィーチャーした新しいプロモーションを発表しました。問題のカードは、現在799ユーロで販売されているXFXのAMDリファレンスデザインです。
このモデルは、5376個のストリームプロセッサと20GB 320bit GDDR6メモリを搭載したNavi 31 XT GPUをカットダウンしているのが特徴です。
また、このモデルは、デフォルトで355Wを使用するXTXモデルと比較して、315Wの低いTBPを備えています。以上がXTとXTXモデルの主な違いであり、100ドルの希望小売価格の違いを正当化するのに十分なものでした。
結局のところ、899ドルの希望小売価格は、長くは続かなかった。
AMD Radeon RX 7900 XTは、GPUコミュニティから比較的冷たい反応を受け、すぐにAMDとボードパートナーにこのモデルの価格を見直すよう迫りました。XTはすでに3月に800ドルを割り込み、4月にはわずか762ドルまで値引きされました。
ヨーロッパのゲーマーにとっては、800ユーロがこのカードの現在の最低価格であり、他の地域では約849ユーロで販売されています。
このカードは12月に希望小売価格1049ユーロで発売されたので、わずか6ヶ月で24%も値下げされたことになる。
同様に重要なのは、このキャンペーンがAMDの新しい「Game ON」プロモーションの一部であることです。
つまり、ゲーマーの皆様には、バイオハザード4のゲームコードが提供されることになります。
ソース:Videocardz.com - AMD Radeon RX 7900 XT is now available for 799 EUR in Germany (24% below MSRP)
解説:
RX7900XTがドイツで800ユーロを切る
1ユーロ約150円なので日本円に直すと119850円と言うことで数字を丸めると119,800円と言うところでしょうか。
既に日本でも似たような価格で販売されています。
仕様上、同価格帯のRTX4000シリーズと比較して特に劣っているとは思わないのですが、AIが大流行している昨今でPytorchがWindowsで使えないというのは大きなハンデになっているのかなと思います。
使わない人でも「できないことがある」と言われるとイメージとしてGeforceを選んでしまうことはあるのかなと思います。
当サイトでもLinuxでROCmを使ったPytorch2.0の使い方の方法を公開していますが、あまり多くの人がトライしているようには見えません。
RX7900XTなんてRTX4070Tiと同程度のゲーム性能で20GBもメモリを積んであるのに価格はかなり安いです。
これほど選ぶ人が少ないとなかなか厳しいものがあるなあと思います。
GPUは昔はゲームだけだったのですが、今は様々なことに使えます。
その中で「できないことがある」と言われると選ぶときに最初から選択肢から外されてしまうのでは致し方ないことなのかなと思う反面、ファンとしては寂しい限りです。
Linuxなら出来ますよとは言えますが、Linuxを使ってくださいと言えないのはなかなか辛いところです。
微力ながら、LinuxでStable Diffusion WebUiの動作方法を公開していますので、「Linuxでもよい」と言う方は是非とも当サイトの記事を活用してRX7900XTX/XTでStable Diffusion WebUIを動作させてください。
同クラスのGeforceよりはかなりお得です。
参考:更新:RDNA3に対応したROCm v5.5でStable Diffusion WebUIを動かす方法
AMDのGPU Radeonシリーズ
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※ SAPPHIREはAMD Radeon専業のメーカーであり、Radeonのリファレンス的なメーカーです。