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ゲームのヒロインが美人じゃなくなる可能性について

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今後発売されるゲームのヒロインが美人じゃなくなる可能性が出てきました。

一体なぜこんな話が出て来たのか、ソースを見てみましょう。

FeministFreqeuncy - ゲーム業界におけるフェミニズム運動団体

ソース:FeministFreqeuncy 公式サイト

彼女らは2009年から活動しており、2013年頃からその声が大きくなったようです。

「過度にセクシーすぎる女性キャラクターは「性差別を助長する」」

「ゲームの「エキゾチックな女性」表現が差別を助長」

と主張しており、海外のゲーマーからは疑問の声が上がっています。

日本のメーカーはこの手の批判にやたらと弱いので、DoAX3は海外では発売されませんでした。

この手の問題は海外ではGamersGateと呼ばれて議論の対象となっていますが、結論が出ないまま、上で挙げた「FeministFreqeuncy」代表のAnita Sarkeesian氏の殺害予告まで出されFBIが捜査する騒ぎにまで発展しました。

こうした人たちのことをネットでは「Social Justice Warrior」(ソーシャルジャスティスウォーリアー)と呼んでおり、日本語訳では「正義のミカタちゃん」というのがニュアンスも含めた翻訳になるのでしょうか。語感からわかる通り明らかな揶揄です。

あまりにもセンシティブすぎる困ったチャンというのが海外ゲーマーやパブリッシャーの本音なのでしょう。

しかし、彼女らの主張が功を奏した(?)のか、今後発売されるゲームに関してはびっくりするほどの美人は無くなりそうです。

デビルメイクライの例

デビルメイクライ4

DMC4ヒロイン

デビルメイクライ5

DMC4の女性キャラとDMC5の女性キャラの違いです。

デビルメイクライ5の方は明らかにびっくりするほどの美女ではなくなっていて、SWJの主張がだんだんと通っていることが見て取れます。

こうした動きは映画の世界にも広がっていて、海外映画の準主役級のキャラはありていに言って不美人が登場するようになっています。

正直、現段階では今後このような誰も得をしない方向に規制が進んでいくことになるのは簡単に予想できますね。

現実の世界で男性が美女を女性がイケメンを求めるのは遺伝子に刻まれた本能(外見が良いという形質を受け継ぐと良い異性に巡り合う可能性が高くなる)です。

しかし、実際に美男美女と巡り合ったり縁があった人はあまり多くはないので、物語の世界ではそうであってもよいと思いますし、だからこそ人気のある俳優、女優は美男美女が多いです。

 

こうした規制を回避する方法

ゲームと映画の最大の違いは実際にプレイできるか見てるだけなのかというところです。

ゲームの場合はキャラが操作できます。ほとんどすべてが作りものです。映画は現実の俳優のネームバリューなども映画の興行成績に大きな影響を与えます。

そのため簡単に俳優を差し替えることは出来ないと思います。

しかし、ゲームのキャラクターは基本的に全てポリゴンなのですから、こうした規制は買った後にダウンロードコンテンツとして配信することで回避できるんじゃないですかね。

その分工数がかかるならば、有料のDLCとすればよいのではないかと思います。

 

正義の味方が先導する世界の行き着く先

こうした主張をいちいち聞いていると最後には何もできなくなると思うのですが、日本でも海外でもノイジーマイノリティの大声は通りやすいようです。

私はこういうポリコレみたいなものは大嫌いですが、残念ながらこういうバカな主張をする連中は社会的に正しいとされています。

女性を差別するな、外見で差別するなということを究極まで突きつめると、全員が黒い着ぐるみを着て歩かなくなてはならなくなると思うのですが、そういう世界では誰も幸せにならないと思います。

現実の世界で女性はセクシーな服を着るな、メーカーはセクシーな服を売るなってところまで行ったら今度はファシズムの萌芽になると思うのですが、それまでこういう連中のバカな主張を野放しにしておくつもりなんでしょうか。

私はこういう規制の話を聞くといつもこの話を思い出します。

ナチスが最初共産主義者を攻撃したとき、私は声をあげなかった
私は共産主義者ではなかったから

社会民主主義者が牢獄に入れられたとき、私は声をあげなかった
私は社会民主主義ではなかったから

彼らが労働組合員たちを攻撃したとき、私は声をあげなかった
私は労働組合員ではなかったから

そして、彼らが私を攻撃したとき
私のために声をあげる者は、誰一人残っていなかった

反ナチ運動組織告白教会の指導者マルティン・ニーメラーの詩

彼女らに資金提供を行っている人間がいて、明らかに主張が通ってきていることを考えると、最終的に行き着く先は現実の人間に対する規制になるんじゃないかと思っています。

彼女らにそのつもりは無くても、その声の大きさを利用したい人間というのは少なからずいると思います。

一見非の打ち所の無い正論とか正しく見える主張というのはある種の人間にとっては非常に甘いささやきの様に聞こえることがあります。

彼女らの主張の内容とその主張がどこに向かっているかの方向性は注意しておくべき問題なのではいでしょうか。

私の視点はゲーマーとしての自由を制限されたというバイアスがかかっているので多少誇張されているかもしれませんが、現実の世界では正しく(見える)主張というのは大抵裏があります。

例えば、飛行機の騒音問題について抗議する人たちには裏で建〇会社が資金を提供していたりします。

防音工事に補助金が降りれば自分たちの利益になるからです。

こんな風に現実の世界では正義では誰も動かないのが普通です。

彼女らの主張に裏があるのかないのかについてはその国の歴史、風土、そこから発展した社会の構造に精通していなければ判断はつきませんが、私が自分の周りで見聞きしてきた経験から判断すると、あまりにも社会的に正しいとされる正論をぶつ人間というのは大抵裏があって信用できないです。

 

SkyrimなんかではBeautiful Followersという登場するキャラを美男美女にするMODが出ていますが、ゲームの未来の姿というのは案外アマチュアがMODで支えていくことになるのかもしれません。

参考記事:DAMONGE - 北米ゲーム業界を発端に社会問題にまで発展した「ゲーマーゲート問題」

 

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