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AMD RDNA 3 GPUはNVIDIA Ada Lovelace GPUよりも電力効率が高く、Navi 31とNavi 33は今年後半にテープアウト予定

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次世代Radeon RXグラフィックスカードに搭載されるAMD RDNA 3 GPUに関する新たな噂があります。

また、AMDは今年後半に最初のNavi 3X GPUを発表するようですが、これは驚くべきことに、NVIDIAの次世代GeForce RTX GPUに搭載されているゲーミングアーキテクチャよりも電力効率に優れています。

AMD RDNA 3「Radeon RX」GPUの噂。NVIDIA Ada Lovelaceよりも電力効率が高く、今年中にMCM設計の最初のテープアウトをする

つい先日、NVIDIAが次世代MCM GPU「Hopper」の最初のテープアウトを間近に控えているという情報を入手しました。

このHopper GPUは、おそらくTSMCの新しいN5(5nm)プロセスノードで製造されると思われますが、AMDは次世代チップレットとモノリシックなRDNA 3 GPUのダイにTSMCの5nmと6nmのプロセスノードを混在させると思われます。

AMD RDNA 3 「Radeon RX」 Navi 3X GPU テープアウト

NVIDIA Hopperはサーバー向け、AMD RDNA 3はコンシューマー向けというように、製品のセグメントに大きな違いがあります。

AMDのRDNA 3 GPUに対抗するNVIDIAの製品ラインはAda Lovelaceで、これらはモノリシックデザインを採用すると予想されている。

つまり、AMDのRDNA 3 GPUは、ゲーマーにMCMグラフィックス・アーキテクチャを提供する最初の製品となりますが、実際に発売されるのは2022年末になると思われます。

過去にNVIDIAとAMDのGPUに関する正しい情報を複数投稿している信頼性の高いリーカーであるKittyYYuko氏によると、AMDは今年の後半にRDNA 3グラフィックス・アーキテクチャをベースにした複数のNavi 3X GPUをテープアウトする予定です。

彼の最新のツイートによると、AMDは最初のMCD(Multi-Compute Die)GPUであるNavi 31を近日中に発表する予定です。

Navi 31に加えて、AMDはNavi 33 GPUを2021年の第4四半期に、Navi 32を2022年の第1四半期にそれぞれテープアウトする予定です。

なお、Navi 31とNavi 32はMCDを採用した唯一のチップであり、Navi 33は従来のモノリシックデザインを採用すると言われています。

AMDは、AMD Radeon RX 6000シリーズで、RDNA 2アーキテクチャを採用したNavi 21「Big Navi」GPUのフラッグシップモデルを初めて発表しました。

AMDは、次世代の「Radeon RX 7000」シリーズでも同じことを計画しているようです。

このシリーズは、まずエンスージアスト向けの製品を発売し、その後メインストリーム向けの製品を発売する予定です。

AMD RDNA 3 "Radeon RX" Navi 3X GPUデザイン、電力効率、メモリレイアウト

次に、Greymon55による一連の非常に興味深いツイートを紹介します。Greymon55は、アーキテクチャのアップグレードと、RDNA 3 GPUに期待されること全般について議論しています。

このツイートによると、NVIDIA Ada LovelaceとAMD RDNA 3の両方のGPUは、既存のGPUラインナップと同様に電力消費量が非常に多くなりますが、AMDはより効率的な製品を提供することになります。

現在の噂では、RDNA 3チップレットベースのGPUのMCDは非常に電力効率が高いことが判明しており、NVIDIAがゲーム分野でこれらに追いつくには、少なくとも1世代はかかると考えられています。

https://twitter.com/greymon55/status/1415977882526961670?ref_src=twsrc%5Etfw

また、興味深いのは、KittyYYukoがAMD RDNA 3 'Navi 31'のフラッグシップモデルには60個のWGP(120個のコンピュートユニット)が搭載されると述べているのに対し、Greymon55は最大160個のコンピュートユニットが搭載されると述べていることです。

しかし、Kopite7kimi氏は、1つのダイに120個のコンピュートユニットを搭載するのが正しい構成であり、フルチップでは15,360コアに達するはずだと述べています。

この80WGP(160CU)は、Big Navi 21 XTXのように、まだ知られていないハイエンド製品である可能性もあります。

また、チップレットベースのGPUと、Navi 33のような標準的なモノリシック製品とでは、CUの設計が大きく異なるという憶測もあります。

また、フロントエンドのシェーダエンジンにも大きな改良が加えられています。

AMD RDNA 3 GPUでは、Infinity Cacheの採用により、メモリの設計がより興味深いものになります。

Navi 31の「Radeon RX」GPUは、Navi 21の約4倍となる最大512MBのInfinity Cacheを搭載する予定ですが、バスインターフェースは256ビットのままです。

また、GDDR6メモリダイを採用していますが、周波数と電力のスペックはより高速で最適化されています。

次期RDNA 3 GPUは、ラスタライズ性能の面でNVIDIAを凌駕するとの噂がいくつかありました。

AMDは、Radeon RXグラフィックスカードのラインアップとして初めてMCMを搭載したGPUを提供することで、主導権を握ることになりそうです。

しかし同時に、NVIDIAはMCM GPUのラインナップに素早く移行し、Ampere GPUと比較して3倍以上の性能向上を実現すると予想されます。

以下がその性能向上の目安です。

※ 画像をクリックすると別window・タブで拡大します。

 

NVIDIA / AMD GPUロードマップ(噂)

201920202021202220232024
AMD
(RDNA 1)
AMD
(RDNA 2)
無しAMD
(RDNA 3)
無しAMD
(RDNA 4)?
NVIDIA (Turing Refresh)NVIDIA
Ampere
無しNVIDIA
Ada Lovelace
無しNVIDIA
Hopper

AMD RDNA 3 "Navi 3X "GPUを搭載したRadeon RXグラフィックスカードのラインナップは、既存のRDNA 2製品と比較して最大3倍の性能向上が期待されています。

AMDはFSRやRaytracingなどの次世代技術をすでに搭載しており、レッドチームとグリーンチームの間で次世代技術の競争が激化することが予想されます。

ソース:wccftech - AMD RDNA 3 GPUs To Be More Power Efficient Than NVIDIA Ada Lovelace GPUs, Navi 31 & Navi 33 Tape Out Later This Year

 

 

解説:

Navi3XGPUが続々テープアウト

2022年Q4から発売が始まるNavi3XGPUが続々テープアウトしているようです。

面白いことにNavi31はTSMC5nmのMCMチップになり、Navi33はTSMC6nmのモノリシック設計になるようです。

Navi31のSP数は諸説ありますが、10,240か15,360と言う説が出ています。

これが本当ならばなんとNavi21の2--3倍のSP数となります。

インフィニティキャッシュは512MBを搭載し、メモリバスは256bitのままですが、GDDR6を搭載すると言われています。

メモリの性能の不足はインフィニティキャッシュでカバーするということなのでしょう。

Navi33は6nmを使ったモノリシック設計になり、MCMではないようです。

Navi33とNavi31は設計の差がある可能性があるようです。

 

RDNA3とAda Lovelaceの性能競争はRDNA3有利か?

このRDNA3のNavi31のラスタライズ性能はLovelaceよりも高性能と言われています。

MCM版のRDNA3モデルは電力効率が良く、ギリギリまで消費電力を上げて性能を絞り出してもNavi31が有利になるということのようです。

記事中ではHopperがLovelaceの次になるような書き方がされていますが、そうではなく、HopperはMCM対応のサーバー向けのチップになりますので注意してください。

サーバー向けなのでDirextXの性能は奮わない可能性が大です。

 

いよいよRadeon復活か?

いよいよRadeon復活かと期待をかけたいところですが、残念ながら難しいのかなと言うのが私の現時点での判断です。

理由は

1.RadeonとGeforceでブランドの差が出来過ぎてしまったこと

2.現在はラスタライズ性能だけでなく、アップスケーリングの性能やレイトレーシングの性能も評価の対象になり、2世代目のレイトレーシング対応Radeonが、3世代目のLovelaceに勝てるとは限らないこと。

3.DLSSとFSRの登場により、(皮肉なことに)ラスタライズ性能があまり重要ではなくなってきていること。

この3点ですね。

また、RDNA3が圧倒的に人気になったとして、どのくらい生産できるのか?という問題もあります。

dGPU市場のたったの19%程度のRadeonをRDNA3になったから2倍の38%分作ろう・・・となるかと言えば難しいと思います。

今は工場のリードタイムやメモリ調達に関してもサイクルが長くなる傾向にありますので、ちょっと作って売れたから、倍調達しようとは簡単にはいかなくなっています。

今日発注したら明日すぐ届くというならば楽ですが、現実はそうではありません。

そのため、RDNA3のGPU自体の人気は問題が無かったとしても簡単には売り上げは伸ばせない可能性が大です。

RX6900XTはRTX3090と比較しても決して負けてないと思います。

しかし、現実は圧倒的にRTX3090(若しくはRTX3080Ti)の方が人気があります。

この点、やはりブランドの差が大きいのだと思います。

ただ、LovelaceはRTX3090のような高値のモデルは無くなるのではないかと私は考えています。

あとから、ほぼ同等の性能を持つお買い得モデルRTX3080Tiを出すハメになったのはひとえにnVidiaがBigNaviの性能を甘く見ていたからでしょう。

RX6900XTの性能はnVidiaの心胆を寒からしめるのに十分だったと思います。

その後継製品であるRDNA3の性能を甘く見ることは無いでしょう。

LovelaceのGA102が使われるフラッグシップモデルは最初から本気の仕様になると思います。

具体的に言えばRTX3090のような高額モデルではなく、RTX3080Tiのように極端に高くない価格付けになると思います。

 

AMD VS nVidiaの戦いの行方は・・・

AMDはRadeon+ゲーム機+Samsung製SoC(Exynos)、nVidiaはGeforce+ARM+任天堂Switchと版図を広げています。

FSR VS DLSSの覇権争いはこれらがどのくらい普及していくかと言うことにかかっていると思います。

当初、ゲーム機に食い込んでいるAMDが有利かと思っていましたが、nvidiaがARMを買収し、どうなるのかわからなくなってきました。

ARMの内蔵GPU Ardenoは元は古い世代(ATi時代)のRadeonで「Ardeno」は文字の並びを変えるとRadeonになります。

そのようにARMの内蔵GPUはRadeonの血統を受け継いでいるのですが、これもnVidiaが買収した結果どうなるかですね。

10年後はnVidiaがPCもdGPUも内蔵GPUも覇権を握る可能性が0ではなくなったと思います。

事は単体GPUだけの問題ではなく、nVidiaは今のゲーミングPC世界の盤面をそっくりひっくり返す力を持った鬼札のような存在に化けたと私は考えています。

 

 

 

 

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